NEDO「水素社会構築技術開発事業/地域水素利活用技術開発」公募に共同提案が採択されました
三笠市H-UCGによるブルー水素サプライチェーン構築実証事業
大日本ダイヤコンサルタント株式会社、北海道三笠市、国立大学法人室蘭工業大学、エア・ウォーター株式会社およびカワテックス株式会社 は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」という。)の2023年度「水素社会構築技術開発事業/地域水素利活用技術開発」(地域モデル構築技術開発)に共同提案した「三笠市H-UCGによるブルー水素サプライチェーン構築実証事業 」が採択されましたので、お知らせします。
事業の目的
三笠市の地域特性を活用した水素製造コスト30円/㎥以下の達成を見据え、H-UCGによるブルー水素サプライチェーンとして目指す商用モデルの構築を目的に、石炭と木質バイオマスによる混合ガス化、ブルー水素製造、最適な輸送方法、利用方法を検証する。
❶石炭と木質バイオマスによるガス化技術の実証(担当:三笠市、国立大学法人室蘭工業大学、エア・ウォーター株式会社)
❷生産ガスからの水素精製・CO₂分離回収によるブルー水素製造技術の実証(担当:大日本ダイヤコンサルタント株式会社、北海道三笠市、国立大学法人室蘭工業大学、エア・ウォーター株式会社)
❸三笠市内での最適な水素サプライチェーンの構築(担当:大日本ダイヤコンサルタント株式会社、北海道三笠市、カワテックス株式会社
事業内容概略
❶石炭と木質バイオマスによるガス化技術の実証
UCGによるガス化、石炭と木質バイオマスの混合ガス化により、水素製造プラント向けの原料ガスを生産する。
UCG生産ガス量30N㎥/h 、木質バイオガス量 100N㎥/h、混合ガス量130N㎥/hの生産を目指す。
❷生産ガスからの水素精製・CO₂分離回収によるブルー水素製造技術の実証
H-UCGにより生産したガスから、CO₂を分離・回収し、さらに水素を分離・精製する技術を確立をする。
国の目標としている炭素集約度3.4kg-CO₂e/kg-H₂以下を目指す。
❸三笠市内での最適な水素サプライチェーンの構築
高圧ガスタンク45MPaの開発、経済性の高い燃料電池による熱電併給システムの実証・開発を行う。
事業期間
2023年度から2025年度(最長2026年3月31日まで)
【関連情報】
NEDOニュースリリース「2023年度「水素社会構築技術開発事業/地域水素利活用技術開発」の追加公募に係る実施体制の決定について」
建設コンサルタントとは(大日本ダイヤコンサルタント ホームページ)
※H-UCG:Hybrid Underground Coal Gasification(ハイブリッド型⽯炭地下ガス化)
※本実証事業は、期間中に調査結果に対するステージゲート審査を受けた上で実証に向けた継続の有無が判断される。
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