【名古屋造形大学】大学生による取材＆レビュー「黒川商店街　まちあるきマップ」が完成しました

学校法人同朋学園

2023年7月18日 17時16分

　名古屋造形大学　情報表現領域　江津スタジオ（ソーシャル・クリエイションゼミ）が取り組んでいた、地域の商店街　黒川商店街のまちあるきマップが完成しました。
この取り組みは黒川商店街の活性化と、大学近くの黒川商店街に気軽に利用できる飲食店があることを学生に周知することを目的としています。

　名古屋造形大学　情報表現領域　江津スタジオ（ソーシャル・クリエイションゼミ）では、地域の資源や文化を学びながら魅力と課題を見出し、創造的なアイデアで新たな価値を生み出す取り組みを行っています。私たちは、学生と地域の持続的な関係構築とコミュニティの活性化を目指して活動しています。

　名古屋造形大学がある地下鉄名城線　名城公園駅から一駅先の黒川駅周辺に黒川商店街があります。ここには飲食店をはじめとするさまざまな業種のお店が並んでいますが、造形学生にはあまり知られていません。その理由は、名城線を逆方向に進めばすぐに栄や大須といった繁華街が存在し、そちらに向かうのが当然とされるためでしょう。

　私たちは2022年の秋ごろに黒川商店街組合の方々とお会いしました。一見すると人通りも多く活気のある商店街のように見えましたが、他の商店街と同様に、大型店との競合、高齢化による後継者問題、そして商店街組合員の減少といった課題に直面していました。当初の商店街の希望としては、黒川のお店に組合への加盟を促すための話題作りとして、学生と共同でクーポン付きのマップを制作することでした。

　そして私たちの大学側の問題として、キャンパスのある名城公園駅周辺には学生が気軽に利用できる飲食店が少なく、いつも食べる場所に困っているという状況がありました。そこで、黒川商店街のお店を学生たちに広く知ってもらうことができれば、学生と商店街のニーズがマッチングするのではないかと考えました。

　ただお店を紹介するだけでなく、同世代の学生にアピールするために、学生が各店舗のサービスを実際に体験し、レビューを書くことにしました。さらに、学生だけが利用できるクーポンやアルバイト情報も掲載することにしました。私たちは黒川商店街に加盟する30件以上の店舗に個別にアポイントメントを取り地道な取材活動を続けてまちあるきマップを完成させました。また同時にSNSのアカウントを作り各店舗の情報発信も行っています。

　完成したマップは黒川商店街周辺地域、名古屋造形大学や近隣の大学にも配布しています。