和歌山県かつらぎ町、東洋ライス株式会社が包括連携協定を締結~有機質肥料「米の精」を使った農業振興、住民の健康増進を目指す~

この度、和歌山県かつらぎ町(町長:中阪雅則、以下「かつらぎ町」)と東洋ライス株式会社(代表取締役社長:雜賀慶二、以下「東洋ライス」)では、地域課題の解決と持続可能な地域社会の発展に共に取り組むことを目的とした包括連携協定を6月20日に締結いたしました。
両者は、この包括連携協定を通じて、地域の課題である耕作放棄地対策に取り組み、「フルーツ王国かつらぎ」として知られる地域農業のさらなる発展を目指し、持続可能な農業の仕組みづくりに取り組んでまいります。
具体的には、金芽米(BG無洗米)を製造する過程で生まれる副産物で、「肌ヌカ」というとぎ汁のもとを再資源化した有機質肥料「米の精(こめのせい)」を活用し、地域農産物のブランド化と新たな販路の創出を図ります。かつらぎ町の小・中学校では、令和6年4月より和歌山県産米を原料とした「金芽米」を給食に導入していることから、本包括連携協定により、食と農をつなぐ「循環型農業」の取り組みを加速させてまいります。
今後も官民が連携し、環境と調和した循環型農業の実現と、地域住民の健康的で豊かな暮らしを支える取り組みを通じて、かつらぎ町の健やかな未来を共に築いてまいります。
※金芽米(きんめまい)とは…
通常の精米方法ではヌカと一緒に取れてしまう、栄養と旨味成分が含まれる「亜糊粉層(あこふんそう)」を表面に残すことで、ほのかな旨みや甘みを感じられるのが特徴で、滋養源であるビタミンやミネラルなどの玄米の栄養を美味しく摂取でき、消化性に優れた無洗米です。近年では、多くの自治体で学校給食などに採用されているほか、さまざまな企業や団体において金芽米等の継続摂取による健康への効果が実証され、論文発表しています。
【包括連携協定における連携事項】
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農業振興に関すること
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教育・食育に関すること
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その他、町民サービスの向上に関すること
【和歌山県かつらぎ町の概要】
和歌山県の北東部、伊都郡の西部に位置し、高野山のふもとに位置するかつらぎ町は、多くの歴史的・文化的な資産と自然が共存するまちです。
道路交通状況は、奈良県に通じる国道24号、大阪府に通じる国道480号、県内を結ぶ国道370号が町内を縦横し、またJR和歌山線が紀の川と平行して走っています。
町域は、東経135度26分から135度36分、北緯34度5分から34度21分で、面積は151.69平方km、東西14.7km、南北29.3kmとなっています。
隣接する市町村は、東に橋本市、九度山町、高野町、奈良県野迫川村、北に大阪府河内長野市、和泉市、岸和田市、西に紀の川市、南に紀美野町、有田川町があり、まちの境界は一部府県界、郡界にもなっています。
【東洋ライス株式会社の概要】
設立=1961年(昭和36年)
資本金=1億円
事業内容=金芽米、金芽ロウカット玄米、BG無洗米の加工・製造・販売、
精米機器の開発・製造販売その他
銀座本社所在地=東京都中央区銀座5-10-13
電話番号=03-3572-7550
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