TXOne Networks、Element ポートフォリオに Virtual Portable Inspector を追加
ソフトウェアベースの検査で、最新のOT環境における運用検査をさらに広げる

オペレーション・ファーストのOTセキュリティパートナーであるTXOne Networksは、物理的な検査の展開が難しいOT環境にも、信頼性の高いエージェントレス検査を提供します。これは「Discover. Assess. Protect.(可視化・リスク評価・防御)」フレームワークをさらに前進させるものです。
2026年6月30日、台北 — TXOne Networks(以下、TXOne)は本日、Element 検査ポートフォリオに加わる新たなソフトウェア製品「Virtual Portable Inspector(vPI)」を発表しました。vPIは、物理的な検査を広く行き渡らせることが難しい環境 — 地理的に分散した拠点、USBポートやHMIに簡単にアクセスできない資産、現地での検査に大きな手間がかかる施設など — でも、OT検査を実施できるように設計されています。
産業分野の組織が拠点を増やしながら事業を広げるなかで、現地に出向いて行う従来の検査では対応しきれない場面が増えています。常駐型ソフトウェアを導入したり生産を止めたりすることなく、分散した資産を対象にデバイスの整合性を確かめ、資産情報を集め、マルウェアを検査する。こうした現実的な手段が、いま求められています。
規制の動きも、この課題に拍車をかけています。SEMI E187は、OT環境における資産インベントリの正確さ、デバイス整合性の検証、検査の監査可能性について、求められる水準を引き上げました。これらは、人手で日程を調整しながら定期的に行う検査だけでは、なかなか満たせない要件です。
Element の検査製品と同じく、vPIはインストールも、システムの再起動も、構成の変更も必要としません。そのため、再検証の発生やベンダー保証の失効、生産への影響を招くことなく、OT資産を検査できます。
vPIが基盤とするのは、TXOneの「Fab Tool Scan」プログラムを通じて、半導体製造の現場で2年以上にわたり使われてきた検査技術です。実際の導入現場では、このアプローチによって、マルウェアスキャンや資産情報の収集を含む検査サイクルの所要時間を、稼働量の多いOT環境で50%短縮しました。
vPIを使えば、ソフトウェアを導入することも生産を止めることもなく、接続された分散環境の全体でこうした検査を実施できます。配信と管理は「ElementOne」が担い、単一のコンソールから数百のエンドポイントへと展開できます。Portable Inspector を支えるものと同じ信頼性の高い検査技術を土台に、OT環境のなかでも接続され分散した領域へ、TXOneが実績を重ねてきた検査の手法を広げます。
Element ポートフォリオは、エンドポイントに常駐型のソフトウェアを置くことが運用上難しい環境を念頭に、検査・検証・整合性評価のワークフローを中心に設計されています。vPIは、この考え方を分散したOT環境の全体へと広げるものです。「TXOne Complete」をご利用の組織では、vPIで得た検査データは「SenninOne」にも連携されます。SenninOneは、ElementOneによる製品ごとの管理とあわせて、より広いOT環境全体のセキュリティ情報を集約する、TXOneのクロスプロダクト・ガバナンスプラットフォームです。
「今日の多くのOT環境では、検査は計画停止に合わせて年に一度、多くても四半期に一度というのが実情です」と、TXOne Networks CEOのTerence Liu(テレンス・リュウ)博士は述べています。「vPIがあれば、技術者を現地に派遣したり生産を止めたりすることなく、接続されたすべてのOT資産に対して、同じ信頼性の高い検査を週に一度、あるいは毎日でも実施できます。自社のOT環境がいまも信頼できる状態にあるかを、どれだけ高い頻度で把握できるか。そこが大きく変わります」
生産を止められないOT環境のために
vPIは、生産を止められず、導入の柔軟さが欠かせない環境のために設計されています。ソフトウェアだけで完結する仕組みにより、物理的な検査を広く行き渡らせることが難しい場面にも、検査を届けます。
現地での作業や物理的な段取りへの依存を減らすことで、vPIは検査のあり方を変えます。年に一度の保守停止や四半期ごとの検査期間に縛られた、その場限りの検査から、週次・日次で回せるソフトウェア主体の継続的な検証へ。その結果、検査のカバー範囲は大きく広がります。年に数回のサイクルから、資産インベントリ全体を継続的に確かめる体制へと移り、侵害や設定のずれが見過ごされたままになる期間を縮められます。
vPIによって、産業分野の組織は、「Discover. Assess. Protect.(可視化・リスク評価・防御)」フレームワークをOT環境全体で前進させる、包括的な運用検査の戦略を手にします。資産を定期的にオンボーディングする段階から、接続された分散環境全体での継続的な可視化とデバイス整合性の評価まで、一連の流れをカバーします。
提供時期: TXOne Virtual Portable Inspectorは、2026年7月中旬より、TXOne Networksおよびそのグローバルパートナーネットワークを通じて提供を開始する予定です。
TXOne Networksについて
TXOne Networksは、オペレーション・ファーストのOTセキュリティパートナーです。創業以来、オペレーショナルテクノロジー(OT)一筋に取り組み、生産を止めることなく重要インフラを守れるよう、組織を支援してきました。産業環境に特化して設計されたTXOneのソリューションは、生産性や安全性を損なうことなく、資産の把握、状況に即したリスク評価、そしてオペレーションの保護を実現します。
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