IFS、EmpowerMX社を買収

EmpowerMXの強力なMROテクノロジーは、航空宇宙および防衛分野におけるIFSの産業用AIの提案にさらなる差別化と深みをもたらします

2024年7月10日、米国フリスコ発-クラウドおよび産業用AIソフトウェアのリーディングテクノロジーイノベーターであるIFSは、本日EmpowerMXの買収を発表しました。EmpowerMXは、AIを活用した航空メンテナンスソフトウェアプロバイダーであり、Airframe Maintenance Repair and Overhaul (MRO) ソリューションを専門としています。EmpowerMXは、エンブラエル、MROホールディングズ、デルタ航空、アメリカン航空などの世界最大の航空組織から信頼されています。

この買収により、IFSの産業用AIへのコミットメントが強化され、お客様が迅速に価値を引き出し、サービス時点でお客様へのサービス方法を改善できるようにする業界固有の機能の重要性が裏付けられます。航空宇宙および防衛のお客様にとって、これは効率の向上、生産管理の強化、ターンアラウンドタイムの最小化、メンテナンスコストの削減につながります。

EmpowerMXとIFSが連携することで、航空宇宙および防衛のお客様に、複数の役割を持つ複数のユーザーをサポートできる最も包括的で機能的なメンテナンス管理システムが提供されます。また、電子タスクカードとログブックの形式で、十分に文書化されたペーパーレスなガバナンスが提供されます。

この買収は、航空MROと航空業界が、サプライチェーンの混乱、労働力とスキルの不足、キャパシティの不足、コンプライアンス、ESGレポートなど、収益性と運用効率に悪影響を及ぼす複数の課題に直面しているときに、より多くの価値と産業用AIのイノベーションをお客様に提供します。

EmpowerMXのお客様は、IFSの機能とグローバルな規模を活用して、組み込み型のIFS.aiイノベーションのメリットを享受できるようになります。これにより、資産の可用性を最大化し、ベストプラクティスを提供し、コンプライアンスに準拠したデリバリーを実現できます。

IFSの航空宇宙および防衛ビジネスユニットのプレジデントであるScott Helmerは、「EmpowerMXとIFSの統合は、技術ビジョンの一致、深い専門知識、顧客価値への共通のコミットメントといった多くの相乗効果により、航空MROソフトウェア分野における当社のリーダーシップの地位を積極的に向上させる絶好の機会です。両社が協力することで、急成長するMRO分野へのリーチと足場を拡大するだけでなく、セキュリティ、安全性、効率性を向上させる産業用AIを活用したMROイノベーションによって、グローバルな航空宇宙および防衛のお客様のより広範なベースに対応することができます。」とコメントしています。

Helmerは、「EmpowerMXの世界クラスで確立された主要航空ブランドの顧客基盤は、サウスウエスト航空、エールフランス-KLM、ロッキード・マーティン、BAEシステムズなどの業界リーダーのリストを補完します。」と付け加えています。

EmpowerMXの創設者兼CEOであるDinakara Nagalla氏は、「EmpowerMXはMRO分野における技術革新の最前線にあり、EMXプラットフォーム、製品、サービスでチームが達成したことを非常に誇りに思っています。イノベーションを加速し、MROのお客様に創造する価値を拡大することができるIFSチームに参加できることを嬉しく思います。IFSのグローバルなプレゼンスにより、EmpowerMXはMROクライアントの迅速なターンアラウンド、収益成長の促進、IFSが製品に導入しているAI機能の活用を支援します。」とコメントしています。

IFSは、資産およびサービス中心の業界向けのEAM、ERP、およびFSMソリューションのリーダーとして独立して認識されています。航空宇宙および防衛業界では、IFS.aiが整備した航空機により、3億1000万人以上の乗客の方々が安全に飛行しています。

IDCのアフターマーケット・サービス戦略担当リサーチ・バイス・プレジデントであるAly Pinder氏は、次のようにコメントしています。「航空MROと航空業界にとって、デジタル変革の取り組みは、長いターンアラウンド時間、運航停止中の航空機、コンプライアンス遵守などの運用上の課題に対処するために不可欠です。 IFSは、航空MROソフトウェア市場の著名な企業として、世界最大の航空会社のいくつかがエンタープライズインテリジェンスシステムを近代化することで、これらの課題に対処するのを支援してきました。EmpowerMXの買収は、IFSの既存のクラウドベースの航空メンテナンスソリューションを補完し、MROセクターにおけるIFSの市場での地位を強化する機会を提供します。」

IFSについて:

IFSは、エンタープライズ・クラウド・ソフトウェアのプロバイダーとして、「ものづくり」、「サプライチェーン」、「設備の維持管理」、「サービス中心のビジネス」を支援するためのソリューションを開発し、世界各地の企業に提供しています。IFSの業界固有の要件に対応した製品は、1つのプラットフォーム上で、本質的に単一のデータモデルに結び付けられており、組み込み型のデジタルイノベーションを使用しています。これにより、お客様は、顧客にとって本当に重要なとき、すなわち「サービスの瞬間」に最善を尽くすことができます。各産業に深く精通したIFSのコンサルタントと広がり続けるエコシステムによって、IFSは業界のリーダーとして認められ、お客様に高く評価されています。現在、IFSは6,000人の従業員を擁し、IFSのソリューションは全世界で6,500社を超えるお客様に導入されています。IFSは世界各地の直営拠点やパートナーとともに、これらのお客様を支援しています。さらに詳しくはifs.com/ja をご覧ください。

IFSの評価

• IFSは、Gartner®の「Marketシェア:全ソフトウェア市場、ワールドワイド、2023」レポートにおいて、EAM市場シェアで第1位を獲得 (3年連続)

• Gartner     ® Peer Insights Customers’Choice 2023–クラウドERP

• IFSは、IDC     MarketScape:Worldwide Field Service Management Solutions 2023-2024でリーダーに選出

• Top     100 Companies (3位)、The Software Report、2023

EmpowerMXについて
テキサス州フリスコに拠点を置くEmpowerMXは、航空メンテナンス管理ソフトウェアソリューションの業界リーダーです。最先端のテクノロジーで知られるEmpowerMXは、メンテナンス、修理、オーバーホール (MRO) 作業を合理化および簡素化し、効率と生産性を向上させます。クラウドベースのモバイルファースト技術の革新的な使用を通じて、EmpowerMXは航空機メンテナンス分野の変革と近代化を続けています。

※本プレスリリースは、2024年7月10日に米国で発表されたニュースリリースの抄訳版です。