ICクレジットカードに関する消費者意識調査
2022年12月23日
日本クレジットカード協会
石塚 啓 会長
ICクレジットカードに関する消費者意識調査
銀行系クレジットカード会社で組織されている日本クレジットカード協会(略称JCCA)は、クレジットカードの利用実態やICクレジットカードに関する消費者の意識・志向を探るため、クレジットカードを保有する全国の消費者(20歳~69歳の男女)を対象にインターネットで「2022年度 ICクレジットカードに関する消費者意識調査」を実施いたしました。
【回収サンプル数】 2,100サンプル
【調査時期】 2022年7月14日(木)~20日(水)
【調査実施機関】 株式会社日本リサーチセンター
日本クレジットカード協会
石塚 啓 会長
ICクレジットカードに関する消費者意識調査
銀行系クレジットカード会社で組織されている日本クレジットカード協会(略称JCCA)は、クレジットカードの利用実態やICクレジットカードに関する消費者の意識・志向を探るため、クレジットカードを保有する全国の消費者(20歳~69歳の男女)を対象にインターネットで「2022年度 ICクレジットカードに関する消費者意識調査」を実施いたしました。
【回収サンプル数】 2,100サンプル
【調査時期】 2022年7月14日(木)~20日(水)
【調査実施機関】 株式会社日本リサーチセンター
ICクレジットカード保有者の暗証番号の認知率は89.2%(前回調査2019年度比:+2.9%)であることがわかりました。
一方、サインを利用したいという人は9.9%、PINバイパス※がなくなった場合に困ると回答した人は35.2%いたため、暗証番号の安全性を業界として更に周知していく必要があることもわかりました。
※PINバイパス・・・サインなどにより暗証番号の入力を迂回すること
主な調査結果は、以下のとおりです。
■ICクレジットカードの保有・利用率
ICクレジットカード認知者のうち、ICクレジットカードの保有率は91.9%(※)、利用率は80.4%。(図表1)
※クレジットカードへのIC機能搭載が必須化されていることから、「認知・非保有者(8.1%)」には、プリペ
イドカード保有者やIC機能への誤った認識による回答が含まれると推測。
ICクレジットカードの利用伸長率は、全年代で6.5%増加、男性20代、女性20~30代が10%以上増加し、
幅広い年代に浸透(図表2)しているものの、ICクレジットカードの認知度向上に向けては更なる取組みが
必要であることがわかりました。
【詳細データ】
(図表1)ICクレジットカードの保有・利用率 ※「非認知者」は分母、分子より除外
※「保有・非利用者」は、主には保有するICクレジットカードの磁気式機能やタッチ決済を利用している、
もしくはクレジットカード自体を利用しない人]
ICクレジットカード保有者のうち、タッチ決済の認知率は79.8%と高いものの、保有率は54.2%、利用率は30.9%に留まっています。タッチ決済利用者のうち、タッチ決済のみ使用は8.5%、タッチ決済を中心に使用は37.7%で46.2%はタッチ決済中心の利用であることがわかりました。(図表3)
性・年代別でタッチ決済利用率をみると、男性20代(54.8%)、男性30代(47.9%)で利用率が4割を超えて、男性若年層の利用が高くなっています。(図表4)
【詳細データ】
ICクレジットカード保有者の内、暗証番号を「しっかり覚えている+何となく覚えている」は89.2%(2019年は86.3%で2.9%増)にのぼります。(図表5)
暗証番号をしっかり覚えている人は、クレジットカードの利用頻度が多く、クレジットカード申込時に暗証番号の必要性を理解していることがわかります。(図表6)
【詳細データ】
(図表5)ICクレジットカードの「暗証番号」認知度
(図表6)暗証番号認知・非認知別のクレジットカード利用、申し込み時の暗証番号用途理解
クレジットカード保有者へ暗証番号とサインどちらを利用したいか確認したところ、「暗証番号を使いたい+どちらかといえば暗証番号を使いたい」は63.1%と高く、「サインを使いたい+どちらかといえばサインを使いたい」は9.9%と低いことがわかりました。(図表7)
暗証番号を入力したくないシーンで、暗証番号利用意向者と比較して、サイン利用意向者は「暗証番号を忘れた時」が27.8%と高いです。(図表8)
ただし、サイン利用意向者の56.8%が、暗証番号の必要性を感じており、安全性が高いことは認識されていいます。(図表9)
【詳細データ】
(図表7)暗証番号とサインの利用意向
(図表8)暗証番号入力をしたくないと感じたシーン
(図表9)暗証番号入力の必要性
