製造現場のDXを加速!エッジAI異常検知ソリューション「VADQoreシリーズ」が生成AIとの連携を実現

~MCPサーバー対応とリザバーコンピューティング技術「QoreConnect」により、現場データの即時分析と自然言語での設備管理が可能に~

株式会社QuantumCore

 株式会社QuantumCore(本社:東京都品川区、代表取締役CEO:秋吉信吾)は、エッジAI異常検知ソリューション「VADQoreシリーズ」において、生成AIとの直接連携を可能にする「MCPサーバー機能」と、革新的なデータ転送技術「QoreConnect」の2つの新機能を実装致しました。

本製品は2025年6月18日~20日まで東京ビックサイトで開催される「SmartSensing 2025」にて展示致します。詳細につきましては下記展示会情報を御覧ください。
実際の検知精度や運用イメージをその場でご体験いただけますので、ぜひブースまでお越しください。

 【背景:製造現場が抱える課題】 

製造業のDX推進において、設備の異常検知や予知保全は重要な課題です。しかし、従来のシステムでは以下の問題がありました:

  専門知識の必要性
  データ分析には専門的な知識が必要で、現場担当者が直感的に活用できない

  リアルタイム性の欠如

  クラウド処理による遅延で、即座の判断が困難

 通信帯域の制約
  大量のセンサーデータ転送による通信コストの増大 

【新機能①:MCPサーバー対応 - 生成AIが現場の相談相手に】

 自然言語で設備と対話する新時代へ 

MCPサーバー機能により、OpenAI、Gemini、Claude DesktopなどのLLMと直接連携。現場データを自然言語で問い合わせることが可能になりました。

MCP対応でオンデバイスで生データを学習判定し、MCPにより各種LLMより制御が可能に

活用例:

 「今日のラインごとの稼働状況は?」
「不良率が上がっているラインはどこ?」
「人員ごとの生産性レポートを作成して」 

熟練工の経験と知識を持つAIアシスタントが、24時間365日、現場の意思決定をサポートします。

 【新機能②:QoreConnect - 次世代データリンク技術】

 リザバーコンピューティングによるカオス同期(多チャンネル低精度通信)と残差送信(中チャンネル高精度)のハイブリッドでデータをテレポート!カオス同期では帯域不変のリアルタイム通信を実現

リザバーコンピューティングによるカオス同期技術では、複数ch入力になってもレイテンシー無しで送信帯域は一定

リザバーコンピューティング技術を活用した「QoreConnect」は、複数センサーのデータを驚異的な効率で転送:

低レイテンシー
 圧縮のようにバッファリング不要!リアルタイム性を完全に保持 

帯域不変
 センサー数が増えても転送量は一定 ※精度は低下、高精度が必要な場合は残差送信型を選択

低消費電力
 BLEなどの低帯域通信でも複数センサーの統合管理が可能 

【導入効果:現場の生産性が劇的に向上】 

  1. 即座の意思決定 
    エッジでの学習・推論により、10秒程度の振動データから異常を検知。
    ネットワーク遅延なく、その場で判断可能。

  2. 誰でも使える直感的な操作 
    専門知識不要。
    自然言語での問い合わせにより、新人でもベテランと同等の設備管理が可能に。

  3. 設備全体の統括管理

    QoreConnectにより、工場内の数十台のセンサー情報を低コストで一元管理。
    生成AIによる俯瞰的な分析レポートも自動生成。 

独自のリザバーコンピューティングによるカオス同期技術「QoreConnect」により複数センサーを結果をまとめて転送可能

【エッジAI製品ラインナップ】

エッジAI製品ラインナップ

 

VADQore ディスプレイ付き

現場での直感的な状態確認を実現する、ディスプレイ搭載モデル。
音・振動・電流波形の複合解析により、異常検知、作業分析、話者識別など多彩な機能を提供します。

 VADQore Sense 指先サイズ

わずか指先サイズの超小型設計により、狭小スペースへの設置が可能。音と振動の解析に特化し、異常検知や作業分析を高精度で実現します。

 VADQore Pro マルチセンサ[9月出荷予定]

振動・音声・温度・ミリ波の4つのセンサーを統合した最上位モデル。異常検知、作業分析、話者識別に加え、人物推定や領域侵入検知など、高度なセキュリティ機能も搭載しています。

振動・音・温度・ミリ波に対応したVADQore Pro

※各製品の詳細仕様については、お問い合わせください。

 【ソリューションラインナップ】
 VADQore View - 現場の見える化ソリューション 

 ■ ベーシックプラン(月額5万円) 
  シンプルな異常・正常判定の通知機能。
  リアルタイムアラートで現場の状態を即座に把握できます。 

 ■ AI連携プラン(価格応相談)
  MCPサーバー対応により、各種LLMと連携。
    自然言語での問い合わせが可能になり、「今日の稼働状況は?」といった質問に即座に回答します。 

 ■ プレミアムプラン(価格応相談)※2025年7月提供開始 
    上記機能に加え、QoreTune機能を統合。
    AIモデルの継続的な最適化により、より高精度な異常検知を実現します。

VADQore View(プレミアム)

[VADQore Viewの詳細はこちら]

 QoreTune - AIモデル最適化ソリューション(アカウントにより価格応相談)

 VADQore Viewで収集したデータを活用し、お客様の環境に特化したAIモデルのチューニングが可能。


 導入後も継続的に精度向上を図ることができます。 

[QoreTuneの詳細はこちら]

 【今後の展開】 

2025年7月より順次出荷開始予定。
製造業をはじめ、インフラ設備、物流倉庫など、幅広い産業分野での導入を見込んでいます。

 【展示会情報】
Smart Sensing / SEMISOL

小間番号:K-16

詳細につきましては下記を御覧ください。
https://smartsensingexpo.eventos.tokyo/web/portal/1047/event/13176/module/booth/335987/307912?_gl=1%2ae229s0%2a_gcl_au%2aMTI3NTY0NDA1My4xNzQ3Mjk0OTYy

 【株式会社QuantumCoreについて】 

株式会社QuantumCoreは、リザバーコンピューティング(Reservoir Computing)技術を世界に先駆けて実用化し、センサーハブレベルのマイコン上でも軽量に学習から推論まで行うオンデバイス学習ソリューションを提供するスタートアップです。音・振動・電波・電流など多様な時系列データを扱う独自技術を強みに、従来の中央集約型AIから“エッジ”へとシフトすることで、環境や個人に最適化されたAIを実現し、社会の非対称性を均します。センサーデバイスの性能を最大限に引き出しつつ、より緻密かつ省電力で動作するAIを通じて、新たなスマートシステムや製造業のDXを支援しています。

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会社概要

株式会社QuantumCore

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URL
https://www.qcore.co.jp
業種
サービス業
本社所在地
東京都品川区西五反田2-14-13
電話番号
-
代表者名
秋吉 信吾
上場
未上場
資本金
-
設立
2018年04月