【年収923万円】TypeScriptエンジニア案件2025年最新|フリーランス調査

リモート案件は94.5%

INSTANTROOM株式会社

2025年最新のフリーランスの「TypeScriptエンジニア案件の調査レポート」を発表します。

22,864件のフリーランスボードに掲載されている実際のフリーランス案件から作成しました。

■調査サマリー

・TypeScript案件の平均年収923万円

・リモート案件は94.5%

・TypeScript案件の占有率は全体の10.22%

■目次

TypeScript案件の平均年収

TypeScriptの案件数

TypeScript案件のリモートワーク比率

TypeScript案件のフレームワーク別動向

TypeScript案件の多い業界

TypeScript案件の職種

TypeScriptの特徴

TypeScriptで作れるもの

TypeScriptスキルの市場価値

調査対象

フリーランスボード(https://freelance-board.com/jobs/skills-379)に掲載されたTypeScript求人案件の月額平均単価より想定年収を試算しています。

・対象期間

2024年2月1月〜2025年5月26日

・対象件数:

 22,864件

※本データ引用の際のお願い

メディア掲載の際に出典先を掲載する場合は、下記を追加いただくようお願いします。

出典:フリーランスボード(https://freelance-board.com/jobs/skills-379

TypeScript案件の平均年収

平均年収923万円(言語年収ランキング7位)

TypeScript案件の平均月額単価は76.9万円、平均年収は923万円で、年収ランキングでは7位に位置しています。TypeScriptはJavaScriptに型システムを追加した言語であり、フロントエンドではReactやAngular、バックエンドではNode.jsなどのランタイムで広く採用されています。

特にSPAやマイクロフロントエンドなど大規模Webアプリケーションの保守性向上を目的とする企業からの需要が高く、静的型付けによる品質担保が報酬水準を支えています。クラウドネイティブな開発が主流となり、リモートワーク環境との相性が良いため、フルリモート案件の割合が高い点も特徴です。

フルスタック志向のエンジニアにとっては、フロントエンドからサーバーサイド、インフラ自動化まで一貫してTypeScriptで開発できる環境が増えており、キャリアの拡張性が高いと言えます。

TypeScriptの案件数

案件数(案件比率)10.22% (案件数ランキング4位)

TypeScriptの案件は市場全体の10.22%を占めており、案件数ランキングでは4位に位置しています。JavaやPHP、JavaScriptに次ぐシェアを確保しつつ、平均月額単価は76.9万円と高水準を維持しているため、案件ボリュームと報酬バランスの両面で魅力があります。

フロントエンド主導で普及した経緯からReactやNext.jsを用いたSPA開発が中心ですが、近年はNode.jsやEdge Functionsを活用したバックエンドやサーバーレス環境でも採用が拡大しています。型システムによる安全性とJavaScriptからの移行しやすさが評価され、設計からテストまで一貫した言語で開発できる点が企業に支持されています。

クラウドネイティブなマイクロサービスやマイクロフロントエンド、Jamstackアーキテクチャなど、リモート環境との相性が良い開発手法が主流のため、フルリモート案件の比率が高いことも特徴です。

ブラウザ拡張機能やクロスプラットフォームアプリケーションを含む多様な領域で案件が増えていることから、JavaScript経験を活かしてキャリアを拡張したいフリーランスにとって、有力かつ将来性の高い選択肢と言えるでしょう。

TypeScript案件のリモートワーク比率

(参考:https://freelance-board.com/jobs/skills-379)

2025年5月時点でのTypeScriptフリーランス案件・求人のリモートワーク比率は、フルリモートが42.8%、一部リモートが51.7%、常駐が5.4%です。TypeScript案件のフルリモート割合(42.8%)は前月比+13.4%と大幅に増加した一方、一部リモートが過半数を維持しています。

ブラウザ中心の開発体制に加え、JamstackやServerless Frameworkを利用したデプロイが一般化しており、リモートでも検証から本番リリースまで完結しやすい点が追い風となっています。GitHub ActionsやVercel CI/CDなどのクラウドCI/CDツールが標準化されているため、コードレビューと自動テストを場所を問わず実施でき、生産性を落とさずに開発を継続できます。

Next.js 13以降のApp RouterやEdge Functionsを活用したモダンアーキテクチャの案件が増加しており、常駐比率は低下傾向にあります。今後もパフォーマンス最適化と型安全性を両立できるTypeScriptの需要拡大に伴い、リモートワークの選択肢はさらに広がるでしょう。

TypeScript案件のフレームワーク・ライブラリ別動向

(案件数:上位5位を抜粋)

