10代〜60代の10人に8人が「界隈」に所属!界隈はZ世代の流行から、全世代に広がる“コミュニティ消費”へ
界隈マーケティングを牽引するKEEN株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:小倉一葉、以下「KEEN」)は、10代〜60代の男女375名を対象に「界隈における消費行動に関する実態調査2026」を実施しました。
本調査の結果、何らかの界隈に所属しているという自覚がある人が約8割おり、50代〜60代においても平均して6割の人が(約5人に3人が)界隈に所属している自覚があることが明らかになりました。さらに、界隈に所属している人の9割以上が、界隈内の情報を参考に商品を購入した経験があると回答しています。
これらの結果から、界隈は若年層に限らず、全世代に広がる消費行動の基盤となっている実態が明らかになりました。
また、本調査結果をもとに、全世代に広がる界隈の実態と、SNSアルゴリズムによって形成される2026年の注目界隈を予測した分析レポートを公開します。

<調査サマリー>
TOPIC①:50代〜60代も約5人に3人が界隈に所属している自覚があり、世代を問わず拡大
・10代〜20代は9割以上が界隈に所属
・50代〜60代も平均して約62%(5人に3人)が界隈に所属
→ 界隈は若年層に限らず、全世代に広がっている実態が浮き彫りに
⚫︎TOPIC②:界隈所属者の9割以上が「界隈の情報」を参考に商品を購入
・界隈所属者の91%が、界隈内の情報を参考に商品を購入した経験あり
・購買における界隈の参考ジャンルは女性が「飲食・ファッション・美容」、男性が「ゲーム・アニメ」「家電・ガジェット」が上位
→界隈コミュニティ内の情報が購買意思決定に影響している傾向が見られる
⚫︎TOPIC③:年代という視点で見えてくる、界隈における消費の個性
・10代~20代: 買う前に「界隈に聞く」が当たり前の世代
・30代~40代: ライフスタイルに最適化した消費スタイルが確立された世代
・50代~60代: 消費よりも、情報や人とのつながりに界隈の価値を見出している世代
<調査概要>
名称:界隈における消費行動に関する実態調査
調査対象:10代〜60代 男女 375名
調査期間:2026年4月13日〜4月14日
調査方法:インターネットリサーチ
⚫︎TOPIC①:50代〜60代も約5人に3人が界隈に所属している自覚があり、世代を問わず拡大
「『界隈』に所属しているといえる行動を日常的にしていますか?」という質問に対し、全体の約8割が何らかの界隈に所属している自覚があると回答しました。年代別に見ても、10代〜20代で約9割、30代〜40代で約8割、50代〜60代でも約6割を占めており、界隈文化は若年層に限らず、世代を問わず広く浸透している実態が浮き彫りとなりました。


⚫︎TOPIC②:界隈所属者の9割以上が「界隈買い」をしていることが明らかに
界隈に所属していると回答した人に対し、「界隈の情報を参考に商品を購入したことがあるか」と質問をしたところ、約91%が「明確にある」「おそらくある」と回答しました。

また、「商品購入において界隈の情報を参考にする理由」について尋ねると、「情報の専門性が高く、一般的なレビューより詳しいので信頼できる」や「自分と趣味嗜好やライフスタイルが近い」といった回答が上位に挙がりました。

この結果から、界隈は単なる情報収集の場にとどまらず、購買行動に強く影響していることが浮き彫りになりました。
さらに、「商品購入の際に参考にした界隈のジャンル」を尋ねたところ、女性では「食品・飲料」「ファッション」「美容・コスメ」が上位に挙がり、界隈のリアルな口コミや使用感を参考に自己投資を行う傾向がみられました。
一方、男性では「ゲーム・アニメ」や「家電・ガジェット」が上位となり、趣味性や専門性の高い領域において、界隈内の情報を重視する傾向が伺えました。

●TOPIC③: 年代という視点で見えてくる、界隈における消費の個性
年代という切り口で見ると、「界隈の所属期間」「月々の平均出費」「出費額の変化」について分析した結果、「界隈における消費」に違いが浮かび上がります。



