新型コロナ再拡大で『ゲーム機市場』の活況が続く
三井住友DSアセットマネジメント株式会社(代表取締役社長 兼 CEO:猿田隆)は、経済イベントや市場動向に関するマーケットレポートを日々発行しております。このたび、マーケットレポート「新型コロナ再拡大で『ゲーム機市場』の活況が続く」を2020年12月16日に発行いたしましたので、お知らせいたします。
<今日のキーワード>
新型コロナの再拡大による巣ごもり消費を追い風に『ゲーム機市場』の活況が続いています。任天堂のゲームソフト「あつまれどうぶつの森」(「あつ森」)は巣ごもり生活の消費者の心をとらえ、これまで活況をけん引してきました。これに加えてソニーの次世代ゲーム機「プレイステーション(PS)5」とマイクロソフトの「Xbox」の新機種が11月に相次いで発売され、年末や新年商戦において『ゲーム機市場』の活況は続きそうです。
【ポイント1】『ゲーム機市場』は巣ごもり消費と新機種効果を追い風に好調
■新型コロナ感染の再拡大で忘年会や帰省、初詣などの自粛が予想されるなか、「巣ごもりの充実」に再び消費の軸足が移っています。年末年始の移動費用がかからない分だけ、家庭での消費を手厚くしようという世帯もありそうです。『ゲーム機市場』はこうした恩恵と11月に発売された新機種の相乗効果などにより活況が続くとみられています。
【ポイント2】ソニーの新機種は好調、任天堂の「あつ森」は記録的なヒット
■米マイクロソフトは11月10日に、ソニーは12日にそれぞれ通常版と廉価版の新型ゲームの2機種を発売しました。ソニーの家庭用ゲーム機「プレイステーション(PS)5」の国内販売の推計台数が11月末までに20万台を突破したとされ、現在も品薄状態が続いています。米マイクロソフトが発売した「Xbox」の新型機を大幅に上回っています。
■任天堂の「あつ森」は3月20日の発売以来、販売好調が続いており、約3カ月で国内累計販売500万本を突破しました。あらゆるゲームの記録を塗り替える勢いにあり、同社の歴代出荷本数1位の「スーパーマリオブラザーズ」(681万本)に届きそうな勢いです。人気の背景にはゲームの柱にコミュニケーションを据えた革新性と外出自粛で枯渇したコミュニケーション需要にフィットしたことがあります。
【今後の展開】中長期的にはクラウドの台頭への戦略が必要
■新型コロナの感染再拡大による在宅時間の増加やソニーとマイクロソフトの新型のゲーム機効果などから『ゲーム機市場』の活況は続きそうです。株価も12月14日時点で昨年末比ソニーは32.2%、任天堂は41.5%と大幅に上昇しています。ただ、グーグルなどが参入するクラウドゲームは現状、通信の遅延や通信料などの問題もあり、『ゲーム機市場』を脅かすほどではありませんが、将来的にはゲームの主流となるという見方もあります。中長期的には顧客基盤をさらに固め、クラウドゲームの台頭にそなえた取り組みが求められます。
※個別銘柄に言及していますが、当該銘柄を推奨するものではありません。
重要な注意事項
・当資料は、情報提供を目的として、三井住友DSアセットマネジメントが作成したものです。特定の投資信託、生命保険、株式、債券等の売買を推奨・勧誘するものではありません。
・当資料に基づいて取られた投資行動の結果については、当社は責任を負いません。
・当資料の内容は作成基準日現在のものであり、将来予告なく変更されることがあります。
・当資料に市場環境等についてのデータ・分析等が含まれる場合、それらは過去の実績及び将来の予想であり、今後の市場環境等を保証するものではありません。
・当資料は当社が信頼性が高いと判断した情報等に基づき作成しておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。
・当資料にインデックス・統計資料等が記載される場合、それらの知的所有権その他の一切の権利は、その発行者および許諾者に帰属します。
・当資料に掲載されている写真がある場合、写真はイメージであり、本文とは関係ない場合があります。
【三井住友DSアセットマネジメント株式会社について】
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第399号
加入協会:一般社団法人投資信託協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、
一般社団法人第二種金融商品取引業協会
新型コロナの再拡大による巣ごもり消費を追い風に『ゲーム機市場』の活況が続いています。任天堂のゲームソフト「あつまれどうぶつの森」(「あつ森」)は巣ごもり生活の消費者の心をとらえ、これまで活況をけん引してきました。これに加えてソニーの次世代ゲーム機「プレイステーション(PS)5」とマイクロソフトの「Xbox」の新機種が11月に相次いで発売され、年末や新年商戦において『ゲーム機市場』の活況は続きそうです。
【ポイント1】『ゲーム機市場』は巣ごもり消費と新機種効果を追い風に好調
■新型コロナ感染の再拡大で忘年会や帰省、初詣などの自粛が予想されるなか、「巣ごもりの充実」に再び消費の軸足が移っています。年末年始の移動費用がかからない分だけ、家庭での消費を手厚くしようという世帯もありそうです。『ゲーム機市場』はこうした恩恵と11月に発売された新機種の相乗効果などにより活況が続くとみられています。
【ポイント2】ソニーの新機種は好調、任天堂の「あつ森」は記録的なヒット
■米マイクロソフトは11月10日に、ソニーは12日にそれぞれ通常版と廉価版の新型ゲームの2機種を発売しました。ソニーの家庭用ゲーム機「プレイステーション(PS)5」の国内販売の推計台数が11月末までに20万台を突破したとされ、現在も品薄状態が続いています。米マイクロソフトが発売した「Xbox」の新型機を大幅に上回っています。
■任天堂の「あつ森」は3月20日の発売以来、販売好調が続いており、約3カ月で国内累計販売500万本を突破しました。あらゆるゲームの記録を塗り替える勢いにあり、同社の歴代出荷本数1位の「スーパーマリオブラザーズ」(681万本)に届きそうな勢いです。人気の背景にはゲームの柱にコミュニケーションを据えた革新性と外出自粛で枯渇したコミュニケーション需要にフィットしたことがあります。
【今後の展開】中長期的にはクラウドの台頭への戦略が必要
■新型コロナの感染再拡大による在宅時間の増加やソニーとマイクロソフトの新型のゲーム機効果などから『ゲーム機市場』の活況は続きそうです。株価も12月14日時点で昨年末比ソニーは32.2%、任天堂は41.5%と大幅に上昇しています。ただ、グーグルなどが参入するクラウドゲームは現状、通信の遅延や通信料などの問題もあり、『ゲーム機市場』を脅かすほどではありませんが、将来的にはゲームの主流となるという見方もあります。中長期的には顧客基盤をさらに固め、クラウドゲームの台頭にそなえた取り組みが求められます。
※個別銘柄に言及していますが、当該銘柄を推奨するものではありません。
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