運転代行配車プラットフォーム「AIRCLE（エアクル）」2023年10月1日より埼玉県にて実証実験を開始。11月は配車数を倍増。

さいたま市運転代行協会と協業し、エアクルとして5つめの拠点開拓。初回限定クーポンも配布中。

アルパカラボ

2023年11月7日 09時00分

運転代行配車プラットフォーム「AIRCLE（エアクル）」を展開する株式会社Alpaca.Lab（所在地：沖縄県中城村、代表取締役：棚原生磨、以下当社）は一般社団法人埼玉県自動車運転代行連絡協議会さいたま支部（所在地：埼玉県さいたま市、以下さいたま市運転代行協会）と協業し、10月1日（日）より埼玉県さいたま市とその周辺地域へ進出いたしました。順調にアプリ登録者数が伸び、11月は配車数を倍増予定です。
また、埼玉県のサービス開始を記念して、エアクルで利用できる初回限定1000円割引クーポンをプレゼントします

埼玉県進出の背景

　埼玉県には運転代行業者が164業者登録されており（2023年9月末時点）、非効率的な業務形態や価格競争など、沖縄県と同様の課題を抱えています。また、大都市圏でありつつも運転代行文化が根付いているという共通点があります。　埼玉県のさいたま市運転代行協会でも運転代行業務の改善をしていきたいという機運が高まり、この度、業務改善にエアクルを利用いただくこととなりました。

　現在、当社とさいたま市運転代行協会は年末に向け、エアクルの認知活動強化とエアクル対応可能台数を増やす方向で調整を進めています。認知活動については、11月末ごろを目処に全ての随伴車両にアプリのプリントを貼り、認知を獲得していきます。エアクル対応可能台数については、現在8業者11台ですが、11月中旬を目処に26台まで増やす予定です。これにより、多くの需要に対応することが可能になります。

さいたま市代行協会と協業

　今回、埼玉県への進出にあたり、埼玉県さいたま市を中心に活動するさいたま市運転代行協会と協業し実証実験を進めております。さいたま市運転代行協会の運転代行業務の改善にエアクルを活用いただき、従来型の電話に加えてアプリで利用者からの注文に対応します。

　Alpaca.labとして5県目の進出になりますが、各県で運転代行文化に違いがあることを認識しています。現地の運転代行業者に使っていただくには現地の代行業務の理解、各県の利用者様の行動特性の把握は欠かせません。運転代行業者様の業務改善を目的として導入いただきつつ、Alpaca.Labは現地の運転代行文化や顧客行動の分析と理解を深めてサービスの改善に活かしてまいります。

　今回の協業では運転代行業者様の業務改善としてエアクルの導入をいただきつつ、サポート体制を構築し、利用者の皆様に新しい移動体験の提供を目指します。

継続可能な事業の確立に向けて活用して行きたい

　運転代行業界の大きな課題の一つに「業として継続することが困難な低い収益性」が挙げられます。これは平成初期から変わらぬ業界の過当競争が主因となっていて、従事者の低賃金が常態化することで人材確保が困難を極め、結果として業界の目的である飲酒運転根絶の受け皿としての役割を果たせない状況に陥っています。

さいたま市運転代行協会　副会長　尾崎淳一様

　また、小規模事業者が多く、従事者が高齢化していることで DX 化が特に遅れている業界となっており、個々の事業者の力だけでは業務の改善を図ることができないというのが実情です。さいたま市運転代行協会では、これらの諸問題に対応するために加盟する業者間で課題認識の共有を行い、課題解決の手段として運転代行アプリ「エアクル」を導入しました。事業者団体としてのエアクル導入は全国でも初の試みとなります。

　エアクル導入の最大の利点は、「顧客の共有」によって空車地点からより近い迎車が可能となり、空車回送時間の減少を図ることで時間効率（実車率）の上昇を期待できる点にあります。また、データ分析によるコストに見合った料金設定を行うことで、これまで遅れていた運転代行料金の変遷が加速し、最低賃金の上昇にも確実に対応できる「業としての運転代行」を確立できると期待しております。