10〜20代:買う前に「界隈に聞く」が当たり前の世代
界隈への所属期間のうち、10代は「3カ月未満(21%)」、20代は「半年程度(31%)」が全世代の中でトップでした。界隈における月々の支出額は、20代の26%が「1万円〜3万円未満」と回答し他の世代に比べ高めの出費をする層が存在することがわかりました。
また、出費額の変化を見ると、10代では「大幅な増加(11%)」、20代では「やや増加(46%)」と回答した割合が全世代で最も高く、「界隈」の存在が当たり前になり、界隈きっかけの購買も日常化しつつあることが伺えます。
30〜40代:ライフスタイルに最適化した消費スタイルが確立された世代
界隈への所属期間は、30代は「5年以上(33%)」、40代は「1年〜3年(44%)」が全世代でトップでした。界隈における月々の支出額は、40代の45%が「1,000円未満」となり、全体的に極端な高額出費は控えめです。
また、出費額の変化を見ると、30代では57%、40代では62%と、過半数が「変わらない(自分のペースを維持)」と回答しており、仕事や子育てなどのライフスタイルに合わせて趣味に対するお金の使い方が整理されている傾向が伺えます。
50〜60代:消費よりも、情報や人とのつながりに界隈の価値を見出している世代
界隈への所属期間は、「1〜3年」や「5年以上」がボリュームゾーン。界隈における月々の支出額は、60代の55%が「1,000円未満(ほぼお金を使わずに楽しんでいる)」となっており、過半数を占めています。
また、出費額の変化を見ると、50代では55%、60代の74%が「変わらない(定番品のみ購入)」と回答しており、お金をかけるだけでなく、情報収集や人間関係の構築など、非金銭的な価値を見出して穏やかにコミュニティに関わる傾向が伺えます。

最後に、「界隈に所属することで、あなたの幸福度は変化したか」という質問に対し、6割以上が「向上した」と回答しました。
これらの結果から、界隈は消費行動だけでなく、心理的な満足度の向上にも寄与している可能性が示唆されます。
2026年版界隈レポート公開中!
本調査結果も踏まえたSNS上の「界隈」に関するレポートを公開しました。
レポートでは、界隈の定義から界隈と消費に関する実態調査の結果、2026年注目の界隈について紹介しています。
KEEN株式会社 代表取締役 Founder&CEO 小倉一葉のコメント

