いわきFCチームドクターの齋田ドクターが選手の血液データ解析による研究成果を発表
『新型コロナウイルスの流行下におけるビタミンD不足に警鐘!~プロサッカー選手の血液データ解析から得られたこと~』
このたび、いわきFC(株式会社いわきスポーツクラブ: 福島県いわき市)のチームドクターである齋田良知(順天堂大学医学部附属順天堂医院 整形外科・スポーツ診療科 准教授)が、TOPチーム選手の血液データ解析から得られた研究成果を発表しました。
いわきFCでは、選手のコンディショニング維持とパフォーマンスの向上を目的として、選手個々の血液データの解析を行っており、チームのドクターを務める齋田ドクターが今年の血中のビタミンD値を解析したところ、例年に比べて大幅に低くなっていることを確認しました。
この結果は、新型コロナウイルスの流行下の緊急事態宣言による野外トレーニングの制限が要因として考えられるため、アスリートのみならず一般の方々にも当てはまることが予想されます。
■論文の詳細はこちら
https://www.juntendo.ac.jp/news/20201102-03.html
以下、内容を抜粋して記載いたします。
■本研究のポイント
・新型コロナウイルス流行下における行動様式の変化はアスリートの血中ビタミンD濃度を低下させていた
・スポーツ活動再開時の疲労骨折や肉離れの発生が増加する恐れ
・外出の自粛によりビタミンDが低下し骨折や転倒による怪我が増加する恐れ
・ビタミンDの摂取と可能な範囲での日中屋外での活動が推奨される
なお、いわきFCではこの結果を受けて選手の食事におけるビタミンD摂取を強化し、直近の採血によるデータではビタミンDの数値は平均で38.2まで上昇しました。今後も血液データ解析を選手のコンディショニング維持とパフォーマンスの向上に役立てていきます。
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