ロンドンにおける大型賃貸住宅案件への参画 ～当社初の大規模エリア再開発事業への参画～

NTT都市開発株式会社

NTT都市開発株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長 辻󠄀上 広志）は、このたび英国現地法人（NTT UD Europe Ltd.）を通じ、英国ロンドン市における総戸数226戸、賃貸住宅3棟の「（仮称）ブレントクロスタウン Plot15プロジェクト（以下、本プロジェクト）」をRelated Argent グループ（以下、「RA社」）と共同で推進することとなりましたので、お知らせいたします。

本プロジェクトはRA社と地元行政バーネット区が主導するロンドン・ブレントクロスの大規模エリア再開発事業（ブレントクロスタウン）における先行開発区画の一部を構成しております。事業パートナーのRA社はロンドン・キングスクロスの再開発で知られ、街づくりを通して地域社会の発展と社会的課題の解決に貢献しており、環境やウェルビーイングを重視している当社との親和性が高いことから、中長期的な協業やシナジーの発揮が期待されます。

当社は2023年に英国で住宅事業に参画し、住宅事業の第2号案件となる本プロジェクトを通じて、ロンドンで社会問題となっている住宅不足の解消に寄与するとともに更なる英国事業の拡大を進めてまいります。

     

＜ブレントクロスタウンについて＞

ブレントクロスタウンは、ロンドン中心部から北西に約10㎞、電車で約12分の場所に位置しています。2015年にRA社と地方行政バーネット区の主導でエリア再開発が始まっており、2023年に当エリアの最寄り駅となるテムズリンク線の新駅ブレントクロス・ウェストが開業しております。開発面積は73ha、住宅供給予定戸数6,700戸とロンドン近郊における最大規模の開発であり、開発エリア内には住宅の他にオフィス・商業施設・教育施設等、複数用途の施設や建物の整備が予定されており、これらの相互交流から、豊かな地域のコミュニティ醸成を促します。また、エリア内には20haの公園・運動場が整備され、都心に近く自然あふれる生活環境づくりを行っています。さらに、建設中の二酸化炭素排出の抑制や高エネルギー効率の建物、地域熱供給システムの活用で2030年までに開発区域全体でのネットゼロカーボンを達成する見込みです。

  

＜本プロジェクトについて＞

本プロジェクトは2023年12月に開業したブレントクロス・ウェスト駅から徒歩４分という立地を活かし、ワンルームから３LDKと幅広い間取りを提供することでロンドン中心部へ通勤・通学する単身世帯から家族世帯までをターゲットにしています。また、近隣マンションと共用部を相互利用可能とし、入居者にはプール・ラウンジ・ジム・シネマルームなど多種多様なアメニティを提供いたします。

住宅棟の1階部分にはリテールテナントを誘致し、住民の利便性向上や活気あふれる街づくりに貢献いたします。着工は本年度下期、竣工は2027年度を予定しております。　

【本件お問い合わせ先】

　NTT都市開発株式会社　広報室　　鈴島・若松