ノロウイルスの不活化効果を立証！指定医薬部外品アルコール消毒剤「Ｎスタープレミアム」を発売

株式会社ニイタカ

2024年9月6日 15時00分

株式会社ニイタカ（本社：大阪／代表取締役社長執行役員：野尻大介）は、ノロウイルスの不活化効果を立証した指定医薬部外品アルコール消毒剤「Ｎスタープレミアム」を2024年8月1日より発売しました。

ノロウイルスによる感染性胃腸炎は、１年を通して食中毒や感染症につながりやすく、飲食店や食品工場をはじめ、学校、医療機関などで日常的に対策が行われています。ノロウイルスは人工的に培養することが困難なことから、近年はネコカリシウイルスやネズミノロウイルスなど代替ウイルスを用いた試験により、ノロウイルスへの効果を推定したアルコール消毒剤が普及しています。しかしながら、これらの代替ウイルスとノロウイルスではアルコールに対する感受性が異なるため、不活化効果の推定はできても証明はできないという問題がありました。

これらの問題を解決すべく、アルコールが効きにくいとされるノロウイルスやアデノウイルスなどに対し、高い不活化効果をもつ、新たなアルコール消毒剤を開発し、「Ｎスタープレミアム」として発売しました。本研究の成果は、「感染制御と予防衛生、Vol.8、No.1」（一般社団法人感染予防協会）に学術論文として掲載され、さらに2024年9月17～18日開催の日本防菌防黴学会、第51回年次大会において発表を予定しています。

本品はリン酸、硫酸マグネシウムを含有する弱酸性エタノール製剤で、ノロウイルスやアデノウイルス、ロタウイルスならびにインフルエンザウイルスを効果的に不活化（1/10,000未満）することを実証試験により証明しました。配合成分は、食品添加物や医薬部外品などにも用いられる安全性の高い物質です。

今後も、当社では利用者の視点に立った製品を企画し、独自の技術を生かしながら多くの皆さまに喜んでいただける製品の開発・提供に努めて参ります。

出典：感染制御と予防衛生 Vol.8 No.1