埼玉県川口市内の「スケッター」 周知開始1ヶ月で140件の応募
介護・福祉領域に特化した有償ボランティアのマッチングプラットフォーム「スケッター」に登録する埼玉県川口市内のスケッターが、トライアル開始から1ヶ月で180名を超え、市内の事業所への応募件数も140件を超えた。
スケッターを運営する株式会社プラスロボは、川口市と2024年3月に協定を締結。「スケッター」を通じて、地域資源を掘り起こし介護事業所の人手不足解消と高齢者の社会参加促進(孤独・孤立防止)を目指しており、7月から大規模なスケッター周知を開始している。
周知開始から1ヶ月で多くの市民がスケッターに参加しており、全てのトライアル施設でマッチングが成立した。
●スケッターとは
「スケッター」は、地域住民で福祉を支える令和時代の互助インフラ構築を目的に、2019年にリリースされた「すきま時間のお手伝い」プラットフォーム。未経験者や資格のない方でも自分のできること(身体介助以外)で福祉に関われるのが最大の特徴。
登録者約5700人のうち7割近くがこれまで介護福祉領域に関わったことのない異業種で、あらゆる業界からの関係人口を増やし続けている。
学生や10〜30代の若者をはじめ、60〜70代のアクティブシニアも活躍するなど幅広い世代の地域人材が関わっており「関心はあるけど、関わるきっかけや手段がなかった」潜在的な関心層を惹きつけている。
今回の協定を通じて川口市は、市内の介護事業所にスケッターのトライアル利用を促すほか、市民に対してスケッター活動(介護事業所への有償ボランティア活動)を広く呼びかける。
「スケッター」▼
スケッターは、各自治体との連携が加速しており、東京都中野区、東京都品川区、東京都社会福祉協議会(居宅事業者連絡会)、神奈川県川崎市ハローワーク、長野県社会福祉協議会、茨城県大子町などとも連携している。
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