日本人初の快挙！アンドスピリッツ株式会社代表取締役黒田亜衣がウイスキーの国際資格「MASTER OF SCOTCH」を獲得！

THE COUNCIL OF WHISKEY MASTERSの厳正な審査により見事選出！

アンドスピリッツ株式会社

2024年5月9日 10時50分

世界的なウイスキーの教育機関「THE COUNCIL OF WHISKEY MASTERS」は、スコットランドのラッセイ島にて2024年度のMASTER試験を開催し、新たに9名のMASTER OF SCOTCH、2名のMASTER OF BOURBON、6名のMASTERS OF WHISK(E)Yを選出。

アンドスピリッツ株式会社（所在地：東京都目黒区、代表取締役：黒田亜衣、以下：アンドスピリッツ）の黒田亜衣が、日本人で初めてとなるMASTER OF SCOTCHに合格いたしました。

本試験の審査委員会は、世界中で高い評価を受ける熟練の専門家たちによって構成されています。

＜審査員一覧＞

Steve Beal, Dave Broom, Martin Duffy, Sébastien Gavillet, Monique Huston, Charles MacLean, Becky Offringa, Hans Offringa, Martin Duffy, Tobias Gorn, Arthur Nägele, Bernhard Schäfer, Dan Crowell, Adam Edmonsond, Nik Kosobucki, Siddharth Sawkar, Guy Sporbert, John Wabeck, Sam Wright, Tom McCormick

⚫︎専門知識を英語で伝える力が必要とされる難関⚫︎

権威あるMASTER試験は、ウイスキーの本場スコットランドとアメリカで、毎年交互に、現地でのみ実施されます。そのため基本的な英語力はもちろんのこと、専門的な知識や見識についても英語での口述、筆記が必要とされ、英語を母国語としていない人々にとっては更なる難関です。

試験の内容は、ブラインドテイスティング、口頭試問、エッセイ試験の3部で構成され、受験者は、歴史や地理、製造工程、主要な蒸溜所及びブランドの特徴、産業に関する知識、テイスティング能力、提案スキルなど、ウイスキーに纏わるあらゆる側面の理解力を総合的に審査されます。

審査員はすべての候補者を1人ずつ個別に評価し、COUNCILが設定した一定の基準に基づいて新しいMASTERを選出します。このマスタープログラムの候補者になるには、まずはオンラインでの遠隔学習によって、プログラムのLevel1とLevel2に合格しなければなりません。（詳細：www.WhiskeyMasters.org）

2024年度のマスタープログラムにおいて、アンドスピリッツの黒田が厳しい審査のもと本試験に見事合格し、新たなMASTER OF SCOTCHとして発表されました。

⚫︎黒田コメント⚫︎

今回の受験を決めたのには、大きく2つの理由があります。
1つ目は、世界中の人たちとウイスキーについて対等に語り合えるように、英語で一からウイスキーのことを学びたかったからです。

とてもタフでチャレンジングで、何度も自分には無理だと心が折れそうになりましたが、スコットランドという異国の地で英語でディスカッションやテイスティングコメントができるまでになり、素晴らしい審査員や候補者たちとの強固な人脈ができ、合格という結果以上のかけがえのない経験をさせていただきました。

2つ目は、自分自身に少しでも自信と説得力を付けたかったからです。

私は、経営者でありつつ小学四年生の娘を持つ母親です。娘が小学校に上がり自分の時間が少し増えたタイミングで、子育てが大変だった時期の支えとなり、自分の生活を彩ってくれた大好きな蒸留酒に関わる仕事がしたいと思い、完全未経験で酒類業界に飛び込みました。この業界はまだ3年目で実力も経験値もまだまだ全然足りていないと感じる中で、子育てとの両立に葛藤しながらも日々努力を続けてきました。業界歴が短く経験不足であることや、物理的に時間が限られていることに対して、卑屈になってしまったりそれを言い訳にするようなことはしたくなかったので、何か1つ大きな結果を残したいと思っていました。今回こうして合格をいただけたことは大きな自信になりましたし、これに満足することなく、今後も自分にできる精一杯の努力と行動を続けていきたいと強く思っています。

Level1の「CSP(Certified Scotch Professional)」には2023年3月に合格し、Level2の「CWS(Certified Whisky Specialist)」には2023年9月に合格し、1年以上の時間をかけてウイスキーに向き合い続け、猛勉強してきました。

世界中から集まった業界の第一線で活躍する審査員の皆様が、とても真剣に審査してくださり、その人たちに認めていただけたことは間違いなく私の誇りです。

自分の人生を変え続けてくれている大好きなウイスキー、そして蒸留酒のために、これからも愛情と情熱を注ぎ込んで前に進み続けていこうと思います。