企画展「旅する侯爵 徳川義親」開催。見て、撮って、集めて、持ち帰った――徳川義親の「旅」をたどる

徳川美術館と蓬左文庫の創設者である義親の「旅」をテーマに、その文化への眼差しと足跡を紹介します。

徳川美術館

徳川美術館と蓬左文庫の創設者である、尾張徳川家19代当主・徳川義親(1886~1976)。旅を愛した彼は、国内外を旅しながら、その見聞を写真や紀行文に残すとともに、各地の工芸品を持ち帰りました。

生誕140年・没後50年を迎える本年、本展では義親の「旅」に焦点を当て、これまで公開の機会が少なかった資料や旅先で得た品々を紹介。東京・目白の本邸玄関も当時の写真をもとに再現し、独特な世界観を持った「旅する侯爵」のまなざしをたどります。

(東南アジアへ向かう)賀茂丸の甲板に立つ義親 大正10年(1921) 個人蔵

徳川 義親(とくがわ よしちか/1886~1976)

越前松平家生まれ。学習院高等科在学中に尾張徳川家の養子となり、明治41年(1908)、21歳で第19代当主として家督を継ぎます。歴史学や植物学など分野に捉われない知的探究心を持ち続け、貴族院議員を務めながらも学術研究に取り組みました。

昭和6年(1931)には財団法人尾張徳川黎明会を設立。尾張徳川家に伝わる美術品や典籍を保存・公開するため、昭和10年(1935)に名古屋で徳川美術館を開館し、東京・目白には蓬左文庫を創設しました。

(参考画像、作品の出陳はありません)
   尾張徳川家目白本邸(旧徳川義親邸本館) 昭和8年(1933) 個人蔵

見どころ1.義親の「世界観」が詰まった玄関を再現

尾張徳川家19代当主・徳川義親が東京・目白に建てた本邸。その玄関には、ステンドグラスや油彩画とともに、江戸時代以来尾張家に伝わる大筒、北海道の木彫り熊、アイヌ模様のカーペット、東南アジアの工芸品など、実にさまざまなものが置かれていました。

本展では、当時の写真をもとに、義親邸の玄関を会場内に再現します。 一見すると脈絡なく見える品々が並ぶ空間からは、分野や地域にとらわれず、旅先で出会ったものを自らの暮らしの中に取り込んでいった義親の姿が浮かび上がります。

見どころ2.昭和の北海道土産の定番「木彫り熊」、そのきっかけは義親のスイス土産

北海道・八雲町は旧尾張藩士によって開拓されたことから、義親は度々八雲町を訪れていました。義親はスイスで買った木彫り熊を手本に、冬の農閑期の仕事として、木彫り熊を制作することを提案。それこそが、誰もが知る北海道を代表するあの工芸品です。義親の旅が、地域の新しい文化を生み出しました。

右:八雲町指定文化財 這い熊 スイス 20世紀 個人蔵
   左:八雲町指定文化財 這い熊 伊藤政雄作 大正13年(1924)頃 個人蔵
  
北野丸にて 義親とアインシュタイン 大正11年(1922) 個人蔵

見どころ3.アインシュタインとも交流、船上は出会いの場

妻の米子と約17か国を巡ったヨーロッパ旅行。帰国の船には、来日途中のアルベルト・アインシュタインも乗り合わせていました。航海中にはノーベル賞受賞の報が届き、義親も船上で新聞記者の取材に応じています。船上で生まれた思いがけない出会いを伝える写真も紹介します。

見どころ4.義親のカメラがとらえた100年前の世界――旅先で何を見ていたのか

義親は旅先で数多くの写真を撮影し、動画も残しました。そこに写るのは、同行者の姿だけではありません。訪れた街の風景、建物、博物館や美術品、現地の人々、そして旅の途中で出会ったさまざまなもの――。 

写真をたどることで、義親が旅先で何に目を留め、何に興味を抱いたのかが見えてきます。 本展では、義親が撮影した写真を数多く紹介するとともに、旅の途中で記した紀行文「西に旅して」なども通して、100年前の旅の様子をたどります。 

さらに本展では、義親が撮影した東南アジアの旅のモノクロ映像をダイジェスト版として蓬左文庫ロビーにて公開します。

ボロブドゥール遺跡を訪れた義親 昭和4年(1929) 個人蔵

関連イベント

ワヤン・クリット 東南アジア 20世紀 個人蔵

土曜講座「徳川義親の旅とコレクション」

日程:2026年11月21日(土)

時間:午後1時30分~午後3時(開場:午後1時)

場所:徳川美術館 講堂

講師:徳川美術館 学芸員 長谷川円

定員:100名(事前申し込みですでに満席)

※キャンセルが出た場合のみ先着にて当日受付可能

※受講料1,000円、入館料別途要

展覧会名称

企画展 生誕140年 没後50年記念

旅する侯爵 徳川義親

会期

2026年10月8日(木)~12月13日(日)

開館時間

10:00~17:00(最終入館16:30)

休館日

月曜日

※但し10/12(月・祝)、11/23(月・祝)は開館、10/13(火)、11/24(火)は休館
※年末年始(12/14(月)~1/4(月))

会場

徳川美術館・名古屋市蓬左文庫

入館料

一般2,000円

高校生・大学生1,200円

中学生以下無料

オンラインチケット販売中

※団体料金、高齢者割引はございません
※障がい者の方と付き添い1名様は手帳のご提示で200円割引いたします

主催

徳川美術館・名古屋市蓬左文庫・中日新聞社・日本経済新聞社・NHK名古屋放送局

徳川美術館

徳川美術館

〒461-0023 名古屋市東区徳川町1017
電 話:052-935-6262(月曜日を除く10:00~17:00)

■アクセス
・JR中央本線「大曽根」駅下車、南口より徒歩8分
・市バス・名鉄バス 基幹2系統「徳川園新出来」下車、徒歩3分
・名古屋観光ルートバスメーグル「徳川園・徳川美術館・蓬左文庫」下車すぐ
・美術館南側に無料駐車場17台あり

■開館時間と休館日
10:00~17:00(最終入館16:30)
月曜日は休館(祝日の場合は直後の平日)

■公式ホームページ
https://www.tokugawa-art-museum.jp/
■Facebook
https://www.facebook.com/tokugawa.art.museum
■Instagram
https://www.instagram.com/tokugawa_artmuseum/
■X
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会社概要

徳川美術館

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URL
https://www.tokugawa-art-museum.jp/
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
愛知県名古屋市東区徳川町1017
電話番号
052-935-6262
代表者名
徳川義崇
上場
未上場
資本金
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設立
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