大和ハウス工業、UiPath Platformにより開発生産性の向上を実現
~さらなる自動化の拡大に向けAIエージェント機能の導入も検討~
エンタープライズ自動化・AIソフトウェアのリーディングカンパニー UiPath株式会社(本社:東京都千代田区、カントリーマネージャー:南 哲夫、以下「UiPath」)は、大和ハウス工業株式会社(以下「大和ハウス」)が、技術刷新の一環としてUiPath Platformを採用し、さらなる開発生産性の向上を実現したことを発表します。大和ハウスはAIエージェント機能の導入についても現在検討を進めており、UiPathは、同社のエージェンティックオートメーションによるデジタルトランスフォーメーションをさらに支援していきます。

UiPath Platform導入の背景
大和ハウスは、戸建住宅をコア事業に、賃貸住宅、分譲マンション、商業施設、事業施設、環境エネルギーなど幅広い事業を展開する、ハウスメーカーのリーディングカンパニーです。企業価値の向上を目的としたデジタルトランスフォーメーションの一環として、2016年からRPAツールを導入し、現在も社内の働き方改革を推進しています。2022年、大和ハウスは、自動化のグループ会社への展開を視野に入れ、情報システム子会社となる株式会社メディアテックにRPAの運用を移管し、同社内に開発専門で大和ハウスグループ全体のデジタルトランスフォーメーションを推進する部署「デジタルファクトリー」を設立した上で、UiPathへの全面的なリプレースを決定しました。
UiPath Platform選定の理由
大和ハウスでは、グループ会社へ自動化を展開するうえで、開発スピードの向上やコストカットといった課題を抱えていました。他の自動化製品に比べて開発生産性の向上が見込まれること、クラウド型であるためグループ会社への展開が容易であること、AI機能の継続的な導入による将来性を評価し、リプレースにあたってUiPathを選定しました。また、将来的には社内で市民開発を実施する可能性があり、UiPath Platformの市民開発者への豊富な支援も導入の一因となりました。
UiPath Platformへのリプレース後の効果
2024年7月にすべてのロボットがUiPath Platform上で稼働するようになった直後から、導入効果が現れています。UiPath Platformに搭載される多くの製品群および機能により、開発者は自身のスキルに応じた開発が可能となり、効率が向上しています。要件定義からリリースまでの開発期間は、従来平均15日かかっていたところ、開発効率の向上により3日短縮されました。また、ロボットの処理速度の向上に加え、以前と比較するとSAPをはじめとする他のアプリケーションとの連携操作の安定化も確認されています。
エージェンティックオートメーションに向けて、今後AIエージェント機能の導入を検討
大和ハウスでは、エンド・ツー・エンドのプロセス自動化を目指し、UiPath Platform上のAIエージェント機能の導入を検討しています。導入を検討している機能は以下の通りです。
●UiPath Document Understanding内のIDP(インテリジェントドキュメント処理機能)による、非構造化データを含む文書処理の自動化
●AIエージェントAutopilot for Developers により、ロボット作成の時間を短縮
●AIエージェントAutopilot for Everyoneにより、社内の問合せ業務のような煩雑な業務を自然言語で処理
●開発生産性および保守性の向上ためにワークフローの自動修復ができるHealing Agent機能により、エラー確率を減らすことで開発者の負担を軽減
大和ハウスは、AIエージェントを含むUiPath Platformの各機能を単に導入するだけでなく、導入後もベストプラクティスを追求しながら活用することで、デジタルトランスフォーメーションを通じた企業価値の向上とグループ全体への貢献を継続的に目指します。
大和ハウスの執行役員 デジタル戦略担当 松山 竜蔵氏は、以下のように述べています。
「自動化のグループ全体への展開を見据えていた大和ハウスにとって、UiPath Platformは、プロ開発と市民開発の両方に対応可能な機能性、開発リソースの拡張性、AI機能の継続的なリリースといった将来性を含めて、最適なソリューションであると考えています。今後も、UiPathと密に連携を取り、AI機能をはじめとする最新のソリューションを積極的に活用していきたいと考えています。」
UiPath株式会社のプロダクトマーケティング部 部長の夏目 健は以下の通りコメントしています。
「大和ハウス様が、全社的なUiPath Platformへのリプレースを完了され、開発期間の短縮などの成果を出されていることを非常に嬉しく思います。現在ご検討いただいているAutopilot for EveryoneやHealing AgentといったAIエージェント機能をはじめ、今後もUiPath Platformによるエージェンティックオートメーションを通じて、大和ハウス様のDXの促進および企業価値の向上を最大限支援してまいります。」
本事例の詳細は、こちらからご覧いただけます。
UiPath社について
UiPath(NYSE: PATH)は、企業が経営を行い、イノベーションを起こし、切磋琢磨する方法を変革していくため、過去にない高度なレベルで人間の知能を反映するAIテクノロジーを開発しています。UiPath Platform™は、エージェント、ロボット、人間、モデルがシームレスに統合され、自律的なプロセスとよりスマートな意思決定を可能にする「エージェンティックオートメーション」への移行を加速させるものです。弊社は、セキュリティ、正確性、弾力性に重点を置いた上で、AIによって人間の潜在能力を高め、各業界を改革する世界の創造に取り組んでいます。詳細については、www.uipath.com/jaをご覧ください。
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