Exotec Nihon、全国の倉庫勤務者を対象に業務に関する調査を実施 倉庫物流のロボット化、現場はむしろ歓迎 65.5%が「重労働から救ってくれる」

全国1,031人調査/人手不足を見据え、物流効率と働きやすさを両立する自動化へ

Exotec Nihon株式会社

倉庫内物流のインテグレーター・ロボットメーカーであるExotec Nihon株式会社(東京都港区、代表取締役 アジアパシフィック地域社長:立脇 竜、以下Exotec)は、倉庫・物流センターで働く全国の1,031人を対象に、倉庫内作業用ロボットへの受け止め方、業務の負担、定着意向を尋ねた調査を実施しました(調査実施:株式会社マクロミル、調査期間:2026年8月21日〜27日)。

倉庫の自動化は、雇用や仕事を減らすものとして語られることが少なくありません。しかし本調査で、AIを活用したロボットの導入について「自分の仕事や雇用が奪われる不安」と「過酷な作業や重労働から人間を救ってくれる期待」のどちらが大きいかを尋ねたところ、期待が優勢な人が65.5%を占め、不安が優勢な人は34.5%でした。導入について「してほしくない」と答えた人も計14.3%にとどまりました。

現場がロボットに任せたい業務の1位は「重いものの持ち上げ・移動」62.0%です。これは、日ごろ大変だと感じる業務の上位(複数回答で「重い荷物の持ち上げ・運び出し」46.9%)と一致します。現場はロボットを雇用の脅威ではなく、身体的負担を外す手段として受け止めていることが改めて示されました。

一方で、導入への希望が固まっている人は多くありません。現場へのロボット導入希望に対する設問に対し、最も多い回答は「どちらとも言えない」49.3%で、この回答者属性のうち90.7%はロボットが導入されていない現場で働いています。ロボット導入の効果や現場の変化を実感する機会がないことが、判断を保留する一因となっている可能性があります。

【調査結果のポイント】

  • AIロボットへの受け止めは、「雇用が奪われる不安」34.5%に対し「重労働から救う期待」65.5%が優勢

  • 導入に「してほしくない」は計14.3%。「してほしい」計36.5%、「どちらとも言えない」49.3%で、反対は賛成の半分以下

  • ロボットに任せたい業務の1位は「重いものの持ち上げ・移動」62.0%。日ごろ大変だと感じる業務の上位と一致

  • 未決層(508人)の61.4%は期待が優勢、56.7%が重量物の移動を任せたいと回答。90.7%は未導入の現場で働いている

  • 導入済み現場(104人)では、変化を実感した層(n=70)のロボット満足度は64.3%

■ 1. 不安より期待|「重労働から救う期待」が65.5%

フィジカルAIを活用したロボットの導入について、「自分の仕事や雇用が奪われる不安」と「過酷な作業や重労働から人間を救ってくれる期待」のどちらが大きいかを尋ねた結果、期待が優勢な人が65.5%、不安が優勢な人が34.5%でした。ロボットによる雇用への影響が懸念される一方で、今回の調査では、現場において負担軽減への期待が上回る結果となりました。

なお本設問は「AIを活用したロボット」の導入について不安と期待の大小を尋ねたものであり、雇用が失われないと予測しているかどうかを直接尋ねたものではありません。

[図表1:AIロボットへの不安と期待(n=1,031)]

■ 2. 導入への賛否|反対14.3%、賛成36.5%、未決49.3%

倉庫内作業用ロボットの今後の導入について尋ねた結果は次のとおりです。

回答

割合(n=1,031)

今後(も)導入してほしい

16.0%

どちらかというと今後(も)導入してほしい

20.5%

どちらとも言えない

49.3%

どちらかというと今後(は)導入してほしくない

5.4%

今後(は)導入してほしくない

8.8%

 反対(計14.3%)は賛成(計36.5%)の半分以下でした。勤務先でロボットを「導入している」と答えた人は10.1%、「導入されていない」は87.7%です。

■ 3. 任せたい作業と、最も負担な作業が一致している

ロボットに任せたい業務は「重いものの持ち上げ・移動」62.0%が最も多く、「長距離の荷物運搬」29.2%、「高所や狭い場所でのピッキング」26.7%、「広い倉庫内での商品ピッキング」23.2%、「在庫の棚卸・管理」23.0%が続きました。

一方、日ごろの業務で大変だと感じるものは、複数回答で「重い荷物の持ち上げ・運び出し」46.9%、「過酷な環境下(暑い・寒いなど)での作業」38.5%が上位で、最も大変だと感じるものは1位「過酷な環境下での作業」22.9%、2位「重い荷物の持ち上げ・運び出し」21.9%でした。勤務中の歩数が1万歩以上の人は35.7%です。

現場が最も負担を感じている作業と、機械に任せたいと考えている作業の1位が重なっている点が、本調査の特徴です。現場が求めているのは人の置き換えではなく、体にかかる負荷の移し替えだといえます。

[図表2:ロボットに任せたい業務/大変だと感じる業務(n=1,031)]

■ 4. 半数を占める「どちらとも言えない」層の中身

「どちらとも言えない」と答えた508人の回答傾向を、全体と比較しました。 

項目

未決層(n=508)

全体(n=1,031)

「重労働から救う期待」が優勢

61.4%

65.5%

「重いものの持ち上げ・移動」を任せたい

56.7%

62.0%

任せたい業務が「あてはまるものはない」

25.6%

21.4%

勤務先にロボットが導入されていない

90.7%

87.7%

経営陣が現場の負担を理解していないと感じる

41.3%

42.7%

経営層を現場で「一度も見たことがない」

22.0%

20.6%

 未決層の6割は期待が優勢で、半数以上が任せたい作業を具体的に挙げています。態度が決まっていないのは反対の意思表示ではなく、9割が未導入の現場にいて判断の手がかりを持っていないことの反映と考えられます。

