多様な絆のかたちプロジェクト第三弾「里親・養子縁組養親とのオンライン交流会」を開催

生の声を聴き、疑問や悩みを語り合い、理解を深める

特定非営利活動法人Fine

2025年5月30日 14時00分

不妊治療に取り組む患者をはじめ不妊・不育で悩む人をサポートするセルフサポートグループNPO法人Fine（ファイン）から立ち上がった、里親や養子縁組について理解を深めていくことを目指す「多様な絆のかたちプロジェクト」は、６月14日（土）に「里親・養子縁組養親とのオンライン交流会」を実施いたします。

【概要】

多様な絆のかたちプロジェクト～産む以外の選択肢への理解を進めよう～第三弾　「里親・養子縁組養親とのオンライン交流会」

日　　時： 2025年6月14日（土）10:00～12:00

参加費：無料

開催方法： Zoomによるオンライン

内　　容：

①不妊治療を経て里親や特別養子縁組の養親となられたお二人の体験談

②ゲストとの交流会

【背景】

日本では、産みの親のもとで育つことのできない子どもの多くが施設で暮らしており、その子どもたちを家庭的な環境で育てることが社会的に求められています。しかし、日本では未だ諸外国に比べ血縁のない親子関係は理解されにくく、情報に接する機会も少ないのが現状です。

実際に、これまでFineには「産む以外の選択肢を考え始めた頃には年齢が高くなっていて、養子縁組をあきらめざるをえなかった」など、実子以外の選択肢についてもっと早く知っていれば、という後悔の声が数多く寄せられていました。

その声を受け、昨年、Fineの内部に「多様な絆のかたちプロジェクト」が立ち上がりました。一人でも多くの子どもが温かな家庭で暮らすことができるように、また、子どもを望む夫婦が機を逃さず自分たちらしい選択ができるように、さまざまなイベントを通じて里親や養子縁組について理解を深めていくことを目指しています。

第一弾は特別養子縁組をした家族のドキュメンタリー作品の上映会、第二弾はご自身も里親と養親であり長年当事者支援をされているお二人の講演会を開催しました。

第三弾となる今回は、不妊を経験したのちに里親や特別養子縁組の養親となられたお二人をお招きし、決断の経緯や子育ての体験談などをお聞きします。そしてゲストのお二人を交えて交流会をも行ない、さらに詳しくお話をお伺いするとともに、参加者同士が日ごろの疑問や悩みを自由に話し合える場といたします。

体験談はどなたでも聞くことができますが、交流会は「同じような経験をしてきて、現在似たような思い（里親や養子縁組への関心）を抱いている方とお話ししたい」という当事者の気持ちを大切にしたいため、不妊・不育当事者であり実子以外の選択に関心をお持ちの方のみを参加対象といたします。

参加者の皆さまにとって、今まさに知りたい情報を得るとともに、ご自身やパートナーの本当の気持ちと向き合う機会となることを願っています。