「プレミアリーグ」における喜怒哀楽33年の足跡――海外サッカーファンお馴染みのベン・メイブリーさんによる、平凡社新書『プレミアリーグ全史1』が発売前に異例の緊急増刷! 5月19日についに発売!

1992年のリーグの創設、フーリガン問題、ヒルズボロの悲劇、放映権争い、マンチェスター・ユナイテッドとリヴァプールのライバル関係……プレミアリーグファンなら知っておきたい内容が満載の1冊。

平凡社

 株式会社平凡社(本社:東京都千代田区/代表取締役:下中順平)は、イングランドプレミアリーグを中心にスポーツや文化に関するコメンテーター、解説者、ライターなどとして日本で活動中のベン・メイブリーさんの初単著、平凡社新書『プレミアリーグ全史1』(税込価格1,100円)を2025年5月19日(月)に発売します。本書は全3巻のシリーズの始まりを飾る第1巻となります。

 

2025/5/19発売、ベン・メイブリー『プレミアリーグ全史1』(平凡社新書)

 1992年にイングランドにおいて設立された「プレミアリーグ」。約30年の時を経て、今や全世界が注目する偉大なプロフットボールリーグとしてその名を馳せています。しかし、この頂に達するまでの道程は決して平坦なものではなく、むしろ、極めて困難なものでした。今回発売する平凡社新書『プレミアリーグ全史1』では、その喜怒哀楽の足跡をベン・メイブリーさんが英国出身者だからこそ語れる「現地の感覚」で振り返ります。

 シリーズ全3巻の第1弾となる本書は、われわれ日本人にはあまり馴染みのないイングランド・フットボールリーグの構造や、イングランドの人びととフットボールとの熱い関係をうかがわせる話から始まります。そして産業革命の時代まで遡り、フットボールの発祥、そして鉄道網が全国規模で整備されたことによってフットボールが国民的なスポーツへと発展したことなど、興味深い話が盛り込まれています。

 さらに1863年、西ロンドンの飲み屋、フリーメイソンズ・タバーンにクラブの代表者が集まってFAが設立されたこと、そしてイングランドの人々の記憶の中に深く刻まれている1985年5月29日に起きたヘイゼルの悲劇や1989年4月15日のヒルズボロの悲劇など、フットボールファンであれば知っておきたい出来事についても、ベン・メイブリーさんによる独自な視点をベースにしつつ、わかりやすく解説しています。

プレミアリーグ中継の解説者として知られる著者のベン・メイブリーさん。日本学専攻でオックスフォード大学に入学し、首席で卒業するという異色の経歴も。

 著者のベン・メイブリーさんは、本書「はじめに」でプレミアリーグの魅力について次のように紹介しています。

「プレミアリーグには、楽しめる要素がたくさんあります。選手たちの巧みなテクニックや身体能力の高さ、そして監督の戦術に惹き付けられるかもしれません。またはプレーの速さ、強度、そして攻撃的なプレースタイルを好んでいるのかもしれません。あるいは、どこが勝つのかを予想するのを楽しんだり、お気に入りのクラブを応援したりすることで、喜怒哀楽のジェットコースターを純粋に楽しんでいるのかもしれません。フットボールを楽しむ正しい方法は1つではないのです。また、小難しい知識も不要です。プレミアリーグを含め、フットボールは皆のものです。だから『美しいゲーム』と呼ばれるわけです。」

「私はこうしたフットボールの『普遍性』こそが、世界中の人々を虜にし、特にイングランドのフットボールに惹き付ける理由だと思っています。スタジアムの景色、音、さらには匂い……クラブのキャラクター、ホームタウン、そしてサポーターたち。スタンドから響く歌やチャント。フットボールは皆の“宝物”なのです。」

 本書の上梓をベン・メイブリーさんがSNS上で発表するやいなや、「こんな本を待っていた」と大反響となり、発売前に異例の緊急増刷も決定しました!

