世界初の商用利用可能な核融合炉実現を目指すHelical Fusion、JETROによるグローバル・スタートアップ・アクセラレーションプログラム(GSAP)に採択

トップアクセラレーターの支援を活かし、持続可能な人類社会の実現へ事業を加速

株式会社Helical Fusion

世界初のフュージョンエネルギー実用化に向け、ヘリカル型核融合炉を開発する株式会社Helical Fusion(本社:東京都中央区、代表取締役CEO:⽥⼝ 昂哉、以下「Helical Fusion」)は、ジェトロと内閣府が連携した、日本のスタートアップ企業の海外展開を支援する「グローバル・スタートアップ・アクセラレーションプログラム(GSAP: Global Startup Acceleration Program)」に採択されたことをお知らせしいたします。

GSAPは2021年にスタートし、これまでに累計500社以上の日系スタートアップを支援してきました。これまでの参加企業の中には、北米やアジアでの資金調達、現地法人設立、大手企業との事業提携などを実現した事例もあり、グローバル展開を目指す企業の基盤づくりに活用されています。本年度の第一弾として、全国から選出されたEnterprise BtoB領域およびサステナビリティ領域の日系スタートアップ30社が採択され、Helical FusionはSustainabilityコースに採択されました。

JETROによるプレスリリース

GSAP Sustainabilityコースの概要

GSAPは、内閣府等と連携し、全国のスタートアップ企業の海外展開を支援するプログラムです。本プログラムでは、スタートアップの成長支援で高い実績を誇る海外のトップアクセラレーターと連携し、個々のスタートアップのニーズに合ったアクセラレーションプログラムを提供。海外展開の市場参入戦略の策定、市場インサイトの獲得、ネットワークの構築、販路開拓、事業提携、資金調達を目的とする、ワークショップ、ディスカッション、プレゼンテーション等を通じてスキルアップを図る他、専門家によるメンタリング、投資家を含む潜在的なパートナー等への紹介により短期間での海外展開準備や市場参入を目指しています。

Sustainabilityコースは、約800名の社内専門家と200名以上の外部メンターを抱えるThird Derivative(D3)と15カ国にわたる起業家育成の実績を持つNew Energy Nexus(NEX)が連携して行うプログラムです。CO2削減や気候レジリエンス分野への投資を行うJapan Energy Fund Venturesも協力パートナーとして参加しています。

Helical Fusion代表取締役CEO 田口昂哉のコメント

Helical Fusionは、2023年にはBerkeley SkyDeckのグローバル・スタートアップ・アクセラレーションプログラムにも採択いただき、トップアクセラレーターによる支援を大きな力として、事業を前進させてきました。今回、Sustainabilityという、まさにフュージョンエネルギーの実現によって目指す人類共通のテーマで再度強力な支援をいただけることとなり、大変心強く感じております。

フュージョンエネルギー開発の意義

世界の人口は2050年までに約17億人増加すると予測され、生成AIの普及も背景とした世界的な電力需要の急増に対し、既存発電方法のみで応えることは厳しい見通しです。フュージョンエネルギーは、太陽の輝きと同じ原理を使ったクリーンで効率性の高い発電方法であり、海水等から豊富に採取可能な燃料を用いることからも、世界的な課題を抜本的に解決する技術として期待されています。核融合プラント建設および電力市場は2050年までに世界で年間5500億ドル規模にまで成長するとの試算もあり、今後自動車産業のように日本が世界をリードする巨大産業を創出できる可能性がある一方、国際的な開発競争も激化しています。

2025年6月には日本政府による国家戦略「フュージョンエネルギー・イノベーション戦略」も改定され、我が国におけるフュージョンエネルギー産業の創出に向け、民間による研究開発および事業活動を強く後押しする方針が示されています。

今後に向けて

Helical Fusionは、世界初の定常(通年稼働)・正味発電が可能な核融合炉を2030年代に実現、世界に先駆けて商用化してゆくことで、真に持続可能で高効率なエネルギー源の実用化を目指しています。

本プログラムを通して得られる知見やネットワークを活用し、確固たる技術的基盤を最大限に活かせるよう事業開発の質を高め、日本から世界に向けて、巨大産業をリードする挑戦を加速していきます。

株式会社Helical Fusion

株式会社Helical Fusion

■企業プロフィール
Helical Fusionは、日本生まれの「ヘリカル式」核融合炉で世界初の核融合エネルギー(フュージョンエネルギー)の社会実装を目指すスタートアップです。
核融合エネルギーは、高効率で安全・安定的な供給が可能かつCO2を排出せず、21世紀を生きる我々が直面する環境課題を抜本的に解決しうる技術です。
弊社は、国立研究所のスピンアウトベンチャーとして、日本で数十年かけた膨大な核融合研究の成果を引継ぎつつ、日本の技術力をフル活用して、世界初の核融合プラント実現を目指しています。
世界でも稀有な炉全体の開発・設計技術だけでなく、要素技術の開発力も高く評価されており、核融合用の先端技術(超伝導)では、文部科学省から20億円の補助を受けて開発を加速しています。

■世界初の挑戦を実現するチーム
核融合に関する研究分野は多岐にわたりますが、商用化に向けては、全てのコンポーネントを統合し、核融合炉として動かすための「炉設計」のスキルが不可欠です。一方、このスキルを有する人材は世界的にも非常に稀有な存在です。Helical Fusionの技術開発を率いるCTOの宮澤、副CTOの後藤は、世界最高峰の核融合専門の国立研究機関である核融合科学研究所において核融合炉設計をリードしてきた中心メンバーであり、世界トップティアの研究者です。さらに、国立研究所出身の核融合炉の安全設計のプロフェッショナルや、ビジネス面でも金融・エネルギー事業開発など豊富な経験を持つメンバーなど、世界初の核融合炉実現を確実に進められるコア人材が揃っています。
フュージョンエネルギー産業の最上流を担い、技術でもビジネスでも勝てる日本を導くチームです。

<概要>
・事業内容:商⽤核融合炉および関連技術の開発
・設⽴: 2021年10⽉
・Webサイト: https://www.helicalfusion.com
・Youtube:https://www.youtube.com/@HelicalFusion
<本件に関するお問合せ>
・担当:株式会社Helical Fusion 広報担当
・連絡先:contact@helicalfusion.com

<株式会社Helical Fusionのプレスリリース⼀覧 >
https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/89262


すべての画像


ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

株式会社Helical Fusion

25フォロワー

RSS
URL
https://www.helicalfusion.com/
業種
電気・ガス業
本社所在地
東京都中央区銀座 1-12-4 N&E BLD. 6F
電話番号
-
代表者名
田口 昂哉
上場
未上場
資本金
-
設立
2021年10月