井上勇人監督のオリジナルアニメ『Pocket Apricot』、ハリウッドでファーストルック上映へ
チャイニーズシアターにて開催の国際映画祭「GLOBAL STAGE HOLLYWOOD 2026」にて制作中の第1話を先行公開。TOKYO EPICが届ける、喪失とつながりを描くファミリーファンタジー

株式会社TOKYO EPICは、井上勇人が原作・監督を務めるオリジナルアニメーションシリーズ『Pocket Apricot(ポケット・アプリコット) 』の第1話を、米国ハリウッドで開催される「GLOBAL STAGE HOLLYWOOD 2026」のオフィシャルセレクションに選出され、ファーストルックとして上映することをお知らせします。

GLOBAL STAGE HOLLYWOODは、日本をはじめ世界各国の多様な映画や、新たな才能を紹介する国際映画祭です。2026年は、10月2日(金)〜10月3日(土)*現地時間 に渡り、ハリウッドのTCL Chinese Theatreを会場に開催されます。
https://www.globalstagehollywood.com/
本作は、外の世界へ踏み出すことが少し苦手な子供が、大切な祖父を失い、親友を取り戻すために不思議な世界を旅する物語です。全8話・各話約20分のシリーズとして制作を進めており、日本語の脚本をもとに、当初から英語版での公開を見据えて開発しています。
今回の上映では、第1話の制作途中版を公開。シリーズの始まりとなる物語を、ハリウッドの観客に届けます。
上映後には、原作・監督を務める井上勇人が登壇し、本作に込めた思いや、物語が生まれた背景について語ります。
怖い世界に、それでも手を伸ばす
世界の音や、人々の気配が怖い。自分のいる場所から、なかなか一歩を踏み出せない。
そんな主人公が、大切な祖父との別れを経て、親友を取り戻すために旅に出ます。向かうのは、記憶や想像、孤独が形を持つ世界。光に導かれながら、主人公は、自分と同じように痛みを抱えた存在と出会っていきます。
その先に待っているのは、美しい景色ばかりではありません。命の残酷さや、どれほど願っても思いどおりにはならない現実にも触れます。
それでも、誰かに手を取られ、自分からも手を伸ばすことで、主人公の知っている世界は少しずつ広がっていきます。
物語の核にあるのは、「見えなくなった愛は、なくなったわけではない」というテーマです。
悲しみを忘れることや、怖がらなくなることだけを、成長の答えにはしない。怖さを抱えたままでも、自ら一歩を選ぼうとする子供の姿を描きます。未知の世界をめぐる冒険として楽しめると同時に、大人も自身の記憶や、大切な人とのつながりを重ねられる作品を目指しています。
日本語で生まれた物語を、英語で世界へ
『Pocket Apricot』は、日本語で書かれた脚本を出発点に、英語を初期公開の基準言語として制作しています。
英語の台詞では、日本語の言葉をそのまま置き換えるのではなく、人物の性格や、その瞬間に抱いている気持ちが自然に伝わる言い回しを選んでいます。
声は声優が演じ、台詞だけでなく、ためらう息や、思わずこぼれる笑い、言葉になる前の反応まで含めて、登場人物を表現します。
手をつなぐこと、何かに触れること、言いかけた言葉を飲み込むこと。そうした小さな仕草にも感情を託し、言語や文化が異なる観客にも、主人公の体験を届けることを大切にしています。
制作には、生成AIを画づくりの工程に取り入れています。
企画・脚本・演出を人が担い、描きたい場面や感情に合わせて技術を活用。
TOKYO EPICは、作り手の構想を映像にし、海外へ届けるまでを支える制作体制で、本作に取り組んでいます。
『Pocket Apricot』——受け取った何かを、携えていく
タイトルに込めたのは、「手にしたものは、同じ形のまま残るとは限らない。それでも、そのとき受け取った何かを、私たちは携えている」という感覚です。
ポケットの中にあるものは、普段は見えていません。存在を忘れていることもありますが、ふと手を入れると、そこにある。そして、自分が次の場所へ進むときにも、一緒についてきます。
「アプリコット」には、作中で主人公が手渡される果物と、そこから始まる出会いを重ねています。何でもない贈り物や、ささやかなやり取りが、気づかないうちに自分の一部になっている。
本作は、新しく大切なものを手に入れるだけでなく、すでに受け取っていたものに、旅の中で気づいていく物語でもあります。
井上勇人監督コメント
