SPACE WALKER、福島県南相馬市と連携協定を締結
ースペースプレーン開発拠点を新設、南相馬市への本店移転も視野にー
株式会社SPACE WALKER(本社:東京都港区、代表取締役CEO:眞鍋顕秀、以下「スペースウォーカー」)は、福島県南相馬市(市長:門馬和夫)と連携協定を締結しました。本協定は、SPACE WALKERが推進する有翼式再使用型ロケット(以下「スペースプレーン」)及び各種コンポーネントの開発と将来的な量産化を視野に入れた生産体制の構築し、地域産業の活性化や人材育成を促進することを目的としています。

福島県南相馬市は、ロボットや先端技術の研究・開発を支援する環境を整備し、宇宙関連産業等の新産業の育成にも注力しています。スペースウォーカーは、そのような整った環境の中、スペースプレーンの一大開発拠点を開設し、新たな産業基盤の形成にも寄与してまいります。
加えて、当社は2025年5月を目処に、東京都千代田区から、福島県南相馬市へ本店移転を予定しております。これにより、南相馬市の地域との連携を強化し、南相馬市と一体になり、南相馬市の地域の皆さんと共に産業発展に寄与し、企業として社会的価値を創出してまいります。
連携協定の概要
本協定に基づき、SPACE WALKERと南相馬市は以下の取り組みを進めます。
(1)スペースプレーン及び各種コンポーネントの開発における市内事業者との連携、雇用創出に関する事項
(2)各種試験の支援に関する事項
(3)市内教育機関と連携した宇宙・科学技術に係る人材育成に関する事項
(4)相互の認知度向上に関する事項
(5)その他相互に連携協力することが必要と認められる事項
具体的実施内容
-
当社が行うスペースプレーン及び各種コンポーネントの開発と将来的なスペースプレーンの量産化を見据えて、 市は同社と市内事業者との連携を促しサプライチェーン構築を支援するとともに、同社は雇用の創出を図ることにより、市内製造業の更なる活性化を目指す。
-
当社が行うスペースプレーン及び各種コンポーネントの開発において、市は各種試験の拠点となる候補地の選定を支援するとともに、同社が展開する事業に関し、理解醸成に向けた住民等への情報提供等を支援する。
-
当社は市内の教育機関を対象とした出前授業等を通じた教育プログラムの実施や、インターンシップの受入等により、市内の学生が宇宙・科学技術について学ぶ機会を創出し、次世代を担う人材の育成に協力する。
-
当社及び市の双方は、この協定による取組を市内外へ積極的に発信し認知度向上に努める。
【福島県南相馬市長 門馬和夫氏からのコメント】
この度はSPACE WALKER様と連携協定を締結することができ、誠に喜ばしく存じます。今年度から宇宙戦略基金事業が開始されるなど、我が国の宇宙産業の事業主体が「官」から「民」に移りつつある中、SPACE WALKER様の本市進出には大いに期待を寄せています。
SPACE WALKER様は、本市を拠点として活動されるにあたり、市内事業者とのサプライチェーン構築や雇用創出に加え、次世代を担う人材の育成等、まさに市と一体となった取組を進められることは心強い限りです。
市では、宇宙産業に代表される新産業に取り組む皆様のチャレンジを応援しています。
SPACE WALKER様がこの地から大きく飛躍できるよう、本市の特色を活かした支援に今後も力強く取り組んでまいります。
【代表取締役CEO 眞鍋顕秀のコメント】
この度は福島県南相馬市と連携協定を締結することができ、心より感謝申し上げます。私たちのスペースプレーン開発の新たな一歩を、ここ南相馬で踏み出せることができ、大変誇りに思います。この地は、未来へ挑戦する強い意志と、復興を遂げてきた力強さを併せ持つ場所です。私たちSPACE WALKERは、世界初の技術を武器に、ここから新たな産業を築き、世界へ挑みます。まずはスペースプレーンの心臓部となるエンジン開発拠点として。やがて、スペースプレーンの鍵を握るすべての技術をこの地で生み出し、地球と宇宙をつなぐ扉を開いていきます。日本の未来を、そして世界の未来を、私たちの翼で切り拓いていく新たな門出に、ぜひご期待ください。
【会社概要:SPACE WALKER】
会社名 : 株式会社SPACE WALKER
本社 : 東京都港区新橋3-16-12 第一横山ビル3階
代表者 : 代表取締役CEO 眞鍋 顕秀
設立 : 2017年12月
HP :https://www.space-walker.co.jp/
スペースウォーカーは、誰もが飛行機に乗るように自由に地球と宇宙を行き来する未来の実現を目指し、持続可能な宇宙輸送手段を提供するために、有翼式再使用型ロケット(スペースプレーン)の研究開発を行っている東京理科大学発スタートアップです。また、宇宙開発における軽量化技術を転用し、地球の脱炭素化に資する次世代複合材タンクの開発・製造・販売も手掛けています。
すべての画像