ブレンボグループ 2023年第1四半期 連結業績(IFRS基準)

株式会社ブレンボ・ジャパン

ブレンボ:2023年第1四半期 売上高 前年比12.2%増の961.9百万ユーロ(前年同時期の為替レート基準で11.6%増)EBITDA 168.3百万ユーロ、純利益 76.8百万ユーロ

2022年第1四半期との比較:

売上高 961.9百万ユーロ(12.2%増):前年同時期の為替レート基準で11.6%増

・EBITDA 168.3百万ユーロ(EBITDAマージン17.5%);EBIT  104.0百万ユーロ(EBITマージン10.8%)

・純投資額及びリース資産増加額 80.1百万ユーロ

・ 純金融負債額 2022年12月31日より4.4百万ユーロ増の506.4百万ユーロ(IFRS第16号適用前は329.0百万ユーロ)





取締役会長マッテオ・ティラボスキの報告です。

「2023年第1四半期決算が本日の取締役会で承認され、売上高が前年の同四半期比で2桁の増加となりました。すべての部門での伸びがこの好結果をもたらし、参考市場で当社が技術的首位を維持できていることを明確に示しています。自動車分野が著しく変化するなか、当社は産業界における足跡をさらに強固にするための投資を世界規模で進めています。メキシコではエスコベドの新工場がまもなく完成し、生産能力の倍増体制が整います。中国の南京では、製造と研究のための拠点を拡大する予定です。また、ポーランドでは科学技術の粋を極めた新たな鋳鉄工場の建設計画が始まっています。これら3つの大規模投資を足掛かりにさらなる成長をめざし、ソリューションプロバイダーとしての当社の役割をいっそう確かなものにしていきます。」



2023年第1四半期決算

マッテオ・ティラボスキ氏が会長を務めるブレンボの取締役会が本日開催され、グループの2023年3月31日締め決算が承認されました。


連結純売上高は、前年第1四半期比で12.2%増の961.9百万ユーロでした。


今回のグループ決算対象の四半期では極めて良好な業績であり、2022年の同四半期と比較して自動車部門が12.9%増、バイク用が3.0%、商用車用が14.0%、レース用が23.4%と全部門で伸びています。

地域別に見ると、イタリアで4.0%、ドイツで26.8%、フランスで19.7%、イギリスで2.4%、それぞれ売上が増加しました。

インドが13.8%増と伸びた一方、中国は9.1%減となり、日本は8.7%増でした。また、北米(アメリカ、カナダ、メキシコ)は14.1%増、南米(ブラジル、アルゼンチン)は64.5%増の伸びとなりました。

2023年第1四半期における売上原価及び営業経費の総額は636.1百万ユーロで、売上の66.1%に当たり、パーセンテージ比較では前年同時期と同等です(2022年第1四半期は売上の66.2%)。


人件費は総額162.4百万ユーロで、売上高比16.9%となり、前年同時期(売上高比16.7%)をわずかに上回りました。従業員数は、2023年3月31日現在15,305人で、2022年12月31日時点では14,966人、2022年3月31日時点では14,632人でした。

第1四半期のEBITDAは、2022年が150.8百万ユーロ(EBITDAマージン17.6%)だったのに対して、2023年は168.3百万ユーロ(EBITDAマージン17.5%)となりました。

また、EBITは2022年が92.9百万ユーロ(EBITマージン10.8%)だったのに対して、104.0百万ユーロ(EBITマージン10.8%)です。


第1四半期の純受取利息は1.0百万ユーロ(2022年同四半期は1.9百万ユーロ)で、支払利息5.1百万ユーロ(2022年同四半期は3.0百万ユーロ)および為替差益6.1百万ユーロ(2022年同四半期は4.9百万ユーロ)を算入しています。


税引前利益は、2022年第1四半期の94.8百万ユーロ(売上高比11.1%)に対し、105.0百万ユーロ(売上高比10.9%)となりました

各国の現行税法で適用される税率に基づく見積税額は、総額で27.9百万ユーロとなります(2022年同四半期は23.4百万ユーロ)。税率は2022年同時期の24.7%から変更され、今期は26.6%が適用されます。


第1四半期の純利益は、76.8百万ユーロ(売上高比8.0%)で、前年同時期は71.7百万ユーロ(売上高比8.4%)でした。


2023年3月31日時点の純金融負債額は、2022年12月31日時点より4.4百万ユーロ増加し、506.4百万ユーロとなっています。IFRS第16号の影響を除く純金融負債額は329.0百万ユーロで、2022年12月31日の負債額より68.2百万ユーロ増加しています。特記事項として、以前はファイナンスリース契約だったメキシコで拡張工事中の建造物を3月に取得したことを挙げておきます。

 


産業界全体におけるブレンボの存在感をさらに強固に

総額約500百万ユーロの投資を通じて、ブレンボは世界規模の成長を続け、デジタル・トランスフォーメーションと持続可能性を視野に入れて建設した新工場を通じて、メキシコ、中国、ポーランドという3大陸の主要国で生産能力を高めています。


メキシコでは、ヌエボ・レオン州エスコベドにあるブレーキキャリパー製造工場の拡張がまもなく完了します。この工場がフル稼働すると、ブレンボはメキシコでの生産能力を倍増することができます。


中国では、中国国内の生産能力の増強を目指し、南京にあるブレーキシステム製造工場を拡張する予定です。この工場の敷地内にある研究開発センターのリニューアルにも資金を投入し、そこを先端技術の中心拠点として、中国市場が求める新技術開発をサポートすることを目指しています。2023年後半に工事が始まる予定で、完成は2025年前半の見込みです。


ポーランドでは、鋳鉄工場をもう一カ所、ドンブロヴァ・グルニチャに建設することが決まっています。この投資によってブレンボは、最先端技術を提供でき、持続可能性の観点からも世界で最も革新的な鋳鉄工場を有することになります。この新工場は2025年前半に操業を開始する予定です。


これらのプロジェクトの他に、ステッツァーノのキロメトロ・ロッソにイタルチェメンティ社が所有している資産を買収することも発表済みです。2023年末には手続きが完了する見込みで、これによりブレンボのイタリア本社が拡張します。



発展の見込

今後数ヶ月の受注残は堅調を維持しています。現在のマクロ経済的・地政学的状況に著しい変化が生じない限り、今年はパーセンテージ比較で前年同様10%前後の増益を見込んでいます。



詳細は英語のフルバージョンでご覧いただけます。
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 Roberto Cattaneo – Chief Communication Officer Brembo S.p.A.
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 Daniele Zibetti – Corporate Media Relations Brembo S.p.A.                                       
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業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
東京都港区三田1-4-28三田国際ビルアネックスA101
電話番号
-
代表者名
Aleksandar Gramatikov
上場
未上場
資本金
1100万円
設立
1990年12月