リガク、化学脅威分析向け携帯型ラマン分析装置を発表

危険物質の遠隔分析を可能にする「Icon-X」、安全保障・災害対応分野を支援

リガク・ホールディングス傘下のRigaku Analytical Devices(米国)は、薬物や危険物などの化学的脅威の迅速な同定を可能にする第4世代携帯型1064 nmラマン分析装置「Iconシリーズ」の第1弾製品「Icon-X」を発表しました。

本製品は、2025年6月13日~14日に米国メリーランド州で開催される「The International Hazardous Materials Response Teams Conference(HAZMAT)」にて初展示いたします。日本国内での販売開始は2025年秋頃を予定しています。

Icon-X 製品画像

現場対応力が向上した次世代モデル「Icon-X」                        

「Icon-X」は、危険物質を安全な距離から非接触で分析可能な“スタンドオフ化学分析機能”を備えています。爆発物や化学兵器などの潜在的脅威に対し、使用者の安全を確保しながら迅速で信頼性の高い分析結果を提供します。

本機能によって、時間を要するサンプル採取の必要性が軽減され、現場の状態を乱すことなくリスク評価を実施することが可能です。

【Icon-Xの主な特長】

操作性・ユーザビリティ

-      人間工学に基づいた新デザインで持ちやすく操作しやすい

-      バックライト付きキーパッドと高速レスポンスの大型タッチスクリーンで操作性が向上

-      処理速度がさらに高速化し、より素早い現場対応が可能

分析性能

-      化学兵器、爆発物、麻薬、有害化学物質などを網羅した豊富なライブラリを内蔵

-      1064 nmラマン技術で、包装越しの分析と蛍光干渉を回避した混合物や汚染物質の検出に対応

耐環境性・堅牢性

-      米国軍用規格「MIL-STD-810H」に準拠した衝撃・気圧・温度耐性。過酷な環境や除染作業にも対応

-      防塵防水性を保証する「IP68認証」を取得

●   記録・管理機能

-      GPS機能を搭載し、分析データに位置情報を付与可能

-      LEDフラッシュ付き13メガピクセルカメラで、より鮮明な画像を取得

●   応用性

-      深さのある容器の内部分析に対応したボールプローブなど、新型アクセサリーで応用範囲が拡大

【Icon-X詳細】

URL:https://rigaku.com/ja/products/handheld-raman/icon-x

【リガクグループについて】

リガクグループは、X線分析をコアに熱分析等も含む先端的な分析技術で社会をけん引する技術者集団です。産業・研究用分析のソリューションパートナーとして1951年の創業以来、90か国以上でお客様と共に成長を続けています。日本国内で極めて高いシェアを誇り、海外売上は約70%に達しています。応用分野は、半導体や電子材料、電池、環境・エネルギーからライフサイエンスまで日々拡大中です。世界で2,000名超の従業員が「視るチカラで、世界を変える」イノベーションの実現に取り組んでいます。詳しくはrigaku-holdings.comをご覧ください。

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ビジネスカテゴリ
その他交通・運送・引越し
キーワード
安全災害
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会社概要

URL
https://japan.rigaku.com/ja
業種
製造業
本社所在地
東京都昭島市松原町 3-9-12
電話番号
-
代表者名
川上 潤
上場
東証プライム
資本金
-
設立
-