海外アニメファンがよく使う日本語由来語は?2位は「waifu」で3位は「kun」

194作品を対象にランキングと作品ごとの広がりをEnglish Hub(https://englishhub.jp )が調査。「got isekai’d」など英語の動詞のような使い方も確認

GRASグループ株式会社

GRASグループ株式会社が運営する英語学習情報メディア「English Hub」は、YouTubeのアニメ関連動画に寄せられたコメントから、日本語由来語の使用実態を調べた記事を公開しました。

1,518動画・194作品に寄せられた180,971コメントを分析し、英語での用法を確認したところ、今回の対象語の中で最も多かったのは「isekai」(578件)でした。「waifu」(232件)、「kun」(188件)が続きました。調査記事では、全体ランキングに加え、別に集計したコメントによる年別の変化、言葉が使われた作品の広がり、実際の言い回しを紹介しています。

本調査の引用・転載について

本調査の結果や図表は、出典を明記のうえ、記事・報道等にご活用いただけます。Web上では以下のように調査記事へのリンクをお願いいたします。

引用元:English Hub「海外のアニメファンが使う日本語ランキング!YouTubeのコメント欄から分析した1位は?」

また、調査対象や集計条件とともにご紹介いただき、結果の意味が変わるような加工・抜粋はお控えください。

調査概要

調査主体:English Hub(GRASグループ株式会社)

集計時点:2026年10月15日

全体ランキング・作品の広がり:YouTubeのアニメ関連動画1,518本・194作品、180,971コメント

年別比較:2020~2025年および2026年上半期に公開された322動画、公開後90日以内の131,972コメント

調査方法:保存済みコメントをプログラムで検索・集計し、AIによる本文の読み取りで用法を分類

同一コメントに同じ語が複数回登場しても1件と数え、表記違いはまとめています。全体ランキングは英語の用法を確認した件数、年別ランキングは検索件数です。年別の候補2,541件のうち1,177件を読み取り、この中には各年の上位3語と頻度増加幅上位10組に該当する1,085件すべてを含みます。残る1,364件は用法未確認です。

収集コメント数には全言語を含みます。2つの調査対象は一部重なるため、件数は合算しません。対象動画は無作為抽出ではなく、YouTube全体や海外のアニメファン全員を代表する結果ではありません。本調査では「日本語由来の表現」に、日本語の単語に加え、英語の「wife」を日本語風の発音で表した「waifu」のように、日本語の発音を取り入れたファン表現も含めています。「anime」「manga」は全体ランキングに含めていません。詳細な対象範囲・分類基準・年別の分母は公開記事に掲載しています。

調査結果のポイント

  • 全体ランキングは「isekai」が1位。「waifu」「kun」が続く。

  • 「shonen」は123件・54作品、「kaiju」は120件・5作品。件数が近くても、使われる作品の広がりには差がある。

  • 年別比較では「isekai」の出現頻度が2020年から2021年に上昇。ただし、対象作品の構成も異なる。

  • 「got isekai’d」など、異世界への転移を英語の動詞のように表す用例を21件・20作品で確認。

全体ランキング:1位は「isekai」、2位は「waifu」

用意した日本語由来語のリストでコメントを検索し、作品名・固定された人物呼称・台詞の引用などを除いて、英語でジャンルや人物の特徴、感想などを表す用法を集計しました。

図1:全体ランキング上位10語。作品名・固定された人物呼称・台詞の引用などは分けています。
表1:英語での一般用法を確認した全体ランキング。作品名・固定呼称・引用などは除く。

「isekai」は異世界もののジャンルを語る場面などで使われ、95作品に登場しました。好きなキャラクターへの愛着を表す「waifu」は83作品に登場。「kun」には、名前に付く敬称のほか、Truck-kunのような擬人化した呼び方も含まれています。

件数が近くても、作品を越えた広がりには違い

「shonen」と「kaiju」の使用コメント数は123件と120件でほぼ同じでした。一方、コメントが付いた動画の作品数は54作品と5作品で、大きな違いが見られました。

図3:使用コメント数と、使われた作品数を別々の尺度で表示。作品数はコメントの投稿先動画の作品を数えています。

「kaiju」は102件(85.0%)が『乙女怪獣キャラメリゼ』のコメント欄に集中。この作品を除くと18件でした。「shonen」は、最多の『ブラッククローバー』を除いても111件残りました。

「waifu」は最多の1作品でも10件(4.3%)にとどまり、複数の作品に分散していました。今回の結果では、言葉が多く書かれることと、幅広い作品のコメント欄で使われることは必ずしも一致していません。

年別ランキングと頻度:対象作品の違いも数字に影響

年別比較には、Aniplex USAとCrunchyroll Dubsの322動画に寄せられた131,972コメントを使用しました。動画公開後90日以内のコメントを、動画の公開年ごとに集計しています。以下は作品名・人物名や他言語での使用も含む検索件数による順位で、用法を確認した全体ランキングとは集計基準が異なります。

表2:動画公開年別の検索件数によるランキング。作品名・人物名・他言語も含む。

年ごとの収集コメント数が異なるため、頻度は「コメント1万件あたり」で比較しました。

図2:言葉を検索した件数を、コメント1万件あたりに換算。作品名・引用なども含みます。2026年は上半期だけなので線には含めていません。

「isekai」は2020年の163件から2021年の110件へ減った一方、コメント1万件あたりでは30.1件から48.7件に上昇しました。作品名などを除いて英語の一般用法に絞っても、同28.4件から47.0件への上昇が見られました。

ただし、年ごとに対象作品・チャンネル構成は異なります。例えば2022年の「chan」12件は、作品名・固定呼称や台詞の引用でした。2024年の「yuri」35件には英語で関係性などを語る用法が28件ありましたが、そのうち24件は『魔法少女まどか☆マギカ』に集中していました。順位や頻度の変化を、そのまま海外全体での流行の変化とは断定できません。

「got isekai’d」――日本語由来語が英語の動詞のように

「isekai」はジャンル名だけでなく、「異世界に飛ばされた」という出来事を表す言い回しにも使われていました。

  • All Might got Isekai'd

日本語訳:オールマイトが異世界に飛ばされた。

これは『領民0人スタートの辺境領主様』の動画に寄せられたコメントです。『僕のヒーローアカデミア』の人物を別作品の人物に重ねた冗談であり、実際の作品間のつながりを示すものではありません。

「got + 過去分詞」は「~された」という出来事を表す形です。この例では、日本語由来のisekaiに「-ed」にあたる語尾を付け、英語の動詞のように扱っています。「got isekaied」「got isekai-ed」などの表記違いと、無変化の「got isekai」を合わせて21件・20作品で確認しました。

公開記事では、単語ごとの原文・日本語訳・作品名を添えて、コメントでの使われ方を紹介しています。

ランキング・グラフ・用例の詳細:https://englishhub.jp/news/animefan-english-japanese-words.html

EnglishHubについて

EnglishHubは、GRASグループ株式会社が運営する英語学習情報メディアです。英会話スクールやオンライン英会話、英語学習の方法などに関する情報を発信しています。

EnglishHub公式サイト

調査結果の引用について

本調査結果を引用する際は「EnglishHub調べ」と明記し、調査記事へのリンクをお願いいたします。

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


会社概要

GRASグループ株式会社

5フォロワー

RSS
URL
https://gras-group.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区芝5丁目14-13 アセンド三田7階
電話番号
03-5432-9906
代表者名
辻村直也
上場
未上場
資本金
8350万円
設立
2005年08月