ブルームバーグ初の全セクター対象企業男女平等指数に104社が参加

2018年男女平等指数参加対象企業の全セクターへの拡大により、参加企業が二倍に

 

＊本プレスリリースはBloomberg LPが2018年1月22日に英語で発表を行ったプレスリリースを日本語に翻訳・再編集したものです。オリジナルのプレスリリースの正式言語は英語であり、この内容および解釈については英語が優先となります。英文オリジナルにつきましては次のサイトをご参照ください。https://www.bloomberg.com/company/announcements/104-companies-included-first-sector-neutral-bloomberg-gender-equality-index/

【ニューヨーク－2018年1月22日】　ブルームバーグは本日、2018年男女平等指数(GEI)を発表しました。24ヵ国・地域に本社を置く10セクターにわたる100社以上が、この度、全セクター対象を初めて対象とする同指数に参加しました。GEIは、各企業の企業内統計、行動指針、社外コミュニティーサポート及び外部関与、ジェンダーに関連した商品提供において、いかに平等であるかを指数として数値化しています。

全セクターを対象としたブルームバーグGEIは、2016年に発表したブルームバーグ金融サービス企業男女平等指数(BFGEI)に続くものとなります。2017年BFGEIには、17ヵ国・地域に本社を置く金融会社52社が参加しました。

2018年GEIの参加企業は、24ヵ国・地域におけるグローバル企業へと拡大し、新たにベルギー、チリ、ギリシャ、アイルランド、イタリア、シンガポール、台湾に本社を置く企業が参加しました。参加企業は、コミュニケーション、生活必需品、エネルギー、金融、素材、テクノロジーといった幅広いセクターに及びます。

ブルームバーグの会長で米国の30％クラブ（女性の取締役比率30％を呼びかける団体）の創業会長を務めるピーター・T・グラウアーは次のように述べています。「この度GEIに参加された104社の幅広い業界の皆様によるジェンダー平等をサポートする職場環境実現への努力を賞賛します。より多様でインクルーシブな職場が求められる中、参加企業の皆様によるリーダーシップが、他のすべての企業様にとって、改革を実行していくための実例となるでしょう。」

ロレアルの会長兼CEOのジャン-ポール・アゴン氏は次のように述べています。「ロレアルがブルームバーグGEIの早期採用企業として参加していることを誇りに思います。当社は長年にわたり、全ての職級におけるジェンダー比のみならず、賃金平等化に取り組んできましたが、それは社会及びビジネスに有益なことであると認識しているからです。GEIへの参加は、多様でインクルーシブな職場環境を提供するために更なる努力していく励みとなります。」

2018年GEIの主なポイントは以下の通りです。

• 取締役メンバーにおいて女性が占める割合がESG指数では平均12.7%であるところ2018年の2018年GEI参加企業においては26.2%
• GEI参加企業のなかの女性が占める最高幹部クラスの割合は26%、役員 クラスでは19%、そして2016年においての昇進の46%を占める
• GEI参加企業の女性が幹部レベル職において占める割合が33.5%上昇(2014年度から2016年度)
• GEI参加企業の67%が、全ての広告、マーケティング内容につき事前にジェンダーバイアスがないかを確認している
• GEI参加企業の65%がジェンダー平等を支持する団体への署名者またはメンバーである

バンク・オブ・アメリカのグローバルHRエクゼクティブであるSheri Bronsteinは次のように述べています。「グローバル規模で従業員の50%以上を女性が占め、グローバル・マネジャーの40%以上、グローバル・マネジメントチームの40%以上、取締役会の35%以上を女性が占めることが、当社を多様性のある強い企業にしていると思います。私たちは、引き続き能力を持つ女性を雇用、そして更なる能力を引き出せるよう投資し、彼女たちが当社、ひいてはコミュニティにおけるリーダーとしての地位を確立できるよう努めていきます。」

ブルームバーグのDeputy Chief of Staff to the Chairmanであるカースティン・バーネットは次のように述べています。「投資家が、引き続き投資先企業の環境・社会・ガバナンス（ESG）要因への取り組み方に関する情報を必要とする中で、2018年ブルームバーグGEIにより投資家が業界に係わらず、投資先企業の男女平等への取り組みを比較することが可能となりました。より多くのデータと透明性がこの分野にもたらされることにより、投資家はより多くの情報をもとに判断を下すことが可能となります。また企業はジェンダー平等への取り組みの進捗度合をより良く理解することができます。」

GEIは、ブルームバーグ端末において提供している既存のESG関連情報を補完し、投資家へより標準化されたジェンダー平等データを提供します。

指数への参加を希望する企業の皆様には、ブルームバーグがカタリスト(Catalyst)、女性の世界銀行(WWB)、ワーキング・マザー・メディア(Working Mother Media)、National Women's Law Center、National Partnership for Women & Familiesといった外部の専門家の皆様による協力で作成した社会調査表の提出をしていただいております。今年の指数参加企業はいずれも、情報開示および優れた数値の達成または方針の導入についての世界基準としてブルームバーグが定めるスコアまたはそれ以上を獲得しています。

調査及びGEIへの参加は任意であり、費用はかかりません。ブルームバーグは回収したデータを本調査以外の目的で使用することはありません。指数はランキング形式ではありません。

GEIに関する詳細や、来年の指数への参加方法については、https://www.bloomberg.com/professional/sustainable-finance/をご覧ください。

ブルームバーグ端末の契約者の皆様はBGEI Index DES<GO>から閲覧可能です。

GEIは金融商品の指数としてではなく、情報提供を目的として作成された指数です。ブルームバーグの書面による同意なしで金融商品の原資産、または投資ファンドなどのパフォーマンス評価、またほかのあらゆる目的のために使用されることは禁止されています。

2018年ブルームバーグ金融サービス企業男女平等指数の参加企業：                                                            アクセンチュア（Accenture）
AIAグループ（AIA Group）
アリアンツ（Allianz）
アメリカン・エキスプレス（American Express）
AMNヘルスケア・サービシズ（AMN Healthcare Services）
Annaly・キャピタル・マネジメント（Annaly Capital Management）
オーストラリア・ニュージーランド銀行（ANZ）
AT&T （AT&T）
AU Optronics（AU Optronics）
アクサ（AXA）
サンタンデール銀行（Banco Santander）
サンタンデール銀行チリBanco Santander Chile（Banco Santander Chile）
バンク・オブ・アメリカ（Bank of America）
モントリオール銀行（Bank of Montreal）
クイーンズランド銀行 （Bank of Queensland）
バークレイズ（Barclays）
BBセグリダーデ・パルティチパソエス（BB Seguridade Participações）
ビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア（BBVA）
BNPパリバ（BNP Paribas）
バンク・オブ・ニューヨーク・メロン（BNY Mellon）
CAテクノロジーズ（CA Technologies）
カナダ帝国商業銀行（CIBC）
シティグループ（Citigroup）
シティ・デベロップメンツ（City Developments Limited）
クロロックス（Clorox Company）
コア・ラボラトリーズ（Core Laboratories）
CVSヘルス（CVS Health ）
大和証券グループ本社（Daiwa Securities Group Inc.）
ダビータ（DaVita）
DBS銀行（DBS）
ドイツポスト（Deutsche Post）
ドイツテレコム（Deutsche Telekom）
ディアジオ（Diageo）
ドミニオン・エナジー（Dominion Energy）
ドクターレディーズラボラトリーズ（Dr. Reddy's Laboratories）
デュポン（DuPont）
エスティ ローダー（The Estée Lauder Company）
ユーロナブ（Euronav）
フィフスサード銀行（Fifth Third Bank）
ファースト・データ社（First Data ）
ファースト・ホライズン（First Horizon）
フォーテスキュー・メタルズ・グループ（Fortescue Metals Group）
フランクリン・リソーシズ（Franklin Resources）
ギャップ（Gap Inc.）
ゴーダディ（GoDaddy）
グルポ・フィナンシエロ・バノルテ（Grupo Financiero Banorte）
ハートフォード（The Hartford）
イベルドローラ（Iberdrola）
アイ・エヌ・ジー（ING）
イングレディオン（Ingredion）
インテーザ・サンパオロ（Intesa Sanpaolo）
イタウ・ウニバンコ（Itaú Unibanco）
JP モルガン・チェース・アンド・カンパニー（JPMorgan Chase & Co.）
ケリング（Kering）
レイドス（Leidos）
ライオンズゲート（Lions Gate Entertainment）
ロレアル（L'Oréal）
マスターカード（Mastercard）
メイバンク（Maybank）
メットライフ（MetLife）
三菱UFJフィナンシャル・グループ（Mitsubishi UFJ Financial Group, Inc.）
みずほフィナンシャル・グループ（Mizuho Financial Group, Inc.）
モルガン・スタンレー（Morgan Stanley）
MS&ADインシュアランス・グループ・ ホールディングス（MS&AD Insurance Group Holdings, Inc.）
ナショナルオーストラリア銀行（National Australia Bank）
ギリシャ・ナショナル銀行（National Bank of Greece）
日本電産（Nidec Corporation）
ナイソース（NiSource）
ノルデア銀行（Nordea Bank）
ノーザン・トラスト（Northern Trust）
NTTドコモ（NTT DOCOMO, Inc.）
エヌビディア（NVIDIA）
オールド・ナショナル銀行（Old National Bank）
PNCファイナンシャルサービス（PNC Financial Services Group）
プラクスエア（Praxair）
プルデンシャル（Prudential）
QBE保険（QBE Insurance）
リクルートホールディングス（Recruit Holdings Co., Ltd.）
ロジャーズ・コミュニケーションズ（Rogers Communications）
カナダロイヤル銀行（RBC）
ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ（RBS）
シュナイダーエレクトリック（Schneider Electric）
スコラスティック（Scholastic）
スコシアバンク（Scotiabank）
ソデクソ （Sodexo）
スコティッシュ・アンド・サザン・エナジー（SSE）
スタンダードチャータード（Standard Chartered）
STマイクロエレクトロニクス（STMicroelectronics）
Sun Life Financial （Sun Life Financial）
スウェドバンク（Swedbank）
テック・リソーシズ（Teck Resources）
テレフォニカ（Telefónica）
トロント・ドミニオン・バンク(TD Bank）
トランスカナダ（TransCanada）
ガランティ銀行（トルコ）（Türkiye Garanti Bankası ）
UBS グループ（UBS）
ビザ（Visa）
ボヤ・ファイナンシャル（Voya Financial）
ウォルマート・デ・メヒコ（Walmart de México）
ウエストパック（Westpac）
ウェアーハウザー（Weyerhaeuser）
ヤム・ブランズ（Yum! Brands）
ジロー・グループ（Zillow Group, Inc.）
チューリッヒ保険会社（Zurich Insurance ）

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