三菱総合研究所、阪急三番街で実証開始 環境配慮行動を促進

アプリにデジタル地域通貨サービス「Region Ring®」を提供

株式会社三菱総合研究所

株式会社三菱総合研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:籔田健二、以下 MRI)は、2023年1月10日から、大阪市・阪急三番街で一人ひとりの環境配慮行動を促す実証実験を実施します。地域課題解決型デジタル地域通貨サービス「Region Ring®」を活用し、2050年カーボンニュートラルの実現に向けた脱炭素型のライフスタイルづくりに貢献します。
1. 背景
日本では、消費ベースから見たCO2排出量の約6割が衣食住を中心とするライフスタイルに起因し、1人当たりの年間CO2排出量は7.6tに及ぶと推計されています(※1)。2050年カーボンニュートラルの実現には、一人ひとりの意識と行動変容、脱炭素型のライフスタイルへの転換が不可欠です。2025年に開催される大阪・関西万博では、脱炭素に向けた行動変容を促すナッジ(※2)の仕組みの実装が掲げられています(※3)。

このたびMRIは、環境省「令和4年度ナッジ×デジタルによる脱炭素型ライフスタイル転換促進事業」(以下 環境省事業)(※4)の一環として、スマートフォンアプリ(以下 本アプリ)を用いて、CO2排出量の削減につながる環境配慮行動を促進する実証実験(以下 本実証)を実施します。大阪市・阪急大阪梅田駅直結の商業施設「阪急三番街」への来館者等を対象に、環境配慮行動の実践に対して店舗での支払いなどに利用できるポイントを付与することで、環境配慮行動の促進や習慣化を目指します。

MRIは、本実証の事業プラットフォームとして「Region Ring®」を提供するとともに、実証全体の企画・運営・効果検証を行います。

※1:環境省「脱炭素に向けたライフスタイルに関する基礎資料」
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/datsutanso/hearing_dai2/siryou2.pdf
※2:ナッジ(nudge)とは、行動経済学の知見にもとづき、人々が自分自身や社会にとって望ましい行動を自発的に選択しやすくするための手法
※3:改定版<EXPO 2025 グリーンビジョン>(公益社団法人2025年日本国際博覧会協会)
https://www.expo2025.or.jp/wp/wp-content/uploads/20220427_greenvision_r.pdf
※4:楽天グループ株式会社(以下 楽天グループ)を代表として受託

2. 実証について
(1) アプリを利用した実証の特徴
阪急三番街の対象店舗での環境配慮行動の実践に対して、支払いなどに利用できるポイントを発行します。
阪急三番街への来館者は、日常の買い物や飲食の機会に本実証に気軽に参加できます。また、ポイントの獲得を通じて自らの環境配慮行動の実践状況を把握できます。

[アプリの画面および機能イメージ]

出所:三菱総合研究所出所:三菱総合研究所

※画面は変更になる可能性があります

※アプリの詳細や利用方法は、特設サイトをご参照ください。
大阪グリーンアクションポイントアプリ
https://image.osk-greenaction.regionring.com/sdgsapp/index.html

(2) 実証概要
対象エリア 阪急三番街(大阪市北区)
対象者および目標参加者数 阪急三番街への来館者等 1,300名程度
対象となる環境配慮行動
  1. マイボトル・マイカップの利用:飲料購入時、プラスチックカップの代替としてマイボトル・マイカップを利用
  2. 衣類回収への協力:店頭で、不要になった衣類回収に協力
  3. 食べ残しゼロ:飲食店での食事の際に食べ残しをしない
対象店舗 阪急三番街内の店舗 12店舗(末尾に一覧を記載)にて、ポイント付与および利用
発行ポイント グリーンアクションポイント
参加方法 
App storeもしくはGoogle Playより、「グリーンアクションポイントアプリ」をダウンロードし、登録して参加(12月20日よりダウンロード可)
実施期間 2023年1月10日(火)~2月10日(金)
実施体制 
  • 楽天グループ(環境省事業統括、企画・運営協力)
  • MRI(企画・運営・効果検証、アプリ開発・提供)
  • 阪急阪神ビルマネジメント株式会社、阪急阪神不動産株式会社(運営協力)
  • 大阪市、公益財団法人地球環境センター等(企画協力)

3. 今後の予定
MRIは、環境省事業の今後の展開において、実証実験で対象とする環境配慮行動の範囲や参加者の数の拡大をはかるとともに、CO2排出量の削減に向けて一人ひとりの環境配慮行動をより効果的に促進するための施策検討を深めます。CO2排出量の削減効果の可視化や、ナッジアプローチ活用による行動変容に関する知見を蓄積し、2025年大阪・関西万博など関西地域におけるイベントや、全国各地で展開される環境配慮行動の促進に向けた取り組みや事業に対して、ノウハウの提供や社会実装の仕組みづくりの提案を行い、2050年カーボンニュートラルの実現に向けた脱炭素型のライフスタイルの推進に貢献します。

参考
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実証参加店舗一覧(店舗名 会社名 業種)
【マイボトル・マイカップの利用】
カフェ バーンホーフ 有限会社山 コーヒーショップ
神戸ベル 株式会社ベル パン・ケーキ&カフェテラス
ミアキッチン 有限会社ターナ 洋食
【衣類回収への協力】
カフェ バーンホーフ 有限会社山 コーヒーショップ
キャサリンロス 株式会社イケガミ レディスファッション
神戸ベル 株式会社ベル パン・ケーキ&カフェテラス
ハートダンス 株式会社玉屋 アクセサリー
ポートランド 株式会社スミノ レディスファッション
【食べ残しゼロ】
江戸川 株式会社近鉄リテーリング うなぎ・和食
カフェ バーンホーフ 有限会社山 コーヒーショップ
キムラ 株式会社木村商店 フルーツ・パーラー
神戸ベル 株式会社ベル パン・ケーキ&カフェテラス
心斎橋ミツヤ 株式会社心斎橋ミツヤ 喫茶 洋食レストラン
大起水産 街のみなと 大起水産株式会社 持ち帰り寿司
台湾甜商店 リープ株式会社 台湾スイーツカフェ
ミアキッチン 有限会社ターナ 洋食
昔洋食みつけ亭 株式会社心斎橋ミツヤ 洋食

グリーンアクションポイントアプリ ダウンロード用QRコード※
※「QRコード」は株式会社デンソーウェーブの登録商標です
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関連情報
地域課題解決型デジタル地域通貨サービス「Region Ring®」
https://www.mri.co.jp/service/platform-services-for-regional-digital-currency.html

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お問い合わせ先
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サービスに関するお問い合わせ

  地域イノベーション本部 地域DX事業部
  田口、岡田
  E-mail:regionring@ml.mri.co.jp
報道機関からのお問い合わせ
  広報部
  E-mail:media@mri.co.jp

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会社概要

株式会社三菱総合研究所

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URL
https://www.mri.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区永田町2-10-3
電話番号
03-5157-2111
代表者名
籔田 健二
上場
東証プライム
資本金
63億3624万円
設立
1970年05月