アセンテック、ハイブリッド型ストレージシステム「Nimble Storage」の国内販売開始
フラッシュメモリを最適に活用する独自技術で10倍以上の高速性とコスト効率を両立、日々の運用監視、プロアクティブなライフサイクル管理をクラウドサービスで提供
アセンテック株式会社(本社:東京都豊島区、代表取締役社長:佐藤 直浩)は、Nimble Storage(ニンブル・ストレージ)社 (Nimble Storage,Inc. 本社:米サンノゼ)と代理店契約を締結し、日本国内唯一のディストリビュータとして、ハイブリッド・ストレージシステム「Nimble Storage」を12月下旬(予定)より販売開始します。
「Nimble Storage」は、フラッシュメモリ(SSD)とハードディスク(HDD)を組み合わせた低価格のハイブリッド型ストレージで、従来のティアリング(階層化)の概念を持たず、独自の特許技術「CASL(キャッスル):Cache Accelerated Sequential Layout」により、圧縮しながら効率的にディスクへ書き込みをおこない、フラッシュメモリ(SSD)をリードキャッシュとして利用することによりアプリケーションのスループット要求を満たす高いパフォーマンスを実現します。また、スナップショット機能により、データ保護やバックアップにも威力を発揮し、不測の事態にも迅速なリカバリが可能です。
「Nimble Storage」は、冗長構造により可用性を高めた3Uのコンパクトな筐体のアプライアンスで、短時間に導入・設定が可能です。また、CitrixやVMwareなどのVDI、マイクロソフトやオラクルなどのアプリケーション用にストレージパラメータを設定したリファレンス・アーキテクチャを提供することにより、チューニングやマニュアル設定せずに最適なパフォーマンスが得られます。
さらに、ストレージの稼働状況や利用状況をモニタリングして解析し、ライフサイクルをプロアクティブに管理可能にするクラウド型サービス「Nimble Storage InfoSight」により、システム管理者の運用負荷を大幅に軽減します。
「Nimble Storage」は、これらの特長がグローバル市場において高く評価され、2010年の発売開始からわずか3年で1,750社が導入しています。
「Nimble Storage」の製品シリーズは、CPU、キャッシュ、容量の違いにより8TBモデル~36TBモデル(実効容量は最大50TB)まで、全7モデルで構成されます。外部ディスクシェルフを利用することで、アプライアンスあたり最大254TBまでの拡張が可能です。
販売価格は、8TB(Raw)のエントリーモデル「Nimble Storage CS210」が3,900,000円(税別)で、スナップショット、レプリケーションなどに必要なすべてのソフトウェア機能を、追加ライセンス費用なしで利用できます。アセンテックは、Nimble Storage社の国内唯一のディストリビュータとして、システムインテグレータを通して販売し、初年度200台の出荷を目標とします。
◆ストレージシステムの課題と「Nimble Storage」のソリューション
多くの企業は、データの爆発的な増加、ならびに、アプリケーションのスループット要求の高まりへの対応と同時に、厳しい予算削減の必要性に直面しています。パフォーマンスの観点では、記憶媒体としてフラッシュメモリを用いるSSD(ソリッドステートドライブ)が注目されていますが、容量当たりの単価が高いことが課題です。また、仮想マシンやアプリケーションの種類や数が増大して管理が複雑化しており、事業継続やデータ保護に必要なバックアップも煩雑になっています。
「Nimble Storage」は、独自の特許技術である「Cache Accelerated Sequential Layout、略称:CASL(キャッスル)」アーキテクチャにより、フラッシュメモリとハードディスクの最適な組み合わせを実現したハイブリッド型ソリューションで、高いパフォーマンスとコスト性を両立します。
また、スナップショット機能、レプリケーション機能により、バックアップ不要で、データ保護や迅速なリストアが可能です。さらに、パフォーマンス、および容量のニーズに応じて、ダウンタイムゼロで、段階的に拡張可能です。
さらに、Nimbleは、ディスク当たりのIOPSについて、他社と比較して10-15倍となり(Microsoft Exchange 2010 solution reviewed program(ESRP)-Storage v3.0 Benchmarkの結果)、VDI環境での利用にも最適です。
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