 第1巻のいちばんの読みどころはなんといっても、マンチェスター・ユナイテッドとリヴァプールのライバル関係について記された第3章と第4章です。この2クラブのライバリーは、現在も続いていますが、なぜ互いに“敵視”するようになったのか、その理由や敵対関係をうかがわせる具体的なエピソード(試合や選手、監督の発言)をベースにしながら述べています。さらに、この2クラブに何かとつながりのあるブラックバーン・ローヴァ―ズとニューカッスル・ユナイテッドとの“複雑な”関係についても述べていきます。

 その魅力あふれる歴史を学べば、プレミアリーグ観戦はもっと楽しくなるはず! 週末の海外サッカー観戦とあわせ、ぜひお読みください。

★『プレミアリーグ全史』全3巻の目次

第1巻[1850-1996年~イングランド・フットボールの変遷、リーグ開幕への序章]

序章 イングランド・フットボールの175年

第1章 暗黒時代と再生への道程 1967-90年

第2章 喜怒哀楽の33年間のはじまり

第3章 マンチェスター・ユナイテッド VS リヴァプール 1992-96年

[代理戦争その①]ブラックバーン・ローヴァーズ

第4章 マンチェスター・ユナイテッド VS リヴァプール 1992-96年

[代理戦争その②]ニューカッスル・ユナイテッド

巻末付録 「20の小さな物語」

*以下、第Ⅱ巻(2025年7月発売予定)、第Ⅲ巻(同じ9月発売予定)の目次は発売時に変更になることがあります。

第2巻[1996-2010年~イングランド・フットボールの再起、世界最高峰のリーグへ]

第5章 フットボールがかえってきた

第6章 アーセナル VS マンチェスター・ユナイテッド 1997-2004年

①フランス北部=ヴェンゲル VS イングランド北部=ファーガソン

第7章 アーセナル VS マンチェスター・ユナイテッド 1997-2004年

②1999年のようにパーティーをする

第8章 ヨーロッパへの長い道のり 1985-99 年

第9章 アーセナル VS マンチェスター・ユナイテッド 1997-2004年

③無敗という偉業

第10章 チェルシーと「ビッグ4」 2004-10年

①ロンドンが青く染まる

 第11章 チェルシーと「ビッグ4」 2004-10年

②とても現代的なライバル関係

第12章 チェルシーと「ビッグ4」 2004-10年

③ヨーロッパとアメリカ

■第3巻[2010年-現在~ビッグクラブの時代の到来、現在とこれから]

第13章 マンチェスター・シティ VS マンチェスター・ユナイテッド 2010-13年

①騒がしい隣人

第14章 マンチェスター・シティ VS マンチェスター・ユナイテッド 2010-13年

②アグエロオオオ

第15章 プレミアリーグ不安定期 2013-16年

第16章 「ミラクル・レスター」 2013-16年

第17章 「ビッグ6」戦術の啓蒙 2016-24年

第18章 「ビッグ6」メンタリティ・モンスターズ 2016-24年

第19章 ブライトンとクリスタル・パレスの不思議なライバル関係

第20章 プレミアリーグのこれから 2025年〜

★著者プロフィール

1983年、英国サマセット州トーントン生まれ。スポーツや文化に関するコメンテーター、解説者、ライター、翻訳家として幅広く活動している。2012年より日本で欧州フットボール関連番組にレギュラー出演、2014-15シーズンからはプレミアリーグの中継解説を担当。日本学専攻で17歳のときに飛び級でオックスフォード大学に入学し、首席で卒業。卒業論文は「現代日本社会におけるプロフェッショナルフットボールクラブの役割」。関西で二度の留学を経て、05年の卒業後は現在に至るまで大阪在住。2つの「地元」クラブ、ガンバ大阪とイングランド7部リーグのトーントン・タウンFCのサポーターである。

★第1巻書誌情報

【書名】プレミアリーグ全史1

【著者名】ベン・メイブリー

【出版社】平凡社

【発売日】2025年5月19日

【造本】新書判

【定価】1,100円(税込)

【ISBN】978-4-582-86081-8

https://www.heibonsha.co.jp/book/b660840.html

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会社概要

株式会社 平凡社

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業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区神田神保町3-29 帝国書院ビル8階
電話番号
03-3230-6570
代表者名
下中順平
上場
未上場
資本金
8280万円
設立
1923年05月