StockGraphyとBAGAN HOUSE、バガン漆器における3Dデジタルアーカイブ活用の検証を開始
株式会社StockGraphy(東京都 台東区 代表取締役:坂口秀之)は、ミャンマーの伝統工房であるThe Bagan House Lacquerware enterprise(ミャンマー マンダレー地方、CEO:Ma Maw)と連携し、バガン漆器の3Dデジタルアーカイブ活用の検証プロジェクトを開始しました。
本プロジェクトでは、バガン漆器のデジタルアーカイブ化に伴う技術的課題やその活用可能性を検証するとともに、ミャンマーの文化財関係者がデジタル技術を活用するための理解促進を図り、今後の各種取り組みの基盤となることを目指します。
■ 協業の背景と目的
バガン漆器は、熟練の職人技と豊かな文化が息づく伝統工芸品であり、その保存と伝承には常により効果的なアプローチが求められています。
本プロジェクトでは、バガン漆器の3Dデジタルアーカイブデータを試験的に作成することで、デジタルを通じた文化保存および新たな情報発信の可能性を探るとともに、現地の文化財関係者の技術活用に対する理解を深めることを目的としています。
■ ミャンマーの漆器について
ミャンマーの漆器は、500年以上の歴史を誇り、14世紀頃からその伝統が受け継がれてきた工芸品です。特に、バガン地方の漆器は、針を用いた独自の装飾技法が特徴で、繊細かつ創造性豊かなデザインを生み出しています。伝統的な天然漆と地元で採れる原料を厳選して使用する製作プロセスは、徹底した品質管理のもとで行われ、その卓越した芸術性と技術力は国内外で高い評価を得ています。
■ BAGAN HOUSEについて
The Bagan House Lacquerware enterpriseは、現経営者の曽祖父が1930年に「サヤ・グン」という名称で創業しました。90年以上にわたり、熟練の職人が一品一品丹念に手作業で製作した漆器は、大英博物館をはじめ、著名なコレクターによって貴重な所蔵品として評価されています。
4代目を担うMa Maw氏は、先祖から受け継いだ伝統を堅持しつつ、現代的な感性を取り入れた漆器や家具の製造に取り組むことで、伝統と革新の融合を実現しています。










■ 本プロジェクトで生成した3Dデータ








■ 本取り組みに用いるRealityScan (旧RealityCapture)について
RealityScanは、世界のプロフェッショナルの現場で使われるフォトグラメトリーソフトウェアです。
写真データ、レーザースキャンデータまたはその両方から、高精度の3Dモデルを作成できます。
また、RealityScanは現在業界で最速のソリューションです。
高速な処理により業務効率を上げ、本質的な目的の達成に集中できます。

【RealityScan (旧RealityCapture)の製品ページ】
https://begin3d.com/jp_realityscan/
■ BAGAN HOUSEのwebサイト
URL : https://www.baganhouse.com/
■ StockGraphyのwebサイトとお問い合わせ窓口
会社名 : 株式会社StockGraphy
URL : https://www.stockgraphy.com/jp/
・お仕事のご依頼やご導入につきましては、下記webページにお問い合わせ窓口を設けております。
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