「界隈」というワードと観点は、単なるZ世代の流行語として消費されがちですが、本質的には、SNSアルゴリズムによって形成される"新しい情報空間"を説明するための重要な概念だと考えています。
本調査を通じて明らかになったのは、界隈が若年層だけの文化ではなく、世代を横断して浸透する情報の選別インフラへ変化しているという実態です。
かつて人々は、自ら検索して情報を探していました。しかし現在は、SNSとAIアルゴリズムの進化によって、個人ごとに最適化された情報が流れてくる時代へ移行しています。
重要なのは、生活者が「何を検索するか」より前に、アルゴリズムによって"何と出会うか"が決まるようになっていることです。現在の検索は起点ではなく、SNSで偶然出会った情報に対する"答え合わせ"へと変化しつつあります。その結果、アルゴリズムは似た価値観・感情・関心を持つ人々を集約し、「界隈」という新しい情報空間を形成するようになりました。
私たちは、この界隈を単なるゆるやかにつながる趣味コミュニティではなく、「文脈によって信頼が形成される情報の集積単位」だと捉えています。
今回の調査でも、界隈所属者の9割以上が、界隈内の情報を参考に商品購入をしていることが明らかになりました。生活者は「自分と価値観やライフスタイルが近い人が、どのような文脈で語っているか」を重視するようになっており、消費行動の意思決定が、企業からの一方向的な情報発信だけではなく、コミュニティ内で共有される体験や共感によって支えられていることを示しています。
さらに、企業公式アカウントは、ブランドコミュニケーション上、過度な演出や強いフックを使いづらい一方で、個人クリエイターはアルゴリズムに適応した表現を柔軟に取り入れることができます。その結果、タイムライン上の可処分注意は、企業から個人へと移りつつあります。
だからこそ今後のマーケティングにおいて企業に求められるのは、"どれだけ広く届けるか"だけではなく、"誰が、どの文脈で語るか"を設計することだと考えます。
KEENでは、SNS上に存在する界隈の構造や熱量を独自データベース「KEEN界隈DB」によって可視化し、ブランドと生活者が自然な文脈で接続されるマーケティング支援を行っています。
一過性のバズを生み出すのではなく、界隈の中で信頼が蓄積され、語られ続ける状態をつくること。それこそが、アルゴリズム時代における次世代マーケティングの本質だと考えています。
< 2026年 注目界隈 TOP5>
消費に与える「界隈」の影響が大きくなる中、本レポートでは2026年注目の5つの界隈を紹介します。
注目界隈➀「限界OL界隈」
説明:
仕事・人間関係・残業など、社会人女性のリアルなしんどさをネタにした投稿が集まる界隈。InstagramやTikTokのショート動画でミーム化しており、「しんどい」と言いつつも自分磨きや美容を怠らない一面も映し出される。「ぽこぽこ界隈」とクリエイティブが重なる部分も多い。
注目ポイント:
「限界OL」という共通の傘のもとに、共感を呼ぶコンテンツと憧れの的になるコンテンツが共存しているのが最大の特徴。一つの界隈でありながら異なる文脈を持つ層へのアプローチが可能。
注目界隈②「ぽこぽこ界隈」
説明:
特有の「ぽこぽこ」という水が泡立つような効果音とパステル調の演出とともに、バスルームや買い物などの日常VlogをYouTubeやTikTokに投稿する界隈。ルーティン紹介や自分磨き、購入品紹介といったテーマが多く、顔出しなしの匿名発信が主流。
注目ポイント:
2023年頃から始まり、今も根強く続く界隈。成熟期を迎えつつあり、タイアップやPR案件も増加。視聴者の消費行動にも影響を与える存在として注目される。
注目界隈③「美容界隈」
説明:
XやInstagramを中心にスキンケア・メイク・ヘアケア・コスメレビューなど、美容に関するあらゆるコンテンツが集まる界隈。プロのヘアメイクからリアルな一般人まで幅広い発信者がおり、「デパコス 」「プチプラ」「韓国コスメ」「成分オタク」といった細分化されたジャンルも存在する。
注目ポイント:
バズが購買に直接つながりやすい構造を持つため、界隈へのアプローチは特に検討に値する。調査結果が示す通り、特に女性はこの界隈から大きな影響を受けており、マーケティング上の重要度が高い。
注目界隈④「懸賞界隈」
説明:
「フォロー&リポスト」で応募するプレゼントキャンペーンやモニター企画に日常的に参加する界隈。企業やブランド、個人の企画など幅広く参加し、相互フォロー文化が盛ん。界隈内には暗黙のルールがあり、マナーを守ることが重視される。
注目ポイント:
派生コミュニティとして「おさんぽ界隈」も生まれるなど、広がりを見せている。企業のキャンペーンに積極的に参加する層が集まることから、口コミや投稿の源泉としても注目される。
注目界隈⑤「ホビ垢界隈」
説明:
2025年頃から生まれた、趣味や推し活の発信を目的とした界隈。ふわふわした加工やガーリーな世界観、カフェでの撮影が特徴的で、似たテイストの服装をした2人組で登場することも多い。顔出しせず匿名で発信するスタイルが主流。
注目ポイント:
ここ数ヶ月で急速に注目を集めている新興界隈。ファッションや美容における独自の価値観・美意識を育んでおり、「ホビ垢になるためには」「ホビ垢向けのスポット・グッズ」といった界隈に憧れる層向けの独特なコンテンツも生まれている。憧れとしての求心力が高まっている。
現在公開中の「2026年版界隈レポート」では、注目界隈をより詳細に解説しています。
マーケティングに関わるみなさまは、ぜひご一読ください。
KEENの界隈マーケティング支援サービスについて
SNS(X, TikTok 等)上で展開するユーザー同士のゆるやかな繋がり=「界隈」を軸に、UGCの創出やクリエイターとのコラボレーションを通じて認知獲得から購買促進に至るマーケティング活動を支援するサービスです。SNS上の膨大な投稿データを生成 AIを活用して解析し、感覚に頼らないデータドリブンな支援が特徴です。これまでに、株式会社コーセーや他化粧品事業会社などで導入されています。
界隈マーケティング支援事例:https://keen-inc.com/category-1/interview-case
KEEN株式会社について
生成AIを活用した“界隈マーケティング”支援サービスを展開するKEEN株式会社は、「働く個人が第三のコミュニティを持ち活動することで、様々な「出来ない言い訳」から人々を解放し世界を変えるムーブメントをつくる」をビジョンに2019年に設立ました。特定の興味関心を持つコミュニティ(界隈)の熱量を独自のデータベースで可視化・分析する「KEEN界隈DB」の開発と、「KEEN界隈DB」を活用したマーケティング支援を行っています。 感覚的になりがちなファンの熱量を分析することで企業のマーケティング活動を支援し、一過性のバズではない持続可能な経済圏の創出に取り組んでいます。情報セキュリティの国際規格「ISO/IEC 27001」認証を取得しており、これまでに株式会社フリークアウト・ホールディングス等からの資金調達を行っています。
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