僕が描きたいのは、悲しみを乗り越えて、もう何も怖くなくなった子供の話ではありません。
怖いものは、まだ怖い。
会いたい人に、もう会えないこともある。
それでも、誰かの手を取りたくなる。
もう一度、世界に触れてみたくなる。
そんな瞬間を描きたいと思っています。
誰かとの何気ないやり取りや、一緒に過ごした時間が、知らないうちに自分の一部になっている。
そのときは気づかなかったものに、あとから支えられることもある。
『Pocket Apricot』という名前には、そういう感覚を込めました。
AIは、僕にとって、描きたい物語を映像にするための可能性を広げてくれるものです。
技術で何ができるかを見せるために物語をつくるのではなく、つくりたい物語があるから、技術の力も借りる。その順番を大切にしています。
今回は、制作中の第1話をハリウッドでご覧いただきます。
国や言葉が違っても、この子の旅のどこかに、自分の記憶や、大切な誰かの姿を重ねてもらえたらうれしいです。
井上勇人/Hayato Inoue
『Pocket Apricot』原作・監督
株式会社TOKYO EPIC COO
作品と上映の概要
作品名:Pocket Apricot/ポケット・アプリコット
原作・監督:井上勇人/Hayato Inoue
制作:株式会社TOKYO EPIC
ジャンル:ファミリーファンタジー
形式:全8話、各話約20分のアニメーションシリーズ(現行制作計画)
言語:英語/脚本は日本語で開発
上映:第1話のファーストルック上映(制作途中版)
映画祭:GLOBAL STAGE HOLLYWOOD 2026
上映日時:10月3日(土)
会場:TCL Chinese Theatre(米国カリフォルニア州ハリウッド)
上映後の登壇:井上勇人(原作・監督)が登壇し、作品に込めた思いや創作の背景について語ります。
GLOBAL STAGE HOLLYWOODについて
GLOBAL STAGE HOLLYWOODは、元ワーナー・ブラザース幹部のDouglas Montgomery(ダグラス・モンゴメリー)氏が創設した国際映画祭です。日本をはじめ世界各国の多様な映画を紹介し、世界の新たな才能に光を当てることを目指しています。
映画上映やレッドカーペット・プレミアに加え、業界関係者によるパネルディスカッション、映画制作者と配給関係者の交流などを通じて、独立系の作り手や国際共同製作、新しい表現を発信しています。
2026年は10月2日・3日(現地時間)、米国ハリウッドのTCL Chinese Theatreで開催されます。
公式サイト:GLOBAL STAGE HOLLYWOOD
井上勇人について
映像作家・監督。株式会社TOKYO EPIC COO・制作統括。
アニメーション事業「PocketANIME」を中心に、作品の企画・制作と、制作フローの設計、オリジナルIPの開発、海外展開に携わる。2025年には「GLOBAL STAGE HOLLYWOOD」およびフランス・パリの映像・放送技術展示会「SATIS 2025」に登壇し、生成AIを活用したアニメーション制作について発信した。
監督を務めた短編オリジナルアニメ『ハナと不思議な冒険』(テレビ朝日プロデュース/TOKYO EPIC制作)は、「WORLD AI FILM FESTIVAL 2026 in KYOTO」で審査員特別賞を受賞。
現在、自身が原作・監督を務める『Pocket Apricot』を制作している。
TOKYO EPICについて
株式会社TOKYO EPICは、オリジナルIPの開発・制作・海外展開に取り組むアニメーション・プロデュースカンパニーです。
スタジオ機能と生成AIなどの技術を組み合わせ、物語やキャラクターを生み出すだけでなく、作品として育て、世界へ届けることを目指しています。
今回の『Pocket Apricot』のファーストルック上映を通じて、日本発のオリジナル作品を海外の観客へ届ける取り組みを進めます。
公式サイト:https://www.tokyo-epic.com/
取材・プレス素材に関するお問い合わせ
井上勇人監督へのインタビュー、本作の制作・上映および上映後の登壇に関する取材を受け付けています。
作品に込めた想いに加え、英語での台詞・演技づくり、生成AIを取り入れた制作工程、日本発のオリジナル作品の海外展開についてもお問い合わせください。
TOKYO EPIC 広報担当
メール:info@tokyo-epic.com
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