シミック、自己主権型PHR管理ソリューションをオケイオス子会社化で加速

パーソナルデータを個人の同意のもと、統合・蓄積・提供できる健康通帳™アプリ「my melmo™(マイメルモ)」を活用したビジネス基盤のさらなる強化を目指す

 シミックホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役CEO 中村 和男)のグループ会社であるシミックソリューションズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役Co-CEO 秋田 昌男、以下:シミックソリューションズ)は、医療・ヘルスケア分野において、様々な情報機関や制度によって分断されているパーソナルデータを個人の同意のもと、統合・蓄積・提供できる健康通帳™アプリ「my melmo™(マイメルモ)」を活用したビジネス基盤のさらなる強化に向け、2023年10月6日付で、株式会社オケイオス(本社:福岡県福岡市、代表取締役社長 中村 高歩、以下:オケイオス)の株式を追加取得し、子会社化いたしました。

 シミックソリューションズは、オケイオスが持つブロックチェーン技術、秘密分散ストレージ技術と自己主権型アイデンティティ技術を組み合わせたPDS(Personal Data Store(※1))プラットフォームを活用したソリューション提供に向けて取り組んできました。               

                                                    
これまでに、 PHR(Personal Health Record)等ヘルスケア情報連携のサービス設計から運用までを担う事業を展開し、複数の省庁および自治体や大学との取組みに採用されております。

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 健康通帳™アプリ「my melmo™」のご紹介

 「my melmo™」は、銀行の口座にお金を預けるように、パーソナルデータを個人が自らの意思で蓄積・管理できる健康通帳™アプリです。従来はサービスプロバイダーが保有していたパーソナルデータを「my melmo™」では個人が保有し、必要な時に医療機関や行政、研究機関等の第三者へ提供が可能です。


 「my melmo™」のPDSプラットフォーム内では、ユーザーのライフステージに合わせ様々なカスタマイズが可能です。母子健康手帳としての利用や健康診断の結果確認など、ゆりかごから墓場までデータを途切れさせることなく、継続的に活用いただけます。

アプリ画面アプリ画面

  • PHRの集約・管理

  • 各種健診結果の確認

  • ダッシュボード機能

  • お知らせ・チャット機能

  • アンケート

  • ポイント付与、交換機能

  • 健康手帳(セルフチェック)

  • データ共有


 また、個人で利用するだけでなく、企業や自治体が社員や住民の健康管理を行う機能も備えており、アンケートに答えたり、ユーザーの個人同意を得て大学や医療機関、製薬メーカーなどにデータを提供することでユーザーへインセンティブの付与が可能です。そのため、「my melmo™」を通じて得られたパーソナルデータを元に、子育て・医療・介護をはじめとしたあらゆる生活シーンにおける新たなデータ活用を実現することができます。


 健康通帳™アプリ「my melmo™」は、2024年1月頃のリリースを予定しており、第一弾として岐阜県養老町が推進しているSmart Town YORO Project(※2)に採用され、「YORO健康通帳(仮称)」アプリとして2024年2月頃のリリースを予定しております。


YORO健康通帳 ロゴ(仮)YORO健康通帳 ロゴ(仮)

今後の予定

シミックソリューションズは、オケイオスとのより一体的な事業連携を図り、以下の事業を加速させ、医療・ヘルスケア分野に革新をもたらしてまいります。


  1. 個人の健康・医療を取り巻く情報の分断化の解消に向けた健康通帳™アプリ「my melmo™」の普及推進

  2. 個人の情報を個人の資産として管理・活用し、分断化された情報をつなぐことでサービスの高度化を図るプラットフォームのサービス提供

  3. 1および2のソリューションを活用した地域包括ケア等のDX化推進

  4. 1および2のソリューションを活用した新たな臨床試験向けソリューションの開発および実証


「健康通帳」および「my melmo」は商標登録出願中です。


(※1) Personal Data Store 

他者保有データの集約を含め、個人が自らの意思で自らのデータを蓄積・管理するための仕組み(システム)であって、第三者への提供に係る制御機能(移管を含む)を有するもの

引用:データ流通環境整備検討会「AI、IoT 時代におけるデータ活用ワーキンググループ中間とりまとめ(案)」より 

(※2) Smart Town YORO Project

町民のデジタルインフラとして整備を進めている地域通貨アプリ「養老Pay」と町内の移動手段である養老鉄道・オンデマンドバスを公的認証済みの統合デジタルIDで連携させることで、住民・観光客のニーズに合わせた最適なクーポンや商品券を発行し、住民のウェルビーイングを向上させるとともに、関係人口を増やすことを目的としております。本業務においては、マイナンバーカードを用いた公的個人認証サービスと連携した住民サービスの提供、行政サービスのデジタルシフトを志向し、その第一弾として、健康アプリの実装を行います。


■シミックグループについて

シミック(CMIC)は、1992年に日本で初めてCRO(医薬品開発支援)事業を開始し、今では開発から製造、営業・マーケティングまでの医薬品に関する総合的な支援業務を提供しています。製薬・バイオテクノロジー・医療機器等の海外企業の日本市場参入や、アジアでの臨床試験実施、米国と日本における医薬品開発および製造のサポートなども展開しています。また、シミックは個人や自治体を支援する新しいヘルスケアソリューションを提供しており、製薬企業のバリューチェーンを全面的に支援する豊富な経験と実績を基盤として、“個々人の健康価値を最大化”する事業モデルPHVC("Personal Health Value Creator”)の展開を目指しています。シミックグループは、世界中に7,500人を超える従業員とグループ会社28社を擁しています。詳しくはウェブサイトをご覧ください。https://www.cmicgroup.com


■オケイオスについて

オケイオスは、健康寿命の延伸とそれにともなう資産寿命の延伸を実現するためのサービスを提供しています。ブロックチェーン技術をつかった情報の価値化と確からしさを担保する特許技術を取得しており、この特許技術を使った健康・医療分野の情報に限らず、様々なライフログの分断化を解消するためのプラットフォーム開発に取り組んでおります。現在は、DX推進に伴う情報のデジタル化へのニーズが高まっていることから、PDSプラットフォームの提供だけでなく、個人自らが複数の情報管理ができる統合アプリ開発事業も展開しています。詳しくはウェブサイトをご覧ください。https://www.cmicgroup.com/corporate/group/okeios

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会社概要

URL
https://www.cmicgroup.com/
業種
サービス業
本社所在地
東京都港区芝浦1-1-1 浜松町ビルディング
電話番号
03-6779-8000
代表者名
中村 和男
上場
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資本金
5000万円
設立
1985年03月