スマートグラス「Versatile(バーサタイル)」実運用間近の段階へ~アイシン・エィ・ダブリュにて実証実験を実施~

山本光学/YAMAMOTO/SWANS

 産業安全用保護具・スポーツ用各種アイウエア・眼鏡・光学機器等の製造販売をする山本光学株式会社(本社:東大阪市長堂3-25-8 代表取締役社長:山本直之)は、アイシン・エィ・ダブリュの聴覚障がい者のコミュニケーション支援として、製造現場の作業者向けアプリケーションを搭載したスマートグラス「Versatile(バーサタイル)」の実証実験を実施しました。なお、この検証は、山本光学株式会社、株式会社シーイーシー、アイシン・エィ・ダブリュ株式会社の3社で行われたものです。

 民間企業における障がい者の実雇用率は、7年連続で過去最高を更新し、初めて2%を超えました(※)。しかしながら、製造現場で働く聴覚障がい者にとっては、健聴者と比べて情報をタイムリーに取得することはまだまだ難しく、またその情報量も不足しがちという課題があります。

 2019年1月に発表した『現場で使える 現場が変わる!進化したスマートグラス 「Versatile(バーサタイル)」は、聴覚障がい者と健聴者の業務理解の平準化とコミュニケーションの円滑化を可能にする作業者向けアプリケーション「EdaGlass(エダグラス)(▶)」に搭載され、障がい者雇用に積極的に取り組むアイシン・エィ・ダブリュの現場で8月より実証実験されています。「Versatile(バーサタイル)」の採用にあたっては、その軽さと装着感、そして保護めがねの装着が義務付けられている製造現場で使用できる『保護めがね型スマートグラス』という新規性が重視されました。

 この実証実験では、アプリを通じて作業指示や会議での発言内容がリアルタイムで文字化され、スマートグラス「Versatile(バーサタイル)」を装着した聴覚障がい者の視界にそのテキストが表示されます。現場にいながら、会話がそのままタイムラグなくテキストで表示されるため、手話通訳や要約筆記に比べて健聴者との情報格差がほとんどないことが大きな特長です。また、製造現場の特殊な用語や、騒音環境にも対応し、スムーズな双方向コミュニケーション、議事録作成などの有用性も実証しています。

 山本光学では、今後も「現場で使える 現場が変わる」をコンセプトに、ユーザビリティに配慮したデザインと人間工学に基づく安全構造設計をベースにしたアイウェア提供を通じて、 製造現場で働くすべてのひとに寄り添った製品開発とサービス提供に取り組んでまいります。

▶EdaGlassとは  <https://vrr.cec-ltd.co.jp/product/edaglass/

   株式会社シーイーシーが開発するスマートグラス搭載型「現場作業者支援」システム。外国人や障がい者など人材が多様化するものづくり現場において、文化や言語を越えたコミュニケーションを可能にする現場作業者支援システム。
※今回、株式会社シーイーシーからも同日ニュースリリースが配信されています。

※参考1: 厚生労働省「平成30年障害者雇用状況の集計結果」
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_04359.html
※参考2: 第一生命「聴覚障害者が働く職場でのコミュニケーションの問題」
http://group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/ldi/report/rp1404a.pdf
 
  • 今回の実証実験のポイント

ロボットによるワーク取り付け不備発生時に、復旧手段などを伝えるライン外教育の実施にて実証実験を実施。作業指示者の声はマイクからスマートフォンを通じクラウド上の翻訳エンジンで文字データ化され、保護グラス内に表示される仕組みです。
使用製品 : 保護めがねタイプ 「VT-770」+光学ユニット 「VT-001」、軽量フレームタイプ 「VT-850」+光学ユニット 「VT-001」
使用アプリケーション  : 作業者支援システム「EdaGlass」
実施場所 : アイシン・エィ・ダブリュ 製造本部 第二工場
 
  • 現場で使える 現場が変わる!進化したスマートグラス 「Versatile(バーサタイル) 」とは

「作業の効率化」と「安全面」の両立と、長時間着用しても負担にならない製品重量やバランスを考慮した「装着感」を併せもつ『現場で使える』スマートグラス。工場、倉庫など保護めがねが必要な現場での作業指示や、博物館のガイダンスや映画での字幕表示など、使用環境に応じてハンズフリーで作業者に情報の伝達が必要となるさまざまなシーンでの利用が見込まれています。

◆人間工学に基づいた 「軽量」 「ジャストフィット」 フレーム
動きによるズレを最小限に抑え、長時間の使用でも耳への負担や眼の疲れがほとんどありません。
◆眼を護りながら必要な情報を取得できる安全性の高い保護めがね仕様
レンズ部分は5段階に角度調節が可能。JIS規格対応予定(JIS T8147)
◆視界を妨げないホログラム導光板ディスプレイ
ディスプレイは、利用者別・使用シーンに合わせて見やすい位置に角度調節が可能
◆誰でも簡単。ワンタッチ デタッチャブル式光学ユニット採用(特許出願中)
フレームは利用者を選ばない右眼・左眼タイプ。光学ユニットは共通使用できます。
◆視力矯正用めがねを掛けたままでもOK!
◆ユーザビリティに配慮した省電力設計
省電力設計のため、観劇を妨げません。
※バッテリーの性能及び使用状況に依存します。
 
  • 会社概要

名称   山本光学株式会社(ヤマモトコウガクカブシキガイシャ)
英語表記   YAMAMOTO KOGAKU CO.,LTD
所在地  本社   〒577-0056大阪府東大阪市長堂3丁目25-8
     TEL.06-6783-0232(代表)  FAX.06-6781-7320
       東京支店 〒112-0004 東京都文京区後楽1-4-14 後楽森ビル8階
     TEL.03-3868-5501(代表)  FAX.03-3868-5502
代表者  代表取締役社長 山本 直之
創業   明治44年(1911年)
事業内容 産業安全用保護具・スポーツ用各種アイウエア・眼鏡・光学機器等の製造販売
工場   大阪、兵庫(淡路島)、徳島

■山本光学公式サイト :https://www.yamamoto-kogaku.co.jp/
■YAMAMOTO公式サイト:https://www.yamamotokogaku.co.jp/safety/
■YAMAMOTOオンラインショップ: https://yamamoto-safety-online.com/
■SWANS公式サイト:https://www.swans.co.jp/
■SWANSオンラインショップ: https://netshop.swans.co.jp/

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


会社概要

山本光学株式会社

8フォロワー

RSS
URL
https://yamamoto-kogaku.co.jp/
業種
製造業
本社所在地
大阪府東大阪市長堂3丁目25-8
電話番号
06-6783-0232
代表者名
山本直之
上場
未上場
資本金
2億3088万円
設立
-