日本ゼオン、米国Visolis社とMOU(基本合意書)を締結
バイオイソプレンモノマー関連事業およびSAF事業の商業化促進により持続可能な社会の実現寄与
バイオイソプレンモノマーは、バイオイソプレンゴム(バイオIR)、バイオスチレン-イソプレン-スチレンブロック共重合体(バイオSIS)およびSAFなどの原料となり、当社が中期経営計画STAGE30の全社戦略で掲げるカーボンニュートラルとサーキュラーエコノミーを実現する「ものづくり」への転換の推進に大きく寄与することが期待される材料です。バイオイソプレンモノマーおよびSAFは、Visolis社の特許取得済みの最先端技術を活用し、バイオマス原料を元に生物反応(発酵)と化学反応を組み合わせて製造されます。なお、今回ゼオンは、Visolis社の独自技術で合成した、バイオイソプレンモノマーを用いたバイオSISの合成に世界で初めて成功しました。同時にVisolis社はバイオイソプレンモノマーの製造能力を50倍スケールアップしています。
今回の合意に基づき、両社では、今後バイオイソプレンモノマーおよびSAFなどの商業化の実現可能性を調査するとともに、ゼオンでは、バイオベース材料に対する高いニーズがある靴やタイヤなどの市場に対し、評価用製品サンプルの提案を開始いたします。
当社は、今後も独創的な技術・製品・サービスを通して、「持続可能な地球」と「安心で快適な人々のくらし」に貢献してまいります。
【Visolis概要】
社名 : Visolis, Inc.
事業内容 : 合成生物学による高機能なカーボンニュートラル材料の製造
代表者 : Deepak Dugar
住所 : 1488 Zephyr Ave, Hayward, California 94544
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