国家戦略特区・加賀市で、顔認証に挑戦するスタートアップが政府から評価！

「加賀市版スマートパス構想」を推進する株式会社ELEMENTSが日本スタートアップ大賞2024で総務大臣賞を受賞！

加賀市

2024年7月29日 16時00分

石川県加賀市（市長：宮元陸）では、国家戦略特区を生かし、強力にスタートアップを支援、および協創を進めています。同市は「スマートシティ加賀」をスローガンに掲げ、そのひとつの施策として、今年３月から顔認証の技術を活用し、様々なサービスを“顔パス”で利用する実運用をスタート*しています。

この実運用を同市と推進してきた、株式会社ELEMENTS（本社：東京都中央区、代表取締役社長：長谷川敬起）が７月22日、総理大臣官邸で開催された「日本スタートアップ大賞2024」において、総務大臣賞を受賞しました。

一般的に顔認証システムについては、その利便性は非常に魅力とされながらも、「生体」を認証する技術への懸念や不安の声も聞かれます。しかし、同社の個人認証セキュリティ技術レベルの高さや、「顔パス」チェックインスピードの利便性などが優れていることなど、本件の受賞を加賀市としても大変喜ばしく受け止めています。実際に加賀市へ実装し、利用者数は約2000人（2024年7月現在）となっており、「加賀市版スマートパス構想」も着実に進んでいます。

今後も加賀市は大企業における新規事業や、スタートアップなどの先端技術における挑戦を支援し、国家戦略特区として、「世界で一番ビジネスのしやすい環境」を目指し、これまでになかった新しい事業に挑戦するチャレンジャーを応援していきます。

顔認証の様子（市内で撮影）

株式会社ELEMENTSから加賀市へのコメント

今回は加賀市に提供させていただいている生体パスポートの仕組みを評価していただきました。加賀市はELEMENTS社にとって自治体におけるファーストクライアントです。この仕組みに一番最初に勇気を持って飛び込んでくださいました。これからも便利で過ごしやすいまちづくりに貢献していきたいと思います。ありがとうございました（代表取締役社長長谷川敬起氏）

※「加賀市版スマートパス構想」で活用する生体パスポートは、同社のグループ会社である株式会社Liquid（株式会社ELEMENTSの100％子会社）が開発した「デジタルIDウォレットアプリ”PASS”」を活用しています。

《株式会社Liquid社　加賀市事例ページ》

https://liquidinc.asia/smartcity/case-kagacity/

日本スタートアップ大賞について

日本スタートアップ大賞は、次世代のロールモデルとなるような、インパクトのある新事業を創出した起業家やスタートアップを表彰し称える制度です。起業を志す人々や社会に対し、積極的に挑戦することの重要性や起業家一般の社会的な評価を浸透させ、もって社会全体の起業に対する意識の高揚を図ることを目的としています。経済産業省、農林水産省、文部科学省、厚生労働省、国土交通省、総務省が広く募集をかけて、有識者等で構成される審査委員会において受賞者を決定しています。

「加賀市版スマートパス構想」について

マイナンバーカードによる公的個人認証と顔認証を紐づけることで、さまざまなサービスを“顔パス”で利用できる仕組みを構築。2024年3月からは屋内遊具施設、加賀市医療センター、避難所等での実運用が始まりました。2024年7月下旬時点で、約2000人の市民が顔情報を登録しています。