スプリックス基礎学力研究所:1人1台端末の活用に関する意識調査を全国の教員対象に実施 教員の約3人に2人が「『CBT』を実施したい」と回答
∼「CBT」に最も期待することは「採点業務の削減」、教員の「働き方改革」の一環としても注目∼
株式会社スプリックス(本部:東京都豊島区/代表取締役社長:常石博之)が運営する基礎学力研究所では、1人1台端末の活用に対する教員の意識を把握すべく、同社が運営するフォレスタネットを通して教員1,470名を対象に意識調査を実施いたしました。
今回の調査では、教員の約3人に2人が1人1台端末を活用し、「CBT(Computer Based Testing)を実施したい」と回答しました。「CBT」への期待としては「採点業務の削減」が最も多く、校務軽減を実現する新たなシステムとして注目されていることが判明し、今後学校現場において「CBT」が浸透していくことが示唆されました。
今回の調査では、教員の約3人に2人が1人1台端末を活用し、「CBT(Computer Based Testing)を実施したい」と回答しました。「CBT」への期待としては「採点業務の削減」が最も多く、校務軽減を実現する新たなシステムとして注目されていることが判明し、今後学校現場において「CBT」が浸透していくことが示唆されました。
【調査概要】
調査対象:教員1,470名(有効回答数)調査手法:インターネット調査
調査内容:1人1台端末の活用に関する意識調査
実施期間:2021年12月24日~2022年1月31日
本リリースに関する内容をご掲載の際は、必ず「スプリックス基礎学力研究所調べ」と明記してください。
Topic1. 教員の約3人に2人が「CBT」を実施したいと回答!
スプリックスが運営する、教員のための授業準備情報サイト「フォレスタネット」の会員1,470名を対象に意識調査を実施したところ、「CBT」という言葉の認知は35.0%にとどまったものの、「CBT」を知らなった教員を含め約3人に2人の教員が、パソコンやタブレットを使ってテストを実施したいと回答しました。
学校現場において「CBT」という言葉はまだ浸透していない一方で、作問や採点などの校務負担を軽減できることや一人ひとりの学習状況を詳細に把握できることなど、「CBT」ならではの優位性に対するニーズは高いことを示しています。1人1台端末の本格的な導入から約1年が経過し、端末の具体的な活用方法の議論へとフェーズが移りつつある現在において、「CBT」への注目度はさらに高まることが予想されます。
Topic2. 「CBT」の特徴で興味がある点、第1位は「採点業務の削減」と校務軽減に期待
また、「生徒個々へのフィードバック」や「傾向の分析」などデータ活用へも注目
関心の高い「CBT」の特徴をリサーチしたところ、「採点業務の削減」と答えた教員が全体の29.2%と、最も多いことが判明しました。「問題作成の負担軽減」も19.7%と一定数おり、「CBT」導入による校務の負担軽減に注目が集まっていることが伺えます。また約4人に1人が、「児童生徒個々へのフィードバック」や「解答傾向の分析」と答え、「CBT」ならではのデータ活用に対する期待も明らかとなりました。「CBT」は、従来のペーパーテストでは実現できなかった、テスト結果のデータ分析による個別最適化されたフィードバックが可能となるだけでなく、一人ひとりの学習達成度を詳細に把握することができるため、学習計画立案への活用についても今後注目度が高まると考えられます。
Topic3. 1人1台端末を、「毎日活用している」のは40%であることが判明
一方、約30%は使用頻度が「週1回以下」と、学校やクラス間の差が明らかに
授業内での1人1台端末の使用頻度について調査したところ、40.0%の教員が「毎日使用している」と回答しました。一方で、「週1日」、「ほぼ使っていない」、「全く使っていない」との回答は約30%に上り、GIGAスクール構想での1人1台端末活用の推進から約1年経った現在において、端末の活用頻度に学校やクラス間で格差が生まれていることが示されました。
【スプリックス基礎学力研究所 所長 梅田修平よりコメント】
「1人1台端末」の本格導入から1年が経過し、端末の活用度合いに開きがうまれつつあることが本リサーチからも明らかになりました。その中で注目すべきは、認知度はまだ低いながら、7割近い先生方が実施・活用に前向きであるCBT(Computer Based Testing)です。
実際、スプリックスが提供する「CBT for school」は、全国200以上の学校で試行され、複数の市区町村教育委員会でも導入が進んでいます。CBTに最も期待される「業務の削減」は、先生方の「働き方改革」につながる可能性を秘めています。学ぶ側だけではなく、教える側にも有意義なCBTは、「1人1台端末」活用拡大の起爆剤となり得るものと考えます。
【CBT for school 概要】
スプリックスでは、小中学校などの公教育機関に向けた3つのCBTテストから成る『CBT for school』を提供しています。それぞれのプロダクトの概要は次の通りです。URL:https://foresta.education/cbt
<CBT for schoolのプロダクト内容>
①国際基礎学力検定TOFAS(Test of Fundamental Academic Skills)
計算、英単語、漢字・語いの基礎に特化して評価するテストシステムです。教員による作問や採点は不要である他、児童・生徒の個人成績分析表だけでなく、クラスや学年単位での成績表も用意しており、経年での成績推移可視化にも対応しております。全世界での累計受検者数はのべ15か国・65,000人を超えており、国際基準で学力を評価できることも特徴です。
②単元別テスト
学習塾向け教材フォレスタの制作で培った教材開発ノウハウと、TOFASで構築したテストシステムのプラットフォームを融合させることで、新たなCBTシステムを構築しました。これにより、児童・生徒個人だけでなく、クラス別、学校別のテスト結果もデータベースにて集積し、分析結果を現場教員が日頃の授業改善のために活用できます。作問・採点作業のデジタル化により教員の業務負担軽減を実現した他、テスト結果のデータベース化で習熟度の把握・比較を容易にし、業務効率化に貢献いたします。
③プログラミング能力検定
プログラミング能力検定は、全国2,000を超える教育機関で実施されている日本最大級のプログラミング検定です。プログラミング概念の理解度を体系的に分析・評価することができ、それまでの学習成果を証明するとともに、その後の効果的な学習につなげることができます。
【スプリックス基礎学力研究所 概要】
スプリックス基礎学力研究所は、「基礎学力」にフォーカスするかたちで、「子どもたちの学力を正しく評価し、着実に定着させること」を目的に創設いたしました。同所は、「基礎学力」を定着させることは、学力向上のスタートラインに立つことであり、それがあってはじめて子どもたちの将来の選択肢が拡がって、人生の新たなステージを享受できると考えております。日本のみならず、世界中の子どもたちに「基礎学力」を定着させるべく、研究および開発を進めていくことをミッションとしている研究所です。
名称 :スプリックス基礎学力研究所
代表者 :所長 梅田 修平
URL :https://sprix.jp/basri/
公式SNS:Twitter https://twitter.com/SprixBasri
Facebook https://www.facebook.com/SprixBasri
【株式会社スプリックス 概要】
スプリックスは学習塾や教育コンテンツを展開する総合教育企業です。
1教室あたりの平均生徒数で日本最大規模の個別指導塾である森塾や、「第3回 日本サービス大賞」で経済産業大臣賞を受賞した「自立学習RED」などの学習塾を全国展開していることに加え、トップシェアの学習コンテンツ教材も複数開発・出版しています。
名称 :株式会社スプリックス
本社 :東京都豊島区西池袋1-11-1 メトロポリタンプラザビル 12F
代表者:代表取締役社長 常石 博之
URL:https://sprix.jp/
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像