Vostera Company SRLと（株）エイブルシードが業務提携へ

仮想空間の現実世界との融合を加速へ期待
和と洋の強みを生かした展開へ

米国イングリッシュロビンの３D部門であるVostera Company SRL（以下、Vostera）と、株式会社エイブル・シード（エイブル・シード）は2008年9月1日付けで仮想世界事業の様々な分野においての業務提携を行うと発表した。

Vosteraは、既に様々な業種の企業参入の事例を持つ米イングリッシュロビンの仮想世界開発部門を担う企業で、仮想世界事業に関する営業力、プラン提案力、世界展開などを長所とする。
エイブル・シードはシステム開発などを行うエイブルコンピュータの子会社であり、金沢の兼六園や金沢城を模した景観豊かなシム「Kenroku」の運営やユーザーに様々な便利な機能を提供する「sl-ime」などの開発力を長所とし、日本のセカンドライフ文化をリードする存在である。

この二社が今回業務提携することにより、両者の短所を補い、高レベルのシナジー効果が期待できる事から今回の業務提携に至った。
今後、両者はエイブル・シードの最先端技術と、それを元に様々な企業に多種多彩なプランニングを行うVosteraのタッグにより、現在進化のスローダウンしたと言われるSecondLifeにも上昇気流をよみがえらせることができると期待されている。

Vostera事業統括マネージャーの鈴江氏によると「これまで弱かったVosteraの技術開発力を補える事は大変うれしく思う。この業務提携により、お客様に対しこれまで以上に面白いプランを提案できると思うと今から大変わくわくしている。今後、エイブル・シードとは『仮想世界と現実世界のリンク』をテーマに共同の技術開発や新サービス考案など、様々な分野で協力していきたい」と語っている。

また、既にVosteraはエイブル・シードとの
「セカンドライフと現実世界と連携するアプリケーションやサービスの提供」
「日本の伝統的な文化を保存するためのデジタルアーカイブとしてのセカンドライフの活用」
「セカンドライフ内における四季や気象現象が体験できるシステムの提供」
などの3つのプロジェクトの実行に合意していると発表した。

エイブルシード
http://www.ableseed.co.jp/

Vostera
http://vostera.com/

※写真はエイブルシードの製作した兼六園