三ッ輪ホールディングスグループと長野県小布施町が脱炭素社会の実現に向けた包括連携協定を締結

―エネルギーの地産地消やカーボンクレジット創出を通じ、地域循環型の脱炭素モデルを推進―

三ッ輪ホールディングス株式会社

2025年11月5日 14時00分

三ッ輪ホールディングス株式会社（本社：東京都新宿区、代表取締役社長：尾日向竹信、以下「当社」）と長野県小布施町（町長：大宮透）は、2025年11月5日に脱炭素社会の実現に向けた協定を締結いたしました。

本協定は、小布施町における自然エネルギーの活用や、環境価値を生かした地域循環の仕組みづくりを通じて、持続可能な脱炭素型まちづくりを推進することを目的としています。当社グループがこれまで様々な自治体との連携により培ってきた知見を活かし、地域特性を活かした脱炭素モデルの構築を目指してまいります。

左から：及川浩（ENS代表取締役社長）/尾日向竹信（当社代表取締役社長）
大宮透氏（小布施町町長）/井関将人氏（小布施町役場　企画財政課　環境グランドデザイン推進室）

【協定締結の背景と目的】

当社グループで電力事業を展開する株式会社イーネットワークシステムズ（代表取締役社長：及川浩、本社：東京都新宿区、以下「ENS」）は、環境省が推進する「重点対策加速化事業」のフィールドとして採択された長野県小布施町内で発電した再生可能エネルギーの循環支援事業を2025年5月より開始し、地域の活性化と脱炭素化に寄与することを目指してきました。
同じく当社グループで2025年4月に設立した三ッ輪環境計画株式会社（本社：東京都新宿区、代表取締役社長：尾日向竹信）が鹿児島県大崎町で取り組む農業残渣を活用した地域循環モデルの構築から得た知見も活かしながら、小布施町においても地域内エネルギー循環と環境価値の最大化を目指した取り組みを進め、グループ全体で地域の脱炭素化の推進力を一層高めていく考えです。
参考：イーネットワークシステムズ、小布施町の域内電力循環に向けた取り組みを開始

【連携事項一例】

1. 脱炭素重点対策実施地域としての事業推進に関すること
重点対策加速化事業の採択を受け、令和7年4月よりENSによる電力供給を一部開始。
5月からは地域内の公共施設に設置された太陽光発電からの買電および地域内電力循環を実施しています。
2.自然エネルギーの地産地消や環境価値の活用に関すること
令和8年4月の完成を目処に、役場・小学校・図書館を対象としたマイクログリッドの整備を進めています。小学校には190kW規模の太陽光発電設備を設置し、地域内での再生可能エネルギーの地産地消をさらに推進していく予定です。
3. 農業・林業分野でのクレジットの創出・活用に関すること
鹿児島県大崎町で展開しているバイオ炭生成および圃場活用の脱炭素モデルを小布施町にも展開し、地域資源を生かしたクレジット創出を推進します。