DXハイスクール活用事例:市来農芸高校の「自走できる力」を育む、monoDuki合同会社のデジタル人材育成・伴走型支援

monoDuki LLC.

monoDuki合同会社(本社:鹿児島県鹿児島市、代表:村上将太郎)は、DXハイスクール認定校である鹿児島県立市来農芸高等学校に対し、機材選定から授業・講義企画、講義実施までを一体で支援する伴走型支援を実施しました。 DXハイスクールでは機材整備が進む一方で、授業実装や継続活用の設計が課題となるケースもある中、monoDuki合同会社は、学校ごとの現場状況に合わせた設計により、単なる体験で終わらない実践的な学びにつながる運用を支援しています。

1)今回の支援概要

  • 支援先:鹿児島県立市来農芸高等学校

  • URL:https://www.edu.pref.kagoshima.jp/sh/ichiki/

  • 実施期間:2025年7月〜継続(令和7年度 継続 2年目)

  • 対象:農業科、畜産科、環境園芸科の生徒

  • 主な支援内容:機材選定(Meta Quest 3S等)/環境構築/教員・生徒向け講義実施/伴走フォロー/PR記事作成

  • 今回の取り組みの目的:スマート農業への転換促進、および情報技術を活用して自ら課題を解決できる「自走できる力」の育成

2) DXハイスクールでよくある現場課題と本事例の位置づけ

DXハイスクールをはじめ、学校現場でデジタル機材の整備が進む一方で、「機材を入れたものの、実際の授業・探究活動への落とし込み方がわからない」「教員の負担が大きく、継続活用を前提とした運用設計が難しい」といった、学校ごとの差が生じやすい状況があります。

本取り組みは、市来農芸高等学校の「農業教育」という特色に合わせて、目的から逆算した機材選定からアイデアソン等の授業実装までを一体で設計した実践事例として、今後の教育DX推進における一つの参考モデルとなることを目指しています。

3) 導入の背景・経緯

鹿児島県立市来農芸高等学校では、DXハイスクール認定を機に、農業教育と情報分野を掛け合わせた探究活動の強化を目指していました。その根底には、「単にデジタル機材の使い方を覚えるだけでなく、最新技術を活用して『実際の農作業や畜産現場』の課題をどう解決するか」という先生方の強い想いがありました。

しかし、テクノロジーを「生徒たち自身の舞台である農業」で活かせるレベルにまで落とし込むには、実際の制作過程における工学的なハードルや、専門機材の運用設計といった課題がありました。

そこでmonoDuki合同会社は、ただ機材を納品して終わるのではなく、生徒たちが最新技術を「自分たちの農業をアップデートする武器」として使いこなせるようになるための「伴走型支援」をご提案し、本取り組みがスタートしました。

4) monoDuki合同会社による支援内容と伴走の流れ

本支援では、導入した技術が最終的に「農業の現場」で生かされることを最重要視し、以下の取り組みを行いました。

1.現場の課題解決を見据えた機材選定・導入支援

Meta Quest 3S(6台)の選定・初期設定や教育向け管理システムの構築を実施。さらに、農場や牛舎・豚舎の空間把握に直結する3Dスキャンアプリ(Scaniverse)の活用提案や高性能PC、360度カメラの選定など、「実際の農業現場での活用」を前提とした機材環境を整備しました。

2.「 農業 × 最新技術 」を繋ぐ授業・講義企画支援

最新技術の体験会を通じた教職員向け研修を実施。先生と生徒が共に「これからの農業の可能性」を探求し、新しい視点を持って学ぶ姿勢の構築をサポートしました。

3.農業の舞台で活きる実践型ワークショップの実施

「農業×テクノロジー」をテーマに生徒向けワークショップを実施。VRやマイコンを単なるデジタルツールとして終わらせず、日頃の実習で直面するリアルな課題(水やり、肥料管理、トラクター操作等)をどう楽しく・効率的に解決できるか、テクノロジーを手段として活用するアイデアソンを行いました。

monoDuki合同会社代表の村上が農業分野におけるXR事例を紹介している様子
教員やmonoDuki合同会社スタッフを交えて普段の実習における改善点を話し合う様子
発表に向けて資料作成している様子
日頃の実習における改善策を発表している様子

5)伴走型支援の流れ

monoDuki合同会社が提供する支援は大きく5段階で構成されています。

① ヒアリング・目的整理

学校の教育方針・探究テーマの整理・生徒層・進路傾向の分析・「何のためにXR・AIを活用するのか」の明確化

② プログラム設計・機材選定

活用を前提としたXR・AI環境設計・授業・探究・課外活動へ接続可能な設計・目的から逆算した機材選定

※機材ありきではなく、「どのような学びを実現したいか」から設計を行います。

③ 研修・プログラム実施

教職員向け研修・生徒向け実践型講義・制作・検証・改善を繰り返す探究型プログラムの実施。専門性の高いXR・AI分野は外部専門家とAIが技術面をサポートします。教職員は生徒の学びを支える役割に集中できる体制を整えています。

