Anthropic、欧州における企業需要の拡大を受け、アイルランドで200名の新規雇用を発表

アイルランド政府産業開発庁

・企業からの強い需要に対応するため、2027年までに営業・エンジニアリング・財務分野で新たに200名を採用予定

・AnthropicのEMEA地域の売上は前年比11倍に成長、アイルランドではWayflyer、Manna、Tinesなどが顧客

・ClaudeがアイルランドのiPhone無料アプリランキングで首位を獲得

・今回の拡張は、評価額3,800億ドルで実施したシリーズG(300億ドル調達)に続く動き

AIの安全性および研究開発を手がけるAnthropicは、ダブリン拠点の大幅な拡張計画を発表しました。新たに市中心部にオフィスを移転し、床面積を約6倍となる21,000平方フィートに拡大するとともに、エンジニアリング、営業、財務、法務・コンプライアンス、オペレーション部門において200名の新規採用を行う予定です。

今回の拡張は、欧州における企業需要の急拡大を受けたものです。AnthropicのEMEA地域における売上は前年比11倍に成長しており、Claudeを活用する企業やデジタルネイティブ企業、スタートアップによって牽引されています。また、アイルランドがAI導入のハブとしての地位を高めていることも背景にあります。国際通貨基金(IMF)はアイルランドをスキル準備度で世界1位と評価しており、トリニティ・カレッジ・ダブリンの調査では、企業によるAI導入が1年でほぼ倍増したとされています。

Anthropicの共同創業者兼社長であるダニエラ・アモデイ氏は次のように述べています。 

「欧州における企業需要の高まりに応えるため、アイルランドでの事業を拡大します。欧州の大企業から一貫して寄せられるのは、“信頼できるAI”へのニーズです。すなわち、安全で信頼性が高く、企業の利益を踏まえて設計されたAIです。AnthropicはまさにそのAIを提供するために存在しており、ダブリンはその拠点として最適です。優れた人材が揃っており、欧州におけるAI導入の重要な転換期において、アイルランドへのコミットメントをさらに強化できることを誇りに思います。」

アイルランド企業と学生によるClaudeの活用

アイルランド企業ではすでにClaudeの活用が進んでいます。Wayflyer、Tines、Mannaなどは、セキュリティプロセスの自動化、ソフトウェア開発の高速化、ドローン配送の拡大などに活用し、業務変革を進めています。また、学生の間でもClaudeは注目を集めています。

トリニティ・カレッジ・ダブリンの学生3名とダブリン・シティ大学の卒業生1名が設立したスタートアップ「Zerostrike」は、欧州の大規模コーディングコンペ「HackEurope」で優勝しました。同社は野火の発生を防ぐアイデアとして、乾燥雷の発生地点を予測し、火災発生前にドローンで降雨を誘発するプラットフォームをClaudeで構築しました。

これはアイルランドの次世代人材の可能性を示す事例です。

さらに、Claudeは一般消費者にも広がりを見せており、アイルランドのiPhone無料アプリランキングで首位を獲得しました。

AIハブとしてのアイルランドの台頭

今回の発表は、先日アイルランド政府が発表したDigital and AI 2030 Strategyを受けたものです。同戦略は、アイルランドを世界的なAIハブとすることを目指し、同国の優れたテクノロジー人材基盤のさらなる強化を掲げています。 

ミホール・マーティン首相は次のように述べています。 

「Anthropic社の大規模な投資拡大は、アイルランドのテクノロジーエコシステムとAI分野における国際的地位への強い信頼の表れです。世界水準の研究基盤、高度な人材、イノベーションを支える政策環境がその背景にあります。政府のデジタル・AI戦略は、経済成長や競争力向上に向けたAI活用の推進を目的としており、公共サービスの向上や国民のデジタル社会での活躍を支援します。」 

また、2026年のEU理事会議長国として、アイルランドは欧州委員会と連携し、「欧州成長を支えるAI活用」に関する国際AIサミットを開催予定です。このイベントは、責任ある競争力のあるAIエコシステムの構築に向けた欧州の取り組みを推進するものとなります。

IDAアイルランドのエグゼクティブディレクター、ドーナル・トラバースは次のように述べています。

「人工知能は、当機関の投資戦略において重要な成長ドライバーと位置付けられています。デジタルトランスフォーメーションの重要な局面において、Anthropic社がアイルランドでの事業を拡大し、200名の新規雇用を創出することを大変歓迎します。同社の取り組みは、アイルランドのデジタル経済の強化や投資先としての魅力向上、そして応用AI分野における国際的評価の向上を目指すDigital and AI Strategy 2030とも合致しています。」

アイルランド拡張を支える成長

欧州での成長は、グローバルな勢いの一部です。Anthropicは現在30万社以上の企業顧客を有し、フォーチュン・トップ10企業のうち8社がClaudeを利用しています。Claude Codeは年間換算売上25億ドルを突破し、2026年初頭から2倍以上に成長しています。 この成長は、評価額3,800億ドルでの300億ドルのシリーズG資金調達に支えられており、年間換算売上は140億ドルに達し、過去3年間で毎年10倍以上の成長を遂げています。2026年には30以上の製品・機能を発表しており、最新モデル「Opus 4.6」や、ナレッジワーカー向けの「Cowork」などが含まれます。

 Anthropicについて

Anthropicは、安全性・解釈可能性・制御可能性を重視したAIシステムを開発する研究開発企業です。主力製品であるClaudeは、ビジネス用途に最適化された基盤モデル群です。

 アイルランド政府産業開発庁 (IDA Ireland) について

アイルランド政府産業開発庁は、アイルランドの産業開発、海外からの直接投資等を推進する目的で設立された政府機関です。日本事務所では、過去50年間にわたり、欧州への進出を検討されている日本企業向けに、立地や人材、税制、優遇措置など各種最新情報の提供のほか、現地視察、進出計画の立案から進出後のサポートまで幅広い支援を行っています。 過去のプレスリリースは、https://www.idaireland.jp/latest-news をご覧ください。

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会社概要

アイルランド政府産業開発庁

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業種
官公庁・地方自治体
本社所在地
東京 都千代田区麹町2-10-7 アイルランドハウス2F
電話番号
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代表者名
Michael Lohan
上場
未上場
資本金
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設立
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