世界が注目、日本が先導する“海のSDGs” ブルーエコノミーを分かりやすく学べる新たな企画が始動!第一弾!ブルーカーボン(海草・海藻)が生み出す新たな経済循環

公益財団法人笹川平和財団

公益財団法人笹川平和財団(東京都港区 理事長・角南篤)は、世界で注目されているブルーエコノミーを分かりやすく学べる新企画をスタートします。第一弾は、ブルーカーボンの代表格である海草のアマモが生み出す新たな経済循環。角南理事長が最前線の現場をレポートし、海のSDGsについてわかりやすく解説する動画をYouTubeチャンネルにて公開いたします。この夏の自由研究のテーマにもぴったりの企画となっています。


海のSDGs最前線!ブルーエコノミーを学ぶ第一話 アマモが生み出す海の経済循環:https://youtu.be/bYaf_G8DFtw


■SDGsに関する認知と理解の壁

  消費者庁が実施した令和2年のエシカル消費に関する消費者意識調査※1によると、SDGsという言葉を認知している割合は31.8%となりましたが、内容を理解している割合は全体の12.5%に留まり、認知と理解に大きな差が生まれています。 本番組では、数回に渡り海の環境を守りながら経済を発展させていていくブルーエコノミーの取り組みについて分かりやすく解説。視聴するすべての方が海のSDGsについて理解することができる内容に仕上がっています。


※1 消費者庁エシカル消費に関する消費者意識調査(https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_education/public_awareness/ethical/investigation


■ブルーエコノミーってなに?

 ブルーエコノミーとは、海の環境を守りながら、経済的な恩恵を受け、社会をサステナブルに発展させていく、新しい考え方です。これまで人々は、海から「食」(魚介類)や「天然資源」など、様々な経済的恩恵を受けて発展してきました。しかしながら、その経済活動が地球温暖化をはじめとした環境問題を引き起こしている現代においては、経済発展の新たな方法を構築することが非常に重要です。そこで今注目されているのが、海草であるアマモを活用した海の新たな循環モデルです。かつては海草の一種としての認識しかされていなかったアマモですが、実は、海水からだけでなく、大気中からも二酸化炭素を吸収して光合成を行っていることが近年の研究で明らかになっています。さらに、アマモが密集する場所には隠れ場を求めて海の生き物が集まり、新たな生物環境が構築されます。アマモを再生・保全することは、CO2の削減に加え、漁業資源や観光資源の向上に大きく貢献しているのです。

〈酸素を生み出している様子〉〈酸素を生み出している様子〉

〈阪南市の海〉〈阪南市の海〉

■番組概要

  角南理事長が訪れたのは、大阪府阪南市の波有手海岸。脱炭素の救世主と言われるアマモの再生・保全に地域をあげている場所です。

 二酸化炭素を吸収する海や湖の植物「ブルーカーボン」(国連環境計画が2009年に命名)の代表格・アマモが実際に光合成をしている様子をレポート。角南理事長が、海の経済活動の未来について解説します。また、全国の小学校延べ1291校が参加している、「海洋教育パイオニアスクールプログラム」に参加し、小学4年生の児童たちとともに、アマモやそこに生息する生き物の様子を観察しました。さらに、アマモの取り組みに触発され、阪南市で牡蠣の養殖を始めた漁師の方に、大阪湾の変化についてお話を伺うなど、環境保護と経済成長が両立しているブルーエコノミーの最前線を徹底的にレポートします。


【参考】海洋教育パイオニアスクールプログラム:https://www.spf.org/pioneerschool/


■動画で理解できる3つのポイント!

①分かりやすく、世界で注目される海のSDGsの理解を深められる!

 動画を視聴することで、SDGsの「海の豊かさを守ろう」に貢献するブルーエコノミーの取り組みを分かりやすく理解することができます。自由研究の題材にもおすすめです。
 

②海域面積世界第6位の日本には欠かせない課題!

 広大な海に囲まれた島国日本の海域面積(排他的経済水域=EEZ)は世界6位!実はお隣の中国よりも広い海を持っています。日本各地で行われているアマモの育成は、大きな海域を有する日本において海洋環境の発展に貢献する大きな源になります。未来に繋がる海洋環境を楽しく学んで、豊かな海を作るきっかけを作りましょう!


③海のSDGs最前線!笹川平和財団が見る未来への可能性!

 世界で注目されているブルーエコノミーですが、日本は先進的な活動を行なっているにも関わらず、多くの人には知られていません。そうした中、笹川平和財団は、海をテーマにした学びを支援するプログラム「海洋教育パイオニアスクール」を立ち上げ、海洋教育を推進してきました。それによって、子どもたちだけでなく、大人たちの意識も変え始めています。中でも、大阪府阪南市では、アマモの再生・保全活動が海を豊かでクリーンにしただけでなく、漁業関係者や観光業の人たちに経済的恩恵を与え、さらに、海の環境を守り育てようという意識が市民全体にも広がりを見せています。


■笹川平和財団理事長 角南篤  コメント

 私自身岡山県出身で、 700以上の島からなる美しい瀬戸内海に面した土地で育ちました。高度成長経済期に海は汚れ、公害もありました。しかし現代では美しい海を守るための活動が瀬戸内海を中心に全国で広がりを見せており、社会の環境への意識も高まっています。今こそ海洋環境を守りながら経済を発展させていくことが非常に重要です。本プロジェクトを通して、身近にある新しい海洋経済活動「ブルーエコノミー」の取り組みを知っていただければと思います。


■番組詳細

 本番組では、合計4回に渡ってブルーエコノミーの取組んできた笹川平和財団の活動について紹介しています。角南篤理事長自らが最前線の現場をレポートし海のSDGsについて分かりやすく解説します。


番組タイトル:海のSDGs最前線!ブルーエコノミーを学ぶ 第一話 アマモが生み出す海の経済循環

配信開始日:8月1日〜

配信チャンネル:笹川平和財団公式YouTube

URL:https://youtu.be/bYaf_G8DFtw

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会社概要

公益財団法人笹川平和財団

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URL
https://www.spf.org/
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
東京都港区虎ノ門1-15-16 笹川平和財団ビル8階
電話番号
03-5157-5389
代表者名
角南 篤
上場
-
資本金
644億9303万円
設立
1986年09月