④ 成果発表・事例発信

校内発表会・オープンスクールでの成果展示・対外広報素材の制作などの成果を社会へ発信することで、教育価値の可視化とブランド強化につなげます。

⑤ 振り返り・今後の活用提案

6)導入校の先生・生徒の声

【先生コメント】

農業科 中原先生

「VRには全く縁がありませんでしたが、学ぶたびに私自身も生徒も『面白いな』と直に感じるようになりました。生徒には、与えられたものをただこなすのではなく、仮説を立て、困ったら人や物を使って解決に導く『自走できる力』を身につけてほしいです。農業教育と親和性が高く、育成したい人材像に合わせたプランを提案してもらえたことが大変ありがたいです。」

畜産科 諏訪先生

『餅は餅屋』で、専門的な技術を持つ方々に頼り、チームとしてやっていかないと時間が足りないと思います。伴走していただくことはすごく大事です。機材の揃え方やそれをアプリやデータ、システム、プログラミングに落とし込む部分が弱いので、そこを支援していただきたいです。また、出来上がったものを世の中に出す際の広報面でも関わってもらえると良いと思っています。」

【生徒コメント】

右:農業科2年 内田さん 真ん中:畜産科2年 白坂さん 左:環境園芸科1年 峯﨑さん

2年 農業科 内田さん

「日頃の実習で一番困っていることや問題点をマイコンやVR技術を使ってどのように少しでも楽に楽しく解決できるようにするか、新しい考えが見つかってよかったです。」

2年 畜産科 白坂さん

「学外の人や詳しい方たちと交流して自分の発想が増えるようにして、その過程の中で将来のお仕事も考えていけたらいいなと思いました。」

1年 環境園芸科 峯﨑さん

「普段の実習で大変なことは思いつくんですけど、それを本当に機械でできるのかなと思ってたんです。でも、monoDukiのスタッフの方と話をしていたら『やろうと思えば何でもできる、可能性は無限にある』と言っていただき、スマート農業を推進していったら出来るんじゃないかな、と思いました。」

7)今後の展望

本取り組みは単年度の機材導入に留まらず、次年度以降も両者が連携し、継続的な伴走支援を行ってまいります。 今後は、授業内だけでは学び足りない生徒に向けた放課後の学習環境づくりや、実際の探究・制作過程における外部専門家としての技術的なサポート(壁打ち等)を通じて、生徒たちの「自走できる力」の育成を後押しします。

monoDuki合同会社は、市来農芸高等学校の特色ある農業教育と最新テクノロジーを掛け合わせ、生徒の課題解決能力を育む持続可能な教育モデルの確立に向けて、引き続き同校と連携を深めてまいります。

このような学校・先生に適した支援です

  • DXハイスクールで機材導入を進めたいが、自校に最適な選定に迷っている

  • 導入予定/導入済みの機材を総合的な探究の時間や専門教科にどう落とし込むか悩んでいる

  • 教員の準備負担(設定・マニュアル化・安全管理など)を抑えながら、実践的な学びを実施したい

よくあるご相談(DXハイスクール活用・授業実施)

Q. 機材が決まっていない段階でも相談できますか?

A. 可能です。学校の教育方針や「どのような学びを実現したいか」という目的に合わせて、最適な機材選定から整理します。

Q. 講義だけ、機材選定だけの相談も可能ですか?

A. 可能です。学校の状況や予算に応じて、必要な範囲から支援いたします。

Q. 情報系学科以外でも実施できますか?

A. 可能です。今回のような農業科や、普通科の探究学習など、各校の特色に合わせて設計します。

DXハイスクール活用・授業実装に関するご相談について

monoDuki合同会社では、DXハイスクール活用に関する機材選定、授業企画、外部講師としての講義実施、校内説明に向けた整理など、学校ごとの状況に応じた支援を行っています。まずは現状・目的・実施時期の整理からお気軽にご相談ください。

https://forms.gle/fUYpDoWYWSNXrYrU9

取材・メディア掲載に関するお問い合わせ

本取り組みや、学校現場におけるDXハイスクール活用・授業実装支援に関する取材、教育DXに関するコメント取材のご相談に対応しています。導入校への取材調整については、学校と協議のうえ可能な範囲で対応いたします。

monoDuki合同会社について

monoDuki合同会社は、現場DXの推進を軸に「リアルとデジタルが融合する空間共有の技術」=XR技術を活用した体験・業務の革新と、XR技術を活用・推進する人材育成を目指して2023年2月に創業しました。2024年から、DXハイスクール採択校の教育支援など、デジタル人材育成の事業を本格始動しています。

コーポレートサイト: https://www.monoduki.com

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会社概要

monoDuki LLC.

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URL
https://www.monoduki.com/
業種
情報通信
本社所在地
鹿児島県鹿児島市易居町1−2 鹿児島市役所みなと大通り別館 6階
電話番号
080-9014-9415
代表者名
村上将太郎
上場
未上場
資本金
-
設立
2023年02月