データセンター事業用地取得に関するお知らせ
当社(東証スタンダード、証券コード:2134)は本日、当社が51%を出資する北浜GRF株式会社(以下、「北浜GRF」といいます。)を通じて、データセンター事業、太陽光発電事業および蓄電所事業を企画する忍者エナジー合同会社(以下、「忍者エナジー」といいます。)を買収し、忍者エナジーが権利を有する不動産売買契約に基づき、同社の名義で三重県伊賀市内の約27万㎡の土地を取得いたしました。
当社グループは今回取得した土地において、データセンター事業、データセンター事業向け太陽光発電所および系統蓄電事業を行う予定です。データセンターは大量の電力を消費するので、環境への負荷を軽減するために、再生可能エネルギーを活用することが世界的な潮流となっております。当社グループの計画は、データセンターで消費する電力の約30%を同じ敷地内で太陽光発電を行って調達し、さらに敷地内の蓄電所で蓄えた再生エネルギー余剰電力を夜間データセンターに供給するという、環境に配慮した設計となっております。
データセンター事業につきましては、低価格コンテナタイプ延床面積2.5万㎡、最大受電電力20,000kVAのデータセンターを建設する計画です。
太陽光発電事業につきましては、発電容量30MWの大規模太陽光発電施設を建設する計画です。既に中部電力パワーグリット株式会社より、特別高圧線への接続(最大受電電力20MW)についての回答を得ております。蓄電所事業につきましては、蓄電容量150MWhのバッテリーエネルギー貯蔵システムを構築する計画です。
当社グループが当該事業を取り組む場所として選定した三重県伊賀市は、地震や津波のリスクが低く、BCP対応力が高いこと、大阪・京都・神戸・名古屋等の大都市圏の中心地に位置し、名古屋・大阪から近鉄線で1時間、自動車で1時間20分と交通アクセスが良好なこと、国際海底ケーブルの2大陸揚げ拠点のひとつである伊勢志摩に近く、低レイテンシーな環境にあること(その上当社グループが取得した土地は、近鉄ケーブルネットワーク株式会社が光幹線を敷設する近畿日本鉄道の線路敷地に隣接しております。)、といった多くのメリットを有する立地条件を備えております。
データセンター事業の開始時期は2027年4月を予定しており、今後 10 年間(25 年3月期~34 年3月期)で売上高 47,884 百万円、営業利益 16,788 百万円、経常利益 10,388 百万円、税引前当期利益 23,988 百万円、当期純利益 14,418 百万円を見込んでおります(売上高内訳:太陽光発電売上 7,446 百万円、蓄電所売上 4,800 百万円、FCV 売上 7,008 百万円、データ枠販売売上 17,280 百万円、機器等販売 10,000 百万円、コンサルティング 1,350 百万円)。
当社グループは、これらの優位性を最大限に活用し、データセンター事業に取り組んで参ります。
【北浜GRFについて】
商号:北浜GRF株式会社
所在地:大阪府大阪市中央区北浜2-1-13
代表者:代表取締役社長 片岡 宣秀
事業内容:発電プラント及び蓄電所に関する事前調査、計画、設計、開発
電気・ガス・バイオマス燃料・温暖化ガス排出権等の売買、媒介
発電事業及び電力の購入、販売
各種コンサルティング業務
設立日:2024年7月26日
大株主及び持株比率:北浜キャピタルパートナーズ株式会社 51%
Green Rock Fuel Holdings株式会社 49%
【忍者エナジーについて】
商号:忍者エナジー合同会社
所在地:大阪市中央区島之内1-21-23
代表者:代表社員 北浜GRF株式会社 職務執行者 片岡 宣秀
事業内容:再生可能エネルギー資源を活用した発電所の施設運営業務
大株主及び持株比率:北浜GRF株式会社100%
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