サグリ、JICA人材育成奨学計画（JDS事業）における付加価値研修で登壇

ネパール及びガーナの修士課程留学生20名に対して当社代表の坪井が登壇しました。

サグリ株式会社（本社：兵庫県、代表取締役：坪井俊輔）は、JICA人材育成奨学計画における付加価値研修にて、ネパール及びガーナの修士課程留学生20名に対して、「創業から今に至るまでの軌跡」を題とした起業活動について発表を行いました。本セミナーはオンラインで開催され、英語で実施をされました。また、留学生からは自国スタートアップ事例に関するプレゼンテーションがあり、意見交換を行いました。

「人類と地球の共存を実現する」をビジョンに掲げ、活動を行うスタートアップ企業サグリ株式会社は、2021年3月28日、JICA（国際協力機構）が取り組む人材育成奨学計画人材育成奨学計画（通称JDS事業）における付加価値研修に参加をし、ネパール及びガーナの修士課程留学生20名に対して、「創業から今に至るまでの軌跡」を題とした45分間に渡るプレゼンテーション（言語は英語で実施）の実施をご報告致します。

本付加価値研修では、「事業価値を高めるための研修」として、「神戸市における産業振興への取組み」を題材としたテーマで、行政及び民間の取組みの両面を踏まえたオンラインセミナーが行われました。研修としては「産業振興、特にスタートアップ」について行政の役割と、実際に新規事業に取組む民間企業の活動を理解し、自国でのスタートアップ企業育成・支援等への参考とし、自らのアクションプランを考察する。」ことを目標として実施されました。サグリ株式会社の坪井からは、これまでのサグリが歩んできた取組みについて、日本及びグローバルの両面の事業プレゼンがされた後に、なぜサグリ株式会社を設立し、グローバルの農業と環境課題を解決しようと思うに至ったのか、そのきっかけとなるルワンダでの教育現場や、500 KOBE アクセラレーションプログラムを通じてグローバルに展開、インド・ベンガルール拠点を設立した話などが繰り広げられました。

プレゼンテーション後には、留学生より自国の農業課題や環境課題について及びその課題に対するサグリ技術の適応性などについて、複数の深い質疑応答が繰り広げられました。特に、農地を自動で区画化する技術（AIポリゴン）や、衛星データと機械学習を組み合わせた土壌化学生評価技術、脱炭素に資する農地からのカーボン・オフセットに関する取組みに関して質疑が多く集まり、技術への関心をいただきました。

また、留学生からは、自国におけるスタートアップエコシステムに関するプレゼンテーションがなされ、弊社代表は、そのプレゼンテーションに関して意見交換を実施しました。本プレゼンテーションを通じて、ネパールやミャンマーにおいてどのようなスタートアップエコシステムが存在するのか認識ができたと共に、とある留学生のプレゼンテーションでは、農業分野に如何に大きな課題があるかを熱く語られており、サグリとして、取り組むべき課題である「途上国農家の所得向上を通じた経営発展と自己実現」の重要性を大きく感じる回となりました。

最後に本セミナーに出席した方よりアンケートをいただき、以下のような声をいただいた。

• (1)  講義の中で得た新しい情報・興味深かった点

衛星データを利用することで、土壌や肥料の正しい施用に関するデータを収集できるという内容が興味深かった。
The lecture on using satellite to collect data on soil and right application of fertilizer

衛星データを使って農業問題を解決するというアイデアは、私にとって最も興味深かった。セッションに参加する前、サグリのようなデータプラットフォームを利用して農業の問題の解決方法について、認識をしていなかった。
The idea of using satellite data to sole agricultural problems is most interesting to me. Before joining this session, I was not much aware about how such data platforms can be utilized to resolve problems in the agriculture.

衛星データを活用した農業問題の解決は非常に興味深いと感じた。
The resolution of agricultural problems through the use of satellite data is interesting.

プレゼンテーションの内容や話し方、サグリが提供する最適施肥に向けたアプリケーションに感銘を受けた。
Presentation style and Sagri services fertilization application using technology.

農業の生産性を高める技術の利活用だと感じた。
The use of technology to enhance productivity.

農業・気象用にデータとAIを組み合わせることができることに非常に関心をもった。
The fact that they are able to combine data and AI for agricultural and meteorological purposes is remarkable

この講義の全ての内容が興味深かった。 AIと衛星データは農業の改善に役立つものとなると感じた。
I like everything about this lecture. AI and satellites are used for farming improvement.

生産性向上のためには、AIが学習するための農業関連情報の収集を行う必要があり、AIと衛星データの活用で農業情報の最適化が可能になると痛感した。
Gathering agricultural related information to improve productivity. Using AI and satellite for the information gathering and processing.

