Discord / Slack向けコミュニティ分析ダッシュボード「comcom analytics」のオープンβ版をリリース!
オンラインコミュニティの運営をサポートするダッシュボードを完全無料で提供します。
株式会社ニューピース(代表取締役:高木新平)が運営するコミュニティマネージャー(※)支援サービスを提供する comcom は、コミュニティ分析ダッシュボード「comcom analytics」のオープンβ版を公開いたしました。
comcom analytics は、Discord または Slack 上で運営されているコミュニティを分析・モニタリングできるダッシュボードです。Bot を導入するだけの1ステップで、コミュニティの健康状態や前後比較ができるようになります。
Web 3.0 やゲームはもちろんのこと、音楽やファッション、ビューティ、メディア、学習など、多方面の分野で「コミュニティ」に対する熱量が高まっています。コミュニティが増えるにつれて、コミュニティを支える有名無名の「コミュニティマネージャー(※)」の重要性も高まっていくと考えています。その結果、既存のコミュニティマネージャーの負荷が増えたり、新しい担い手が求められたりしており、彼らに対する業務負荷を改善し、再現性をもってコミュニティ運営を行うための道具が重要になっていくと考えています。
comcom analytics は、2022年4月にクローズドβ公開後、約300件近い申込みがありました。メンバーは、数十人から数万人まで、ジャンルは、NFT、DAO、ゲーム、趣味、交流、学習、出会い、メディアなど多岐にわたるコミュニティでご利用いただいております。
より多くのコミュニティマネージャーをサポートすべく、β版の一般公開を決定いたしました。完全無料で、あらゆる Discord / Slack コミュニティでご利用いただけます。英語対応もしており、複数のコミュニティでご利用いただけます。
- 事前予約ページ https://analytics.comcom.app/lp
※コミュニティマネージャーの定義
コミュニティマネージャーの定義は様々ですが、わたし達は「コミュニティ内でのコミュニケーションの活性を促すために、メンバーのことをよく知り、場を整備したり、ときにはトラブルシューティングを行う役割」と定義しています。
comcom analyticsができること
comcom analyticsは、統計情報を活用することで、コミュニティマネージャーの業務負荷を軽減することを目指しています。目立ちにくいメンバーの行動や過去投稿へのリアクションなど、これまで四六時中コミュニティの動向を観察する必要があった情報を表示することで、意思決定コストの低下や貢献者に「適正」な評価をすることが可能になります。
現在提供している主な機能
①データの時系列表示
運営/所属するコミュニティが、「いまどんな状態なのか」をひと目で把握できます。コミュニティ内でのアクションに対して、日次・週次・月次それぞれのユニーク数の推移がわかるので、手間なくトレンドを把握したり、レポーティングしたりすることができます。
②多様な参加形態の計測
メンバー数はもちろん、メッセージやスタンプによるリアクションを実施した人数や何人にメンション・リアクションをしているか、なども集計しています。スタンプのみでそっと参加する方は、参加コミュニティへの貢献意欲はあるが踏み出せていない「潜在コアメンバー」の可能性があり、個別にコミュニケーションを取ることで、より効果的に活性化を促せます。
③メンバー同士の関係性の可視化
メンバーごとの「話しかけている/られている」「スタンプリアクションしている/されている」人数を表示しています。今後は、メンバー同士の関係性を可視化する機能も追加予定です。
④ 経路別のモニタリング(Discordのみ)
招待リンク毎に「いつ・何人・誰が」コミュニティに参加したのかをモニタリングすることができます。招待リンクに名前をつけることができるので、WebサイトやTwitter、あるいはメンバー紹介などの効果を測定することが可能です。将来的には、経路別のアクティブ率などを表示することも検討しています。
今後は、近しいコミュニティと比較した情報表示やより詳細な分析、改善ポイントの提案などの機能開発を予定しております。
なぜオープン化したのか
今回のオープン化の目的は、① コミュニティマネージャー支援機会の増加 ② コミュニティ属性毎のデータ強化 の2点です。
① コミュニティマネージャー支援機会の増加
わたし達は、”居場所をつくることで飯が食える社会の実現”を目指しています。最初のステップとして、大変な役割を担っているコミュニティマネージャーの負担を減らし、可能な限り無理をすることなく目指すコミュニティに近づけることの支援を行っています。
クローズドβ版をご利用いただいた皆様のおかげで技術的な問題を解消することができました。具体的には、10,000人未満のサーバーでの表示高速化、Slack向け機能の公開、Discord の審査通過などを行いました。
10,000人以上のサーバーの高速化をはじめ、β版である以上、まだまだアップデートは必要ですが、いち早くオープンにすることで、少しでも多くのコミュニティマネージャーのサポートができると考え、意思決定いたしました。
② コミュニティ属性毎のデータ強化
「コミュニティ」は「ひとくくり」にすること難しく、実態は多種多様な様相を呈しています。数万人のコミュニティもあれば、数人のコミュニティもありますし、テーマもバラバラです。
なので、コミュニティの属性や形態、目指すあり方次第で、同じ「統計情報」でも判断が変わってきます。例えば、Weekly のボイスチャット参加率が 10% だった場合、を考えてみます。ゲームのマッチングサーバーであれば、「低い」値ですが、Webサービスのサポートコミュニティであれば、「高い」もしくは「普通」と判断できるでしょう。
オープン化をし、より多くのコミュニティに利用いただくことでデータを増やし、近い属性のコミュニティと比較した情報などを表示できるようにしたいと考えています。
クローズドβ版利用者の声
クローズドβ版を利用いただいた方からは、下記のような声をいただきました。
- 日本語の統計Botの中でダントツの性能 (Pokemon UNITE JP、Splatoon JP Discord)
- 現状無料で詳細な統計データが見られるのはこのサービス以外にない(Luna Project Bot Support)
- 定常レポートが素早く出せるようになったほか、コミュニティのKPI運用がスムーズになった(クロノスアジト, chronos haven)
- 特定の個人やチャンネルにフォーカスしたデータを見られる(あつまれ!ビートボックスの森)
comcom について
comcom(コムコム) は、「居場所づくりで飯が食える社会」の実現を目指し、コミュニティマネージャー向けの支援サービスを複数提供しています。コミュニティマネージャーはやるべきことの量が多く、内容も多岐に渡るハードな役割です。 わたし達は、コミュニティマネジメント業務の負担を少しでも改善すべく、アクションしています。
現在は、コミュニティマネージャーのナレッジ共有・雑談の場としての「コミュマネLAB」の運営、コミュニティ分析ツール「comcom analytics」の開発などを行っています。
web site : https://about.comcom.app
ニューピースについて
株式会社ニューピース(NEWPEACE Inc.)は、未来への意志を掲げ、世の中を巻き込み、社会を”常識”から解放する会社です。旧態依然とした価値観やシステムに囚われることなく、様々なソーシャルイシューを起点とした事業やプロジェクトを展開しています。
URL: https://newpeace.jp/
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