24時間稼働、ネット接続不要の“AI検査員”。株式会社STARUP 完全オフライン型AI異常検知プラットフォーム「EdgeVision」の販売を開始
ナビエース様との2年以上の研究開発、1年以上の工場での連続実証実験を行い、ライン1つにつき検査員1名分の省人化を実現。異常検知からロボットによる自動排除まで対応。

株式会社STAR UP(本社:京都府京都市、代表取締役:緒方勇斗、以下「STAR UP」)は、完全オフラインで動作する異常検知AIプラットフォーム「EdgeVision(エッジビジョン)」の販売を開始しました。
EdgeVisionは、カメラで取得した画像をAIがリアルタイムに解析し、製品の傷、欠け、異物、印刷不良、部品の有無などを自動で検知する製造現場向けのAI製品です。
外部ネットワークやクラウドに接続することなく、画像の取得、AIモデルの学習、異常検知、精度改善までを現場内で完結できます。
また、EdgeVisionは独自のカメラやエッジボックスなどを買い切り型で提供しており、クラウド型サービスのような継続的な月額利用料をお支払いいただく事なく、長期的に運用していただくことが可能です。
さらに、PLCやロボットアームなどの設備と接続することで、異常を検知するだけでなく、生産ラインの停止や異常品の自動排除まで行うことができます。※EdgeVisionの一部技術について特許出願中です。
京都大学発スタートアップとして株式会社STAR UPは、本製品の販売を始め、ソフトウェアとハードウェアを組み合わせてAI製品の開発を行ってまいります。また弊社は、グローバル規模の「AIメーカー」として、アジア、北米を中心に、エッジコンピューティングおよびフィジカルAI事業にも本格的に推進してまいります。
工場で約1年間検証を行い、検査員の削減を実現

EdgeVisionは、段ボール・包装資材メーカーであるナビエース株式会社の工場に導入され、実際の製造ラインで約1年間、停止することなく安定して稼働しました。
これにより、従来は人が担当していた検査工程において、検査員1名分の省人化を実現しています。
実証実験だけで終わるのではなく、日々稼働する工場で長期間運用することで、検知精度、処理速度、耐久性、操作性を継続的に検証してきました。
現在は、ナビエース様の意見も取り入れながら、他の製造工程への展開も進めています。
2年間の研究開発で追求した「現場で使い続けられるAI」
STAR UPは、約2年間にわたりEdgeVisionの研究開発を行ってきました。
開発において重視したのは、AIの検知精度だけではありません。
製造現場で長期間安定して稼働すること、検知速度が生産ラインに追いつくこと、現場担当者が簡単にAIを学習・改善できること、既存設備と容易に接続できることを追求してきました。
ナビエース様からも、これまで検証してきた画像検査システムと比較して、精度や処理速度に加え、現場担当者が自ら学習データを追加し、AIを改善できる点を高く評価いただいています。
現場担当者は、画面上で正常品と異常品を分類することで、専門的なAI知識やプログラミングを必要とせず、検査モデルを改善できます。
製品や製造条件が変化した場合も、外部のAIエンジニアへ毎回調整を依頼することなく、現場主導でAIを育てていくことが可能です。また、モデルの出力も可能になっており、他ラインへの応用も可能になっております。

ナビエース様コメント
当社では長年、画像認識による異常検知の研究開発に取り組んできました。STAR UPとの出会いは、その研究成果を実際の製造現場で価値へ変える大きな転機となりました。共同開発を通じて実用化への最後の1ピースが揃い、工場内で約1年間運用した結果、検査員1名削減という成果にもつながっています。
しかし私たちが最も高く評価しているのは、その成果そのものではありません。EdgeVisionは、現場で画像を収集し、アノテーションし、AIを改善し続けられるプラットフォームです。一つの検査工程で終わるのではなく、蓄積した知見を活用しながら新たな工程や新たな課題へ展開していくことができます。実際に当社でも、その有効性を確認し、他工程への適用を進めています。
STAR UPの先進的なAI技術と、完全オフライン環境でAIを現場に定着・成長させられるEdgeVisionには大きな可能性を感じています。
EdgeVisionの主な特長

1.完全オフラインで動作し、0.1秒以下の高速異常検知
画像取得からAIモデルの学習、異常検知まで、すべての処理を設置された端末内で実行します。製造データや画像を外部へ送信しないため、通信環境がない工場や、機密性の高い製品を取り扱う現場でも導入できます。また、異常を0.1秒以下で検知し、即座に信号を出力します。高速で稼働する生産ラインでも、リアルタイムで異常を判定し、ライン停止や警報、排出装置の作動につなげることができます。

2.現場担当者がAIを簡単に学習
専門的なAI知識を必要とせず、正常品と異常品の画像を分類することで、現場担当者自身がAIモデルを学習・改善できます。

3.ロボットアームや既存設備と連携が容易
PLC、ロボットアーム、排出装置などと容易に接続できます。
異常品を検知した後、ロボットアームなどを用いて自動的に取り除くことで、人を介さない検査・排除工程を構築できます。
販売開始前から複数の現場が導入を希望
EdgeVisionは、正式な販売開始に先立ち、すでに複数の現場から購入や導入検証の希望をいただいています。
外観検査をはじめ、傷、欠け、異物混入、印刷不良、組付け確認、部品の有無、位置ずれ、包装状態の確認など、さまざまな用途について相談が寄せられています。
今後は、製造業を中心に導入を拡大するとともに、物流・倉庫、防衛、インフラなど、リアルタイム性とセキュリティが求められる現場への展開も進めてまいります。
STAR UPは、「AIメーカー」として、ハードウェアとソフトウェアの両軸からAIプロダクトの開発・販売を推進
STAR UPはこれまで、製造業、建設業、物流業、自治体などに対して、ソフトウェアを中心に、データ基盤の構築、AIモデルの提供を元に人間の意思決定の最適化を行って参りました。
EdgeVisionの販売開始により、ソフトウェアだけでなく、カメラ、エッジ端末、AIモデル、設備制御までを一体で提供するAIメーカーへと事業領域を拡大します。
今後は、AIが情報を分析・生成するだけでなく、現実空間を認識し、判断し、設備やロボットを動かすフィジカルAIの社会実装を推進してまいります。
EdgeVision製品概要
製品名:EdgeVision(エッジビジョン)
製品区分:完全オフライン異常検知AI/エッジAIプラットフォーム
主な機能:画像取得、AIモデル学習、リアルタイム異常検知、モデル改善、PLC・ロボットアーム・既存設備との連携
製品サイト:https://edgevision.jp
株式会社STAR UPについて
株式会社STAR UPは、製造業、建設業、物流業、自治体などの現場における意思決定と業務をAIで変革するプロダクトを開発するAIメーカーです。
EdgeVisionをはじめ、図面・文書・画像・業務データを活用するAIプロダクトを展開し、ソフトウェアとハードウェアの両面から産業現場の生産性向上を支援しています。
会社名:株式会社STAR UP
代表者:代表取締役 緒方勇斗
所在地:京都府京都市上京区甲斐守町97 西陣産業創造會舘 3F
コーポレートサイト:https://www.starup01.jp/
本件に関するお問い合わせ先
株式会社STAR UP
代表取締役 緒方 勇斗
メールアドレス:yuto.ogata@starup01.jp
ナビエース様へのお問い合わせ先
ナビエース株式会社
生産技術部長(兼AIエッジプラットフォーム事業推進責任者) 伊藤 洋
メールアドレス:Hiroshi.Ito@nabiace.co.jp
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