WHILL株式会社が、「WHILL自動運転システム」とエレベーター・セキュリティシステムの連携についての実証実験を開始

異なる階を跨ぎ、WHILLが自動走行で利用者をお迎えに 

WHILL株式会社

WHILLは、三菱地所株式会社とSAPジャパン株式会社が本日オープンしたコラボラティブスペース「Inspired.Lab」で、「WHILL自動運転システム」を利用した実証実験を、三菱電機株式会社、株式会社Liquidと共同で開始します。今回の実証実験では、三菱電機と連携し、建物内のエレベーターとWHILLが通信回線でつながることにより、無人のWHILLが近づくとエレベーターがWHILLのいる階に停止し、扉の開閉を行い、目的の階までWHILLを送り届けます。これまでのシステムでは同一の階でしかできなかった自動走行が、異なる階を跨いで可能になり、自動走行で建物内のあらゆる場所に行くことが可能で、特定の場所にWHILLが利用者を迎えに行く、目的地まで到着した後、乗り捨てたWHILLが自動で待機場所に戻っていく、などの運用が可能です。
また、Liquidと連携し、建物のセキュリティシステムとWHILLの連携の実証実験も行います。セキュリティエリアの内外をWHILLが自由に通行できるような運用を想定しています。

 「すべての人の移動を楽しくスマートにする」をミッションとして、パーソナルモビリティの開発・販売を行うWHILL株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役兼CEO:杉江理、以下「WHILL」)は、三菱地所株式会社とSAPジャパン株式会社が本日オープンしたコラボラティブスペース「Inspired.Lab」で、「WHILL自動運転システム」を利用した実証実験を、三菱電機株式会社、株式会社Liquidと共同で開始します。

 WHILLは、MaaS(Mobility as a Service)事業を事業の柱の一つとして位置づけ、障害の有無や年齢に関わらず、だれもが楽しく安全に乗れる一人乗りのモビリティの提供によって、既存の交通機関を降りてから目的地までの「ラストワンマイル」の移動の最適化を行うことを目指しています。
これまで、空港などでの利用を視野に入れた、自動停止・自動運転機能を持つパーソナルモビリティ「WHILL自動運転システム」などをCES 2019で出展したほか、小田急グループほか4社とのMaaS連携を進めるなどの試みを行ってきましたが、今後、ラストワンマイルの移動の最適化のためには、モビリティ単体の開発だけではなく、建物などとの連携が不可欠と考えています。

 WHILLは、今回の実証実験において、自動運転機能を持つ「WHILL自動運転システム」を用いた、パーソナルモビリティと建物のIoTによる連携を行います。
具体的には、三菱電機と連携し、建物内のエレベーターとWHILLが通信回線でつながることにより、無人のWHILLが近づくとエレベーターがWHILLのいる階に停止し、扉の開閉を行い、目的の階までWHILLを送り届けます。
これにより、これまでのシステムでは同一の階でしかできなかった自動走行が、異なる階を跨いで可能になり、自動走行で建物内のあらゆる場所に行くことが可能で、特定の場所にWHILLが利用者を迎えに行く、目的地まで到着した後、乗り捨てたWHILLが自動で待機場所に戻っていく、などの運用が可能です。
また、Liquidと連携し、建物のセキュリティシステムとWHILLの連携の実証実験も行います。セキュリティエリアの内外をWHILLが自由に通行できるような運用を想定しています。
将来的には、建物外など公道での自動走行も見据えて実証実験を展開していきます。さらに、パーソナルモビリティとファシリティの連携から得た知見は、今後、物流ロボット、清掃ロボット、警備ロボットなどと建物の連携に生かされることが期待されます。 
 

   実証実験に利用する予定のWHILL自動運転システム(左)と連携イメージ図(右)

                    実証実験デモ イメージ動画


WHILL株式会社取締役兼CTO 福岡 宗明コメント
「私たちは、WHILLという乗り物を、障害のある方や高齢者だけが利用する“電動車椅子”から、だれもが乗れて、だれもが乗りたくなる“パーソナルモビリティ”という存在にしたいと、創業時からずっと考えてきました。街中をWHILLが走り、必要な時に呼んだら自動で来てくれ、目的地についたら自動で帰っていく、もしくは街を回遊しているWHILLに好きな時に乗れる、そんな未来図を実現することで、これまでの“電動車椅子”のイメージを大きく変えられると信じています。そして、最終的に公道で実用化を行うためには、ハブとなる建物内での運用が大切な鍵を握ります。
今回の実証実験で、三菱電機株式会社様と共同でエレベーターとの連携の実証実験、株式会社Liquid様と共同でセキュリティシステムと連携の実証実験を実施できることは、今後の実用化に向けた大きな弾みになると期待しています。さらに、今回、三菱地所株式会社様とSAP ジャパン株式会社様によるコラボラティブスペースを通じ、企業の枠を超えての連携が可能となったことで、我々の開発にも一層スピード感が加わったと感じており、今後のさらなる連携にも非常に期待を持っています」
WHILLは、世界中の歩道領域において、新しい移動のスタイルを生み出していきます。

<WHILLについて>
WHILLは、「すべての人の移動を楽しくスマートにする」をミッションとして、世界中の歩道領域において、新しい移動のスタイルを生み出しています。2012年5月に日本で創業し、2013年4月には米国、2018 年8月にはオランダに拠点を設立しました。パーソナルモビリティとMaaSの二つを事業の柱とし、パーソナルモビリティ事業では、デザインとテクノロジーの力を生かした、車椅子の概念を超えるモビリティとして、WHILL Model A、WHILL Model Cをはじめとする製品群を、日本、北米、欧州で販売しています。またMaaS事業においては、障害の有無や年齢に関わらず、だれもが楽しく安全に乗れる一人乗りのモビリティによる移動サービス・システムの提供により、既存の交通機関を降りてから目的地までの「ラストワンマイル」の移動の最適化を行います。
https://whill.jp/

〈本件に関する報道関係者のお問合せ先〉
WHILL株式会社 担当:辻阪
TEL:080-2584-1164 / FAX:045-633-1472 / E-mail:pr@whill.jp

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会社概要

WHILL Inc

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URL
https://whill.inc/jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都 品川区東品川2丁目1-11 ハーバープレミアムビル 2F
電話番号
080-0800-4338
代表者名
杉江 理
上場
未上場
資本金
700万円
設立
2012年05月