【ファーマインド】全国の青果専用センターで追熟加工の電力使用量を約25%削減
次世代へつなぐ脱炭素社会に向けた「節電」の取り組み
2011年4月に広島センターへ太陽光発電を設置。2017年9月からは、全国14カ所の青果専用センター内の蛍光灯などのLED化も本格的に進め、2023年末までには全センター完了の予定です。さらに、近年の急速な社会環境の変化や電力需要のひっ迫などの課題に対応すべく、2019年より、主力事業である果物・野菜を食べごろに熟させる追熟加工で使用する電力の削減に取り組んでいます。2022年には、全国14か所の青果専用センターで追熟加工の電力使用量を、2015年対比で約2割削減することに成功し、2023年8月現在では、約25%削減で推移しています。
【年度別電力使用量の推移】 ※2015年の電気使用量を100%とした時の同月対比の電力使用量の割合
●品質を維持しつつ、少ない電力使用量の加工パターンを独自に開発
ファーマインドのセンターでは、国内で流通しているバナナ、アボカド、キウイフルーツなどの青果物を追熟しており、国内消費量ナンバー1の果物と言われているバナナ*¹の加工は、約3割*²を誇ります。ファーマインドでは、追熟の全ての工程をコンピューターで一括管理し、さらに熟練技術者が綿密な検品を行っています。そうすることで、品質の安定した適熟の青果として出荷できるようになります。その工程は、品目や気候、設備などの環境に合わせて、センターごとに約100パターン設定されており、追熟加工を行う室(むろ)の中の温度や湿度などを24時間絶え間なく管理しています。その温度や湿度を管理する際に使う動力は、主に、冷凍機、ヒーター、差圧ファンの3つとなります。それらを動かす電力を30%削減することを目標に加工パターンの改良を行い、品質を維持しつつも節電ができるようになりました。今後も更なる節電を行い、脱炭素社会の実現に貢献してまいります。
*1:出典、農林水産省ホームページ https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/zikyu_ritu/ohanasi01/01-09.html
*2:財務省の貿易統計データをもとにした2022年の輸入バナナの総数と当社のバナナの加工数で試算
ファーマインドは、「生産者と消費者を繋ぐ」という企業理念に基づき、コールドチェーンネットワークを活かした品質向上と国内外の青果流通の発展に貢献するとともに、持続可能な社会の実現に向けて、今後も環境にやさしい取り組みを続けてまいります。
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