2020年東京大会のボランティア参加動機 「視野を広げたい」と自己成長を目指す応募者が約7割
企業からの大会ボランティア応募者アンケート調査結果
この度、日本財団ボランティアサポートセンター(以下、ボラサポ)は、2020年東京大会スポンサー企業からの大会ボランティア応募者を対象としたアンケート調査(2019年9月実施)の結果をまとめましたので、お知らせいたします。
■主な調査結果
・参加動機は「自分の視野を広げたいから」が7割弱に上り、自己の成長を目指した応募が多い。「オリンピックに興味がある」「一生に一度の機会だから」といういわゆる「エピソーディックボランティア」はともに8割超。
・「仕事に熱心」な人が過半数に上る一方で、「仕事ではやりがいが満たされない」という回答は約6%にとどまる。また、会社に誇りを感じている人が約7割に上っており、「仕事で満たされない思いをボランティアで満たそう」という動機は薄い
・日頃ボランティア活動をしていない人は26%に上り、今大会がボランティアの新たな機会になっている
・ボランティア休暇制度の充実や、経営層によるボランティア参加の重視が、ボランティア習慣につながっている
・説明会や研修の実施により、自社や社会にとってのボランティアの参加意義についての認識が高まる
■調査概要
調査対象:2020年東京大会(オリンピック・パラリンピック) 大会ボランティア応募者
調査時期:2019年9月
調査手法:Webアンケート
回答数:22社2,913人
主催:日本財団ボランティアサポートセンター
調査設計・分析:リクルートマネジメントソリューションズ組織行動研究所/リクルートワークス研究所
■調査趣旨
ボラサポでは、東京2020大会のスポンサー企業からの大会ボランティア応募者の方々に向けた独自研修事業である「エンゲージメントプログラム」を今年2月から実施しております。内容は英語、手話、リーダーシップ、ダイバーシティなど多岐にわたっており、現在、プログラムの会員登録者数は34社から合計1,540名に上ります。
この度は、個人のキャリアや企業の社会貢献活動の視点からのボランティアに関する研究や提言を進めているリクルート様のご協力のもと、ボラサポによる社内研修実施やエンゲージメントプログラムの受講など、普段からボラサポの活動にご賛同いただき、この度の調査趣旨にご理解いただいた大会スポンサー企業22社の大会ボランティア応募者を対象とした調査を実施する運びとなりました。
なお、大会前の本アンケートに続き、大会終了後の来年11月ごろをめどに、大会後のアンケートを実施する予定となっております。その調査結果をもとに、大会前と大会後の比較検討を行い、改めて結果を公表する予定です。
■一般財団法人日本財団ボランティアサポートセンター 概要
2017年6月に、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会と日本財団が締結したボランティアの連携・協力に関する協定に基づき、当該協力に係る事業を実施する団体として設立されました。当財団は、ボランティア育成を通じた2020東京大会の成功と、大会後に繋がるボランティア文化の醸成を目指しています。
所在地:〒107-0052 東京都港区赤坂1-2-2 日本財団ビル3階
代表者:渡邉 一利(笹川スポーツ財団 理事長)
設立:2017年9月29日
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