テクノロジーを通じて、農業の仕組みをソリューションで解決することがわかる内容だった。
Solving basic agricultural solutions with technology

• （２） 講義を経て得た自国で活用できそうな知識・アイディア

衛星データを使って農業の問題を​​解決するというアイデア。データを収集するために農業に関連したアプリをいくつかアップロードしようと思う。また、同僚に本内容を共有し、自国でワークショップも開催しようと思った。
The idea of using satellite data to solve problems in agriculture. I will upload some apps that are related to agriculture for collecting data. I will organize workshop on it for my coworkers to abreast themselves with it 

衛星データを活用し、農業問題の解決に活用するというアイデアは、ネパールの農業セクターを改善するために最も有用なアイデアだと思いました。
The idea of managing satellite data and utilizing them in solving agricultural problem is most useful idea for improving Nepalese agricultural sector.

私の国が農業経済に非常に依存しているため、衛星データのような革新的なツールを通じて農業問題を解決することは非常に有用であると感じた。
The use of innovative tools like satellite for solving the agricultural problems is highly useful for my country which is highly based on agrarian economy.

AIを利用することで、気候変動関連の災害のリスクを減らすことにつながりそうだ。
Use of AI to reduce the risk of climate change related disaster

ネパールの農業でも、同様の技術を利用していきたいと思った。
We can use similar technology in agriculture in Nepal

肥料の施用にサグリの技術を活用していきたい。
Apply the use of technology in applying fertilizer

今回の技術は、農業に関わるあらゆる領域で使用することができる。この分野について多くを学習し、ガーナでの事業に組み込む方法を模索していきたい。
that technology can be used in all spheres of life including tax revenue mobilization. I will try to read more about this very field and see how to incorporate it out operations in Ghana.

肥料の可変施用は、非常に面白く便利だと感じている。
Fertilizer application is very much interesting and useful

今回のサグリから提供された重要な情報を農民グループに共有したい。私の国では、事業展開の可能性は大きく、多くの人が興味を示してくれると考えています。
I will share this important information to farmer groups. The potential is great in my country. Hope many will express interest.

農業の生産性向上のためには、イノベーション技術を活用すべきだと感じた。
We should use the innovation technology for the promotion of higher productivity

サグリ社についてもっと知りたい。サグリ社のデータを自分の国の利益のためにどのように活用できるかを知りたいです。
I want to know more about Sagri company and then see how I can utilize the data from them for the benefit of my country

ネパールは農業国でもあります。農民がそのような革新的なアイデアと技術の助けを借りてサポートされている場合、農産食品生産の分野における革命となるでしょう。
Nepal is also an agricultural country. If the farmers are supported with the help of such innovative ideas and technology. It would be a revolution in the field of agri-food production.

私の国は農業を基盤としている国なので、農業生産性を向上させるというサグリの提案は、私の国で実行をしていくのには、本当に素晴らしいものだと感じている。
Since my country is agriculture-based country, this idea of improving agricultural productivity is really a good to implement in my country.

ガーナの小規模農家にとって非常に便利です。神戸市役所、UNOPS、日本のサグリ企業にぜひ行きたい。私は彼らのプレゼンテーションに本当に触発されました。
It can be very useful for small farmers in Ghana. I want to visit Kobe city office, UNOPS and Sagri companies in Japan. I was really inspired by their presentations

• サグリ株式会社について

サグリ株式会社は、2018年6月に兵庫県で創業を行うスタートアップ企業であり、2021年6月にはリアルテックファンドなどから総額1.55億円の資金調達を発表しました。また、ひょうご神戸スタートアップファンドの第一号案件の出資となりました。2021年度農林水産省 農林水産技術等大学発ベンチャーに認定され、近畿経済産業局より、J-Startup-KANSAIに選出。環境省スタートアップ大賞事業構想賞受賞や東洋経済2021すごいベンチャーに選出されました。また、国立大学法人東海国立大学機構岐阜大学により岐阜大学発ベンチャーに認定されました。

• エンジニア採用について

サグリ株式会社では、積極的にエンジニアの採用を募集しています。弊社が開発するアプリケーションや技術開発をリードするバックエンドエンジニアや衛星データから得られる情報を解析するデータサイエンティスト、機械学習エンジニアを募集しております。以下のリンクよりお申し込みいただくもしくは、弊社HPコンタクトより、採用について御相談下さい。

転職サイトGreen 採用募集サイト
https://www.green-japan.com/company/8494

Wantedly 採用募集サイト
https://www.wantedly.com/companies/sagri/projects

弊社HP（採用コンタクトフォーム）
https://sagri.tokyo/recruit/

• 衛星データを活用した土壌化学性評価技術に関して

衛星データから農地土壌の化学性評価を行う技術を確立。グローバルの農地で、簡易的な土壌分析として活用することができるとともに、センシングデータをもとに、可変施肥等の施肥設計技術にも活用可能です。

• 衛星データを活用したAIによる農地区画化技術に関して

弊社は、AIで農地を自動区画化する技術も合わせて確立し、展開しております。この技術を用いると国内のみならず、グローバルの農地を瞬時に自動で区画化でき、1筆ごとに、農地面積も評価することが可能です。

• 本件についてのお問い合わせについて

メールアドレス：[e-mail]
電話番号: 0795-81-4010
https://sagri.tokyo/contact/