■ 5. 導入済み現場では、運搬負担の軽減や業務スピード向上などの変化

勤務先でロボットを「導入している」と答えた104人に導入によって得られた変化を尋ねると、上位は「手作業での運搬が減った」25.0%、「重い荷物を持ち上げる機会が減った」22.1%、「業務のスピードが向上した」21.2%でした。

項目

変化を実感した層(n=70)

ロボットに満足している(「満足」+「やや満足」)

64.3%

今後も導入してほしい(希望)

70.0%

導入に「してほしくない」(希望しない)

8.6%

「どちらとも言えない」

21.4%

また、導入済み現場の104人にロボットへの満足度を尋ねたところ、「満足」+「やや満足」は64.3%でした。ロボット導入後の現場では、運搬作業の削減や重量物を扱う機会の減少といった作業負担の軽減だけでなく、業務スピードの向上も変化として挙げられており、物流オペレーションの改善につながる可能性が示されています。

※本項の比較は小サンプル(n=70)に基づく傾向であり、母集団全体の推計値ではありません。

■ Exotec Nihon株式会社 代表取締役 アジアパシフィック地域社長 立脇 竜 コメント

「物流業界では今後、人手不足がさらに大きな経営課題となることが予想されます。限られた人員で物流オペレーションを維持し、事業の成長を支えていくためには、自動化を単なる省人化ではなく、物流の生産性を高めるための経営投資として捉えることが重要です。

今回の調査では、ロボットに『雇用が奪われる不安』より『重労働から救う期待』が大きいと答えた方が65.5%となり、導入に反対する方は14.3%にとどまりました。また、実際にロボットが導入されている現場では、『手作業での運搬が減った』『重い荷物を持ち上げる機会が減った』ことに加え、『業務のスピードが向上した』という回答も挙げられています。ロボットによる自動化は、物流効率を高めながら、現場で働く人の負担を軽減する可能性を持っています。

 今後、人材の確保がさらに難しくなることを見据えれば、経営者には、限られた人員をより有効に活用しながら物流のキャパシティと生産性を高めると同時に、人が安全に長く働ける環境をつくるという両方の視点が求められます。物流の効率化は、安定したオペレーションを実現し、将来的な事業成長や収益力の向上を支える基盤にもなります。Exotecは、導入前から現場の課題に耳を傾け、効果を検証しながら継続的に運用を改善することで、物流効率と働きやすさの両方を高める企業の取り組みを支援してまいります。」

Exotecは今後も、倉庫で働く方々の負担・定着とロボットへの受け止め方、導入による業務の変化に関する実態を可視化するとともに、人手不足を見据えた物流効率の向上と働きやすい現場づくりを両立する自動化のあり方を発信していきます。

■ 調査概要 

項目

内容

調査名

倉庫・物流センター勤務者に関するアンケート

調査主体

Exotec Nihon株式会社

調査実施機関

株式会社マクロミル

調査方法

インターネットリサーチ

調査期間

2026年8月21日〜8月27日

調査対象

製造業・卸売小売業・物流関連業に勤務し、倉庫業務を週3日以上行っている20〜69歳の男女

有効回答数

1,031人(20代119人/30代294人/40代206人/50代206人/60代206人。男性646人/女性385人)

※「雇用が奪われる不安/重労働から救う期待」は、AIを活用したロボットの導入について不安と期待のどちらが大きいかを尋ね、期待側・不安側の各区分をそれぞれ合算したものです。

※ロボット導入現場を対象とした集計(n=104、うち変化を実感した層n=70)は小サンプルに基づく傾向です。

※構成比は小数第2位を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があります。複数回答の設問は合計が100%を超えます。

※年代別に回答者数を割り付けているため、全国の倉庫・物流センター勤務者の人口構成をそのまま再現したものではありません。本文の記述はいずれも「本調査における」結果です。

※設問間の比較は関連を示すものであり、因果関係を示すものではありません。

※本調査結果を引用・掲載いただく際は、出典として「Exotec Nihon株式会社調べ」と明記いただきますようお願いいたします。

※調査データの詳細(設問全文、単純集計表、性別・年代別クロス集計表)、図表画像、現場取材・役員取材のご相談は、下記お問合せ先までご連絡ください。

Exotecについて

Exotec は、世界を代表するブランド企業に向けて、洗練されたGoods to personの倉庫ロボティクスソリューションを提供しています。業務効率化、耐障害性と回復力を高め、倉庫作業者の負荷を軽減し、労働条件を向上させるフレキシブルな倉庫システムを構築するため、最高性能のハードウェアとソフトウェアを組み合わせています。UNIQLO、ヨドバシカメラ、三井不動産、Carrefour、Decathlon、GAPといった業界をリードする50以上のブランド企業がExotecのソリューションを利用してオペレーションを改善し、急速に変化するビジネスモデルや顧客の期待に柔軟に対応しながら、収益拡大を実現しています。

詳しくは会社HP(https://www.exotec.com/ja/)をご参照ください。

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


ビジネスカテゴリ
物流・倉庫・貨物
ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

Exotec Nihon株式会社

0フォロワー

RSS
URL
https://www.exotec.com/ja/
業種
製造業
本社所在地
東京都港区港南2-15-1 品川インターシティA棟18階
電話番号
-
代表者名
立脇 竜
上場
未上場
資本金
-
設立
2020年04月