(参考:https://freelance-board.com/jobs/skills-379)

TypeScript系フレームワーク・ライブラリではReactが13,327件で最多となり、市場シェアを拡大し続けています。2位のVue.jsは6,477件でReactに次ぐ勢力を持ち、学習コストの低さから中小規模案件でも採用が進んでいます。

3位のNode.jsは3,753件でバックエンドやBFF(Backend For Frontend)構成を担い、Next.jsは2,514件でSSRやSSGを要するWebアプリケーションの中心技術となっています。5位のjQueryは1,735件で、レガシーシステムのデザイン刷新やプラグイン移行の需要が残っています。

上位5つのフレームワーク・ライブラリだけでTypeScript関連案件の大半を占めるため、React/Next.jsを中心としたフルスタック開発を習得することが案件獲得の近道です。Vue 3のComposition APIやNode.jsによるAPI開発を組み合わせれば、フロントエンドからバックエンドまで一貫したスキルセットとして高い評価を得られます。

さらにViteやDockerを用いたCI/CD運用、AWS Lambdaでのサーバーレス実装経験を加えれば、Jamstackやマイクロフロントエンドを推進する企業への提案の幅が広がり、単価アップにつながるでしょう。

(月額単価:上位5位を抜粋)

(参考:https://freelance-board.com/jobs/skills-379)

TypeScript系フレームワーク・ライブラリの月額単価はNuxt.jsが81.5万円で最高額となり、React Nativeが77.4万円、Reactが77.2万円、Node.jsが76.9万円、Next.jsが76.1万円と続きます。Nuxt.jsはSSRや静的サイト生成を活用するECサイトやSaaSで重宝され、高単価を維持しています。

React NativeはモバイルアプリケーションとWebアプリケーションを単一のコードベースで開発できるため、クロスプラットフォーム移行の需要が増加し、報酬を押し上げています。Reactは大規模SPAの再設計案件、Node.jsはBFF(Backend For Frontend)やサーバーレスAPI、Next.jsはEdge Renderingを活用した案件で需要が伸びています。

Nuxt 3のNitroやExpo Router、Bunの検証など最新技術の実務経験を示せば、単価アップが期待できます。Docker ComposeやGitHub ActionsでCI/CDパイプラインを整備できるスキルも高く評価されるでしょう。

TypeScript案件の多い業界

(案件比率:上位5位を抜粋)

(参考:https://freelance-board.com/jobs/skills-379)

TypeScript案件はWebサービスが4.21%(963件)で最多、サービスが4.19%(957件)と僅差で続き、ECが1.47%(336件)、通信が1.44%(330件)、SaaSが1.24%(283件)となり、上位5業界で約12%を占めます。

Webサービス・サービス領域で比率が高いのは、ReactやNext.jsによるSPA開発が急増し、型安全なTypeScriptが品質保証に寄与しているためです。ECではNuxt.js 3とNode.jsを用いたSSR/SSGによる表示高速化が評価され、通信業界ではWebSocketを使った低遅延配信システムの開発が進んでいます。

SaaS各社はマイクロフロントエンドとEdge Functionsを活用し、クラウドCI/CDとテスト自動化を前提にリモート開発を加速させています。フロントエンドからAPIまでTypeScriptで一貫して開発できるエンジニアは、高単価を得やすい状況です。

TypeScript案件の職種

(案件比率:上位5位を抜粋)

(参考:https://freelance-board.com/jobs/skills-379)

TypeScript案件の職種ではインフラエンジニアが最多で24.77%(5,663件)、次いでフロントエンドエンジニアが18.60%(4,252件)、バックエンドエンジニアが17.64%(4,033件)となっています。さらにサーバーサイドエンジニアが14.56%(3,330件)、アプリケーションエンジニアが9.54%(2,181件)で、上位5職種だけで全体の約85%を占めます。

クラウドインフラとフロントエンドの境界が曖昧になり、インフラエンジニアがIaC(Infrastructure as Code)やCI/CDパイプラインでTypeScriptを扱うケースも増加しています。フロントエンドとバックエンドを統一する構成が主流となっているため、フルスタック志向のエンジニアは需要が高く、高単価を得やすい状況です。

ReactとNext.jsでのSPA開発にNode.jsのBFF(Backend For Frontend)、AWS Lambdaの運用スキルを組み合わせれば、単価交渉でも優位に立てるでしょう。

TypeScriptの特徴

TypeScriptは2012年にMicrosoftが発表した、静的型付けと最新JavaScript仕様を兼ね備えたプログラミング言語です。静的型付けと型推論によりランタイムエラーを事前に防ぎ、大規模SPAやマイクロフロントエンドの保守性を高めます。

