ロシアの不参加を乗り越えて:The 2nd 3&3 Mixed Volleyball World Cup 挑戦と連帯
国際情勢の中で見出されるスポーツの力
2020年3月5日から8日にかけて開催された第1回大会では、ロシア、カザフスタン、ハワイ、アメリカ、香港、朝鮮(在日)、日本といった7の国と地域が参加を果たした。コロナ禍の初期に無観客での競技を開催し、大会を無事完遂。その記憶はまだ新しい。
2024年の第二回大会への道のりは、国際情勢の複雑さを前にして再び試練に直面する。特に、過去3年間、ロシアのノボシビルスクで開催されたネーションズカップへの参加を通じて築かれたロシアとの絆は深く、その不参加の決定は運営側にとって苦渋の選択となった。
しかし、この挑戦の中にも希望は見える。前回の参加国もロシアを除き再び集結。台湾、インドは前回コロナの影響でキャンセルとなったが参加予定。今回は韓国、イギリス、オーストラリア、ブラジル(在日)、フィリピン(在日)13の国と地域が千葉県館山市に集結する。
「国と地域」という配慮深い表現を用いること、国旗の掲示を避けることは、すべての参加者を平等に扱い、スポーツの場における政治的中立性を保つための工夫だ。
インドチームについては、出発1週間前になってもVISAが未確定で、航空便の手配も未定。バレーボールコーチが率いるこのチーム。果たしてどんな選手が参加するのか、本当に日本にやってくるのかも注目だ。
参加を表明した国が参加を諦めるまで、運営側も最後までサポートを続ける決断。国際大会の運営には多くの挑戦が伴うが、まさか4日前まで待つことになるとは思わなかった。吉報を待つ。
参加国の諦めない姿勢と、運営側の支援により、大会は最後まで希望の光を失わない。今大会は、前回のコロナ禍での開催経験を活かし、より充実した準備で臨む。The 2nd 3&3 Mixed Volleyball World Cupは、国際情勢の波乱を越え、スポーツが人々を一つにする力を世界に示す。
2大会分の情熱と努力が、今、館山で花開く。
主催者:日本混合バレーボール連盟 大江芳弘
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