PINバイパスが無くなった場合に「困る計」は、35.2%です。困る理由は「暗証番号」の不認知に関する内容が上位を占めます。(図表10)
困る人の特徴は、44.1%が暗証番号をしっかり覚えておらず、暗証番号決済は暗証番号を「覚えるのが面倒」「入力が面倒」と感じています。ただし、安全性を考えると、暗証番号の入力の必要性を約8割が理解しています。(図表11)
【詳細データ】
(図表10)PINバイパスが無くなった場合の影響
(図表11)PINバイパスが無くなった場合に困る人の特徴
以 上
一方、サインを利用したいという人は9.9%、PINバイパス※がなくなった場合に困ると回答した人は35.2%いたため、暗証番号の安全性を業界として更に周知していく必要があることもわかりました。
※PINバイパス・・・サインなどにより暗証番号の入力を迂回すること
主な調査結果は、以下のとおりです。
■ICクレジットカードの保有・利用率
ICクレジットカード認知者のうち、ICクレジットカードの保有率は91.9%(※)、利用率は80.4%。(図表1)
※クレジットカードへのIC機能搭載が必須化されていることから、「認知・非保有者(8.1%)」には、プリペ
イドカード保有者やIC機能への誤った認識による回答が含まれると推測。
ICクレジットカードの利用伸長率は、全年代で6.5%増加、男性20代、女性20~30代が10%以上増加し、
幅広い年代に浸透(図表2)しているものの、ICクレジットカードの認知度向上に向けては更なる取組みが
必要であることがわかりました。
【詳細データ】
(図表1)ICクレジットカードの保有・利用率 ※「非認知者」は分母、分子より除外
※「保有・非利用者」は、主には保有するICクレジットカードの磁気式機能やタッチ決済を利用している、
もしくはクレジットカード自体を利用しない人]
(図表2)年代別のICクレジットカード利用率
■ICクレジットカードタッチ決済の認知・保有・利用率
ICクレジットカード保有者のうち、タッチ決済の認知率は79.8%と高いものの、保有率は54.2%、利用率は30.9%に留まっています。タッチ決済利用者のうち、タッチ決済のみ使用は8.5%、タッチ決済を中心に使用は37.7%で46.2%はタッチ決済中心の利用であることがわかりました。(図表3)
性・年代別でタッチ決済利用率をみると、男性20代(54.8%)、男性30代(47.9%)で利用率が4割を超えて、男性若年層の利用が高くなっています。(図表4)
【詳細データ】
(図表3)ICクレジットカードタッチ決済の認知・利用率
(図表4)年代別のICクレジットカードのタッチ決済利用率
■暗証番号の認知度
ICクレジットカード保有者の内、暗証番号を「しっかり覚えている+何となく覚えている」は89.2%(2019年は86.3%で2.9%増)にのぼります。(図表5)
暗証番号をしっかり覚えている人は、クレジットカードの利用頻度が多く、クレジットカード申込時に暗証番号の必要性を理解していることがわかります。(図表6)
【詳細データ】
(図表5)ICクレジットカードの「暗証番号」認知度
(図表6)暗証番号認知・非認知別のクレジットカード利用、申し込み時の暗証番号用途理解
■暗証番号利用意向とサイン利用意向
クレジットカード保有者へ暗証番号とサインどちらを利用したいか確認したところ、「暗証番号を使いたい+どちらかといえば暗証番号を使いたい」は63.1%と高く、「サインを使いたい+どちらかといえばサインを使いたい」は9.9%と低いことがわかりました。(図表7)
暗証番号を入力したくないシーンで、暗証番号利用意向者と比較して、サイン利用意向者は「暗証番号を忘れた時」が27.8%と高いです。(図表8)
ただし、サイン利用意向者の56.8%が、暗証番号の必要性を感じており、安全性が高いことは認識されていいます。(図表9)
【詳細データ】
(図表7)暗証番号とサインの利用意向
(図表8)暗証番号入力をしたくないと感じたシーン
(図表9)暗証番号入力の必要性
■PINバイパス廃止時の影響
PINバイパスが無くなった場合に「困る計」は、35.2%です。困る理由は「暗証番号」の不認知に関する内容が上位を占めます。(図表10)
困る人の特徴は、44.1%が暗証番号をしっかり覚えておらず、暗証番号決済は暗証番号を「覚えるのが面倒」「入力が面倒」と感じています。ただし、安全性を考えると、暗証番号の入力の必要性を約8割が理解しています。(図表11)
【詳細データ】
(図表10)PINバイパスが無くなった場合の影響
(図表11)PINバイパスが無くなった場合に困る人の特徴
以 上
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