コンパイルはtscやSWCで高速化され、ES標準仕様に準拠したコードへ変換されるため、ブラウザとNode.js双方で動作します。npmやpnpmによる依存関係管理と定期的なアップデートにより、継続的に進化しています。ReactとNext.jsはCSRとSSRを両立し、Vue 3とNuxt.js 3はComposition APIで柔軟性を提供します。Node.jsはEdge Functionsやサーバーレス運用を支援します。

モノレポやTurborepoが普及し、CI/CDではGitHub ActionsやVercel CI/CDが標準化されています。FinTechやSaaS、メディア、EC領域ではUX改善と開発サイクル短縮を目的に採用が拡大し、JamstackとAPIファースト設計が主流となっています。

フルリモートに適したクラウドネイティブ環境と相まって、フロントエンドからインフラまで一貫してTypeScriptで開発できるエンジニアは高単価を得やすく、キャリアの拡張性も高い点が特徴です。

TypeScriptで作れるもの

TypeScriptは汎用性の高い言語として、Webアプリケーション、モバイルアプリケーション、クラウドファンクション、マイクロフロントエンド、サーバーレスAPI、静的サイト生成、CLIツール、自動化スクリプトなど幅広い分野で活躍します。

Next.jsやNuxt.js 3、NestJSを使えばMVP(Minimum Viable Product)から大規模サービスまで迅速に構築でき、ドメインモデル定義からREST APIやGraphQL、tRPCのAPI公開まで一貫した型安全な開発が可能です。静的サイト生成では、Next.jsのSSG機能やAstroが代表的で、ブログやドキュメントをMarkdownから高速に配信できます。

リアルタイム通信にも強く、WebSocketやWebRTCを活用したチャット、ストリーミング、金融取引ダッシュボードの需要が高まっています。さらにnpm scriptsやGitHub Actionsと連携すれば、デプロイやインフラ構築、データ処理の自動化も容易です。VitestやPlaywrightとCI/CDを組み合わせれば、品質を保ちながら継続的デリバリーを実現できます。

ブラウザとサーバーの両方で動作するため、UX改善と開発効率を両立でき、FinTech、SaaS、EC、メディアなど業界横断で不可欠な技術として存在感を高めています。

TypeScriptスキルの市場価値

TypeScriptスキルは現在のIT市場で急速に価値を高めています。今回の調査では平均年収923万円で言語別ランキング7位、案件比率10.22%で4位となり、案件量と報酬水準のバランスが良好です。働き方も柔軟化が進み、フルリモート42.8%と一部リモート51.7%を合わせたリモート対応率は94.5%に達し、在宅で参加しやすい環境が整っています。

技術面ではNuxt.jsが81.5万円、React Nativeが77.4万円、Reactが77.2万円、Node.jsが76.9万円、Next.jsが76.1万円と月額単価が高く、SSRやクロスプラットフォーム開発、Edge Renderingを組み合わせれば単価をさらに高めやすい構造です。

業界別ではWebサービスが4.21%、サービスが4.19%、ECが1.47%、通信が1.44%、SaaSが1.24%で上位を占め、UX向上と開発スピード重視の領域で採用が拡大しています。

職種別の案件割合はインフラエンジニアが24.77%、フロントエンドエンジニアが18.60%、バックエンドエンジニアが17.64%を占めており、IaC(Infrastructure as Code)とCI/CDを扱いながらフロントエンドからAPIまで一貫してTypeScriptで開発できる人材が重宝されています。

ブラウザとクラウドを橋渡しするTypeScriptは、高単価かつ成長領域の案件を狙うフリーランスにとって投資対効果の高い選択肢と言えるでしょう。

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「フリーランスボード」は2024年より展開するフリーランスエンジニア・ITフリーランス向け求人・案件が掲載されている、国内最大級の案件検索サイトです。

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■会社概要

会社名:INSTANTROOM株式会社

代表者:代表取締役 曽根弘介

所在地:東京都渋谷区元代々木町25-6

設立 :2021年3月31日

URL :https://instantroom.studio.site/

事業 :

・フリーランスエンジニア・ITフリーランスの案件検索サイト「FreelanceBoard(フリーランスボード)」(https://freelance-board.com/

・フリーランスエージェント・SES企業特化型CRM「FreelanceBase(フリーランスベース)」(https://freelancebase.jp/

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業種
情報通信
本社所在地
東京都渋谷区元代々木町25番6号
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代表者名
曽根弘介
上場
未上場
資本金
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設立
2021年03月