ジャミール商事株式会社とHoloeyes株式会社の事業連携開始についてのお知らせ

Holoeyes株式会社

Holoeyes株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:谷口直嗣、以下当社)は、ジャミール商事株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:榎並滋喜、以下ジャミール商事)と、当社が提供する医療用画像表示サービス(非医療機器)「Holoeyes XR」及び医療教育プラットフォーム「Holoeyes Edu」の事業開発と販売・マーケティングに関する業務提携実現に向け、基本合意に至りましたことをお知らせいたします。

本業務提携により、国内外における当社のVR技術を活用した革新的なサービスの開発と普及を通じて、手術の効化・安全性の向上、高度な医療技術の共有による医療水準の向上、および医療教育の質の向上に貢献することを目指しています。当社は、主に4つのVR製品を提供しています。


【Holoeyes XR】
医用画像データをVR空間で利用可能な3Dモデルに変換するサービスで、手術の計画や患者説明、医療教育への活用が可能です。(非医療機器)

【Holoeyes Edu】
スマートフォンとダンボールゴーグルでの利用が可能な医療教育プラットフォームで、VR空間で3Dモデルを用いて解剖や手術手技を学習することが可能です。また、VR空間上での手の動きや音声を記録する機能を用いることで、利用者によるオリジナルコンテンツの作成・共有が可能です。

【Holoeyes VS】 
「Holoeyes XR」に対応したオンライン遠隔共有カンファレンスサービスであり、複数人が同時に立体空間上でオンラインカンファレンスに参加することができます。オプション機能である「バーチャルセッション」機能を用いることで、地理的な制約を受けずに医療支援、医療技術指導を提供することができます。

【Holoeyes MD】
画像診断装置から取得できる画像データから3Dモデルに変換し、そのデータを診療に活用することができます。

医療現場においては、CT・MRI等の医用画像を基に病変の位置や周囲の血管・臓器等との位置関係を正確に把握することが手術等の治療を行う上で重要とされています。一方で、2次元の画像情報を基に人体の複雑な立体構造を理解するためには知識と経験が必要とされており、そのために多くの労力が割かれています。また、特に外科領域における医療技術には言語化が困難な内容が多いため、若手医師に対して高度な手術手技や知見を正確に伝え、指導することが難しいという現状もあります。加えて、現在、医学教育の現場においては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けてオンライン講義の導入が加速しています。しかしながら、医学系の教育においては、模型・シミュレータ等を用いたトレーニングや臨床実習を通じた現場経験が不可欠なため、オンラインでいかに実習と同等の教育効果を得ることができるかが大きな課題となっています。

当社は、これらの課題の解決に有用な医用画像3Dモデルを国内外の様々な大学・医療機関に提供しています。例えば、手術前のシミュレーションや、手術中に肉眼での確認が困難な箇所の解剖学的構造を把握することにHoloeyesの3Dモデルが活用されています。
利用者は医師の動作や手技を記録した画像空間を360度様々な方向から自由に動き回り、3Dモデルを確認することが出来ます。これにより、2次元の平面上では理解しづらかった、解剖学的構造を立体的に学び、効果的に理解することが可能となりました。
また、医師の動作・手技を立体空間的に記録し、VR上で追体験できるようにしたことで、外科医の卓越した技術・知見のより効果的な共有・伝承を可能にしています。さらに、オンライン教育では、スマートフォンで利用可能なVR医療教育コンテンツの提供により、場所にとらわれず、何度でも、3Dモデルを用いた解剖・手術手技の学習ができる環境を提供しています。

上記のような事例をはじめとして、VR技術を用いたオンライン診療や遠隔手術等、医療分野におけるICT技術の活用とイノベーションの創出は今後も加速していくことが期待されます。また、日本国内の歯科の分野でも、VR技術を活用し、新しい歯科教育コンテンツとしても提供していきます。

<Holoeyes株式会社について>
Holoeyes株式会社は、医用画像から得た3Dデータを活用し、国籍や言語、地域に関係なく、誰でも医療データにアクセスできる世界の実現を目指し、医療格差問題の解決をビジョンに掲げています。これによりSDGsの目標のひとつである「すべての人に健康と福祉を」の達成に貢献するべく、ビジョンに共感を抱いてくれた全国のパートナー企業と提携し、企業間の壁を越えて相互送客するなど、これまでの常識を越えたパートナーシップを築いています。
詳細については、https://holoeyes.jp/(日本語)をご参照ください。

<ジャミール商事株式会社について>
ジャミール商事株式会社は、1996年にアブドゥル・ラティフ・ジャミール社の日本法人として設立されました。自動車や再生可能エネルギー、ヘルスケアを中心に事業を展開しています。日本企業及びアジア企業との連携により、中東、北アフリカ、トルコ及びアジア地域に幅広く日本の優れた製品や技術を輸出する総合商社を目指しています。

詳細については、https://alj-japan.co.jp/(日本語)をご参照、またはhttps://alj-japan.co.jp/contact(日本語)にお問い合わせ下さい。

 

<医療機器認証に関する情報>
・一般名称:汎用画像診断装置ワークステーション用プログラム
・販売名:医療用画像処理ソフトウェア Holoeyes MD
・認証クラス分類:管理医療機器(クラスⅡ)
・認証番号:302ADBZX00011000
・認証日:令和2年2月28日

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会社概要

Holoeyes株式会社

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URL
https://holoeyes.jp/
業種
医療・福祉
本社所在地
東京都港区南青山2−17−3 モーリンビル303
電話番号
-
代表者名
杉本 真樹
上場
未上場
資本金
1億5642万